ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

【美と感性を磨くシリーズ】その7 アートに満ち溢れた社会「場」創り

2020-02-21 08:43:00 | 日記


日本は「アート民度」がまだまだ低い国です。

プロの作家が創作した作品の価値を評価する仕組みは、一部の専門家や大家に委ねられており、庶民の感覚が及ばない構造になっています。

私は、デジタルエンタテイメント組織で多くのアーティストと一緒に働いていた時に感じていた事があります。

それは、アーティストの創作物(完成形ではなくデッサン一つとっても)は、人の心に潤いと心地良さを与えてくれる力を持っている!という事です。

アート作品の魂は、人心に染み込み、人の行動や意識を整えて、元気を創り出す力があります。

日本の社会では、エンジニアが「リベラルアーツ」を学ぶ機運が高まり始めています。

サイエンスの世界は「理論」と「発見・証明・実証」の「科学・技術」の世界。
アートの世界は「感性」と「心」を拠り所とした「人間味」の世界です。

価値を創造してゆく「人間の英知」が結実する過程に「サイエンス」は不可欠です。
AI、量子コンピュータ、ビッグデータ、ゲノム解析、DXテクノロジー、ディープテック...etc 全て、科学が生み出しできたもの。

でも、「科学」だけでは人間社会が豊かにはならないこともあります。

人間が持つ「感性アート」の心、言い換えれば『美』の心とも言えます。
多くの日本人は、仕事で「美」を考える事はありません。

「美」では、経済的対価を生み出すこと、要は、儲けられない!との意識があるからです。.....でも、この意識は本当に正しいのでしょうか。

「美心」は「幸福心」の触媒であり、幸福感のセルフ・エモーショナルマネジメント術を身につけていると、生産性や創造性を高められる!との仮説。
幸福感は、ワクワク心を刺激し、やる気を増進させるはず!です。

「美」を感じる心「美心」の感性を磨くことで「幸福心」を感じられる「意識のセルフマネジメント」ができるようになります。

哲学や美学、幸福学等の視点で難しく考えるのではなく、感じたままの思いです。

私たちは、目に見える「綺麗」なものや「素晴らしい景色」例えば、ロマンチックな夕日や抜けるような青空、一面の花畑や満開の桜...、女性美、肉体美そして、心脳で感じる情景や人の優しさなどにも「美」を感じます。 
目の見えない方は、心で「美」の感じるとの話を聞いた事があります。心美眼です。

あらためて「美」とは!を考えてみると、生きる喜びであり、心の豊かさを醸しだす触媒でもあり、心地を良くする「糧」になる幸福感!と言えます。

暮らしの中で「美しさ」を感じる感性・感情セルフマネジメントを身につけてゆけば、暮らしの潤いと「幸福心」を育み、人生の幸福を感じられるようになるのでは!と思う次第。

日本の街並みに、さりげない「アート」がたたずみ、公共空間にも「アート」が日常として存在し、オフィス等のワークプレイスにも、働く人たちの心のオアシスとなる「アート」を演出してゆく社会「場」創り!

アートでわくわくする幸福社会を創り出してゆきたいと思います^_^

プレゼンのお知らせ

2020-02-20 15:49:00 | 日記
JFMA ファシリティマネジメントフォーラム2020で発表させていただきます

明日、2月21日 金曜日

場所: 船堀タワーホール
(都営新宿線 船堀駅)

12:00-12:40 
『FM価値を可視化するワークテック最前線』

15:50-16:30
『人と場FMが創出するウェルネス組織運営』

このご時世ですが、お時間とご関心があればお運びください。

テックの話は、面白いケースをお話しします。






【美と感性を磨くシリーズ】その6 『インテリアコーデネート』コンセプトを応用した「場」の価値創造

2020-02-20 10:38:00 | 日記


「インテリアコーディネーター・空間デザイナー」は、空間のコーディネート プロフェッショナルです。

インテリア・エレメントには、家具、光・照明・壁紙、ファブリック、ラグ(絨毯)、アート、音、香りなどの要素があります。

一般的には、建築的な設計部分をも担当する事から、音や香りなどは付随的な要素ではありますが、様々な要素を統合させて、人間の暮らし場を豊かに、そして幸福感を誘発してゆく『時空間を創造するプロ』がインテリアコーディネーターです。

私自身は、インテリアコーデネーターではありませんが、かつて、プロフェッショナルから多くを学ぶ機会があり、インテリアの持つアフォーダンスパワーや、心理的要素を演出してゆくデザイン手法やアイデア持論を持てるようにもなりました。

『上質な空間創造を演出する「インテリアアイテム」を、働く場である「ワークプレイス」に適用してみると、何かが変わるかも!』
との仮説持論です。

例えば、五つ星ホテルのロビー空間をイメージしてみると、上質なファブリックに包まれたラグジュアリーなソファや、ほのかに香るアロマ、そしてシャンデリアが映りだす柔らかい光と、無意識の中に優しく囁くBGM!
全てが計算尽くされた『感性ブランディング演出』が施されています。

「心美」を誘発するインテリアコーディネートは、空間価値を高め、人間の意識や意欲の源に「気」をチャージすることができます。

リッツ・カールトンやシャングリラ、ホテルオークラや帝国ホテルなど、一流ホテルの空間に流れる上質な心地を、オフィス空間演出に応用してみたら....  働く人たちの価値創造力向上に繋がるかもしれません。

「そんなの無理!」「ホテルとオフィスは違うんだよ!」「そもそも、お金もかかるし夢ごと!」との声が聞こえてきます。

でも、工夫次第で、さほどお金をかけなくても、上質な空間を創造する事は出来る、と私は考えています。
ヒントは、インテリアコーデネート手法にあります。

インテリアアイテムを上手く組み合わせた「クリエイティブ・ワークプレイス」の「場合」つくり!
インテリアコーディネーター気分に浸るのも楽しいひと時です^_^

まだまだ学びは続きます。
またの機会に具体的なケースをお話しします。

【美と感性を磨くシリーズ】その4. 音美心 『音』の「美」を「心」で感受する演出!

2020-02-18 10:59:00 | 日記

『美しい音』を演出して、ワークプレイスのクリエイティブパワーを向上させる『わくわく音場』創り。

『音の美』が醸し出す『アンビエント空間』の演出手法を紹介します。

私の勝手定義は、

『美しい音』とは、可聴領域(耳で聴こえる音波)で、心に落ち着きとゆったり感を与えてくれる「バランスのとれた心地よい音量・音圧・音色」音。

『音の美』とは、可聴領域を超える体全体で感じる自然音や、可聴領域での心にしみる生活空間での「音色」、そして「音楽」!

「音楽」は、旋律や音程、リズムなどが組み合わされて感情音を創りだします。
音楽には様々なジャンルがありますが、共通しているのは、感動と情熱や叙情を醸し出して「至福」の時を演出出来ること。

BGMの是非や巧拙の視点をも踏まえながら、クリエイティブワークプレイスに「音」を演出する「場」つくりは、総務FMプロならずとも、経営者の方々も意識を向けてみるのも良いと思います。

但し、「この音を入れて幾ら儲かる!」的な投資経済効果だけを問うことは控えることをお勧めします。

「投資経済効果」と同等、あるいはそれ以上に重要な効果は、『投資「意識変革」効果』、つまり、価値創造の源泉である人の潜在能力を発出させてゆく「意識改革」効果が期待できる価値要素の一つであること、を認識しておく事が大切です。