毎日千メートルを越える標高で泊まると、夜間はちょうど快適である。
早朝からガスが立ち込めるなか、四国中央部の一等三角点のある▲立川工石山に登った。
急登の植林地が終わると自然林になり、やがて稜線に出る。
南側に聳える▲白髪山が見える筈であるが、ガスが濃くて近くの木々以外に何も見えない。
こんなときは、足元の小さな花を探しながら登っていく。
途中の岩清水も猛暑の為か、枯れていた。
岩が重なった、山頂直下の標識のある展望台についたが、依然としてガスが濃い。
すぐ先の三角点のある▲立川工石山頂上に向かった。
再度大岩に戻り食事を食べて、ガスが晴れるのを待ったが、今日はダメそうだ。
ここは三度目と思うが、春のアケボノツツジが見事である。
また晴れていれば、四国中央部に位置するため西に石鎚山系、東には三嶺などの剣山山系が見渡せる展望台である。
今回は下界の猛暑をよそに、少し秋の様相を感じることが出来た。
今日は展望を諦めて、下山することにした。
しばらく下った頃、ガスが晴れだし近くの▲白髪山が見えてきた。
今日は一日誰にも会うことなく、無事下山した。
ここで、NHKテレビで「百名山」「二百名山」の一筆書グレートトラバースの田中陽希さんが立ち寄って有名になった?、大豊町の「ひばり食堂」で食事をすることにした。
2時ごろに行ったが、なんと八テーブルほどが満席の盛況だった。
やはりテレビの効果がスゴいのか?、このあたりに食堂が無いためか?は不明であるが驚いた。
話の種に、と例の「カツ丼」を食べてみた。
味は、田舎のカツ丼と言った印象であったが、やはりそのボリュームが凄い!
ダイエットどころか、満腹である。
多くの人がカツ丼を注文しているようだった。
女性用にミニ丼メニューもあった。
2時半過ぎに入ってきた人でも、「いつ混雑するかわからないので、相席でいいですか?」と言われていたのを聞いて、また驚いた。
その後、439号線を奥に進み、ムササビ温泉で入浴し、今夜の泊地を予定している▲中津明神山に向けて出発した。
小雨混じりのガスの中、長い挟路をグングン上がっていき、山頂直下の路肩で車中泊にしました。