昨夜の小屋山登山口の駐車場には、夕方から誰も来ず静かに車中泊が出来た。
同じカルスト台地でも、姫鶴平の喧騒とは大違いである。
山と言ってもこの地の目的はブナ原生林で、勾配もなく朝方の散歩のようであった。
放牧された牛の群れの側を通り入っていく。
五段高原の牛は肉牛であったが、ここの牛は乳牛である。
最初は小さな山野草が足元に見られ、奥に進むとブナを含む樹林帯になってくる。
夏場に入ると木々が日陰となって涼しく、朝方の散歩に最適のようである。
ただ、ブナの密度はそう大きくはない。
しばらく進むと、行き止まりの標識があった。
小屋山登山口と言いながら、山頂に向けた登山道は無いようだ。
<山中に赤テープが見られるが、どうもおかしい>
ガイド本の記述でも、山頂での展望は無いようであるので、ここらで諦めてUターンした。
その後再び、檮原町に下りスーパーに寄って昼食と買 物、道の駅ゆすはらで入浴してから四万十市向けて、いよいよ「酷道439号」を走った。
この辺りから四万十市に入る辺りまでが、酷道の真骨頂のように感じた。
ちょうど天気も、夕方にかけて激しい雨模様になってきて、写真も撮れなかった。
挟路を長時間走ると、さすがに疲れてくる頃、ようやく四万十町の道の駅大正に着いた。
ここで買い込んでいた、おにぎり弁当を食べ休憩した。
ここから四万十市にかけて再度、挟路の峠越えとなりそうであるが、雨後の夜間通行は危険なため、今夜はここで車中泊にしました。