夜になり、一息落ち着いたところで、2回目の更新です。
先週に総務委員会で行った視察調査について、報告します。
初日の25日は、羽田空港経由で熊本空港へ。
翌26日は、まずは「熊本県警」を訪問。
組織犯罪対策担当参事官の潮崎警視から、「繁華街・歓楽街における暴力団排除について」の現状や課題をお聞きし、意見交換を行なった。
熊本県下の約7割が熊本市に集中し、5年ほど前から暴力団同士の対立抗争が激化。断続的に拳銃使用による殺人・殺人未遂事件が多数発生している。
繁華街には8箇所の事務所が乱立し縄張り争いを展開していることから、地域住民が主体的に‘ポリスセンター’を設置し、交代で人を配置して治安維持・警戒に務めているとのことである。
昼食後に、昨年開通したばかりの新幹線で鹿児島市へ移動。
桜島までは、24時間フェリーが運航されており、片道約15分程度(大人料金150円)で、シャトルバスのように待つことなく乗船できる。
「桜島国際火山砂防センター」では職員の方から、過去の噴火状況や対策などの説明を受け、意見交換を行なった。
その間にも1度噴火があった。
右側白いのは雲ではなく、噴火口から出てる水蒸気。
風向きが逆なので、灰に降られることはなかったが、この後向かう予定だった向こう側には行くことができなかった。
こうした噴火は昨年996回計測しているが、今年に入ってはすでに160回ほど起きており、異常にペースが早いとのことだ。
だが、住民にとっては当たり前で、年に1回の避難訓練も参加者がすくなってきているなど、慣れからくる油断が危惧されているとのことである。
次の日(27日)は、鹿児島県議会(県庁)を訪問。
危機管理局から、「地域防災計画」「原子力安全対策」についてご説明いただき、意見交換を行なった。
これまで津波被害の想定はどこも低く、鹿児島県下においても津波ハザードマップの作成済み市町村数は、海岸線を有する自治体数39のうち、わずかに5市町村のみである。
東日本大震災を受けて、これまでの防災計画・原子力災害対策の見直しが行なわれているが、いずれも国の防災指針の改定には時間を要するとして、それまでの間暫定的に’独自判断’ で行なわれている。
北海道としても、こうした姿勢は大いに見習わないければならないと、強く感じたところである。
その後、羽田経由にて帰道した。
PS.
時間の合間に熊本城へ。
総務委員会のメンバーだからか?、たまたま避難訓練やってた。
けど、お城に消防車、、、
やっぱり似合わないなぁ。。
最後はお決まりの? ワンショットで終わりです。