詩『言葉の街から』 対話シリーズ
4099
秋が通り過ぎていく
(ぼくの内も
あきがとおりすぎてゆく)
4100
敗戦が通り過ぎて行く時
若き吉本青年も
山本さんも異様な時に静かに耐えた
4101
大きなものも小さなものも
僕の内外(うちそと)を
避けようもなく通りすぎて行く
4102
そうして少しずつ
この世の流れを
言葉の手前で感じ取ってゆく
4099
秋が通り過ぎていく
(ぼくの内も
あきがとおりすぎてゆく)
4100
敗戦が通り過ぎて行く時
若き吉本青年も
山本さんも異様な時に静かに耐えた
4101
大きなものも小さなものも
僕の内外(うちそと)を
避けようもなく通りすぎて行く
4102
そうして少しずつ
この世の流れを
言葉の手前で感じ取ってゆく