ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

【美と感性を磨くシリーズ】その5 暮らしの中の『美しさ』を意識してみよう!

2020-02-18 10:57:00 | 日記


このシリーズは、働き方イノベーション活動の一環として、「ワークプレイスに「美」のエッセンスを取り入れる仕掛けを通じて「わくわく場」を演出し、働く人々の価値創造パワーを向上させてゆく試策を提案するものです。

今朝は、そもそも「美」とは!
について考えてみました。

「美」は日常に沢山あります。
「美術」「美化」「善美」「曲線美」「機能美」「美声」....そして、「自然美」や「伝統美」などなど、「美」は、さりげなく私たちに豊かな気持ちを与えてくれます。

今回は「自然美」と「伝統美」を取り入れた「場」つくりについて綴ったみたいと思います。

「オフィスはワークプレイス」つまり「働く(仕事)場所」という既成概念があります。

かつて、働く場所であるオフィスには、機能と効率、そして無駄の無いスペース・空間つくりが求められていましたが、今や、オフィスは、「暮らしの場」としての「快適性」や「居心地」といった「感性空間」を提供できる場に進化してきています。

「自然」と「伝統」の「美」が醸し出す「癒やし」と「静謐」を知的創造の触媒とする空間演出が価値を生み出す時代!

私自身、「自然美」や「伝統美」が大好きです。

地元茅ヶ崎のサザンピーチでのんびり潮風を楽しむ時間や、古都鎌倉の観光スポットから外れた寺社仏閣を訪れ、その時空間に身を委ねてみると、心身が清められる気持ちになります。

かつて暮らした英国の時空間も大好きです。
マナーハウスで過ごすホリデーは、非日常に浸る事ができ、日頃の疲れやストレスを癒してくれました。

私は、「自然」や「伝統」のテイストが、オフィスワークプレイスに「癒やし」の空間や時間を演出する事が出来ると思っています。

そして自然の中にある「バイオフィリック効果」は、私たち人間に安らぎと健康を与えてくれます。

オフィスは「働き続ける」場所ではありません。最高の仕事をするには、没頭して集中的に知的創造活動する時間と、リラックスして心を癒し、また、集中できるコンディションを再生してゆく『時間の調和』が必要です。

オフィスワークプレイス空間に「美」を!

「美しさ」とは、生きる喜びであり、心の豊かさを醸しだす触媒でもあり、心地を良くする「幸福価値創造」の源と言えるかもしれません。

暮らしの中に「美しさ」を感じることは、「幸せ」を感じる事にも繋がります。

「美の演出」は、人間社会や組織に於いても、大切な「場」つくりの要素だと思います。

美の探求!  
深い世界ですが、ワクワクするテーマや沢山の学びがある世界です。

皆さんも是非「美しさ」とは!  を考えてみてください。
日頃の無意識を目覚めさせると、面白い心の景色が見えてくると思います。

枯山水、石庭、添水(ししおどし) 

囲炉裏端、縁側、土間、障子、畳、漆喰壁

茶室、灯篭、風鈴

....etc

といった美の演出! そして、時空間を演出してゆく「美術」や、機能美といえる「デザイン美」「建築美」「音美」などの要素をブレンドして「新結合」させると、ワークプレイスに渦巻く人々の「想い」のイノベーションを沸き起こすきっかけ創り!が出来ます。

『教育』の在り方

2020-02-17 06:40:00 | 日記

昨日は一日雨の日曜日でした。 

2月はまだ冬晴れの凛とした空気を肌で感じたいたい時期ではありますが、こういう日もまた良し
と思いながら、「読書三昧」! 

中でも、元ソニーの上席常務でCDの開発者であり、AIBOの産みの親でもある土井利忠氏(ペンネーム天外伺朗 )の教育本には共感する事多々 でした。 

土井氏とは、先週のイベントでご一緒していたのですが、1943年生まれの77歳!とは思えない矍鑠とした魅力ある『エイジレスアクティビスト』です。 

私より一回り上の人生エルダーですが、同氏の活動の軌跡を辿ってみると、いまの自分が感じている社会や教育の在り方、そして人生事への意識が、色々な点で符合しておりチョットびっくりしました。
この本には私の憂いへの提言とソリューションが詰め込まれていました。 

私は今、社会「場」つくり意識の中で、『子供たちの教育』の在り方と、教育論に大きな関心を持っています。 

教育とは人創りです。 

未来の人類資産たる子供たちの『幼少期』や『青春期』の教育の在り方とは! 

私は、偏差値とIQを高める「知識教育」に偏重した日本社会の教育システムに、憂を感じています。 

「知識教育」から「感性人間教育」へ!
人間が持つ「情」「愛」「感」...といった、AIが真似の出来ない『人間味の教育』こそが大切な時代。 

画一的な標準化カリキュラム方式から、「完全自由化宣言」を放つ本書は多くの気付きと刺激を与えてくれました。 


【美と感性を磨くシリーズ】その3 美しく「生きる健康」の追求『オーガニック』への挑戦!

2020-02-15 16:57:00 | 日記

昨日、大阪で『オーガニック』のプロフェッショナルとの出会いがあり、国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM( 国際有機農業運動連盟) の存在を知りました。

『オーガニック』と聞くと、無農薬や土づくり!など生産方法を意味するイメージ、あるいは「温暖化」「自然派」というエコロジー的発想、そして、「健康的な有機食材」といったイメージがありますが、その本義は、深淵な『食』の哲学基盤に基く『人類の健康美』を創出してゆく活動である事を、あらためて認識しました。

食の活動には『スローフード』活動がありますが、『オーガニック』理念を合わせ、健康美創造をプロデュースしてゆく「場」つくりが大切ですね。

IFOAMでは、オーガニック農業の視点として

「エコロジー(生態系)」
「ヘルスケア(健康)」
「フェアネス(公正)」
「ケア(配慮)」
の4項目を掲げています。

スローフード国際機関では
「美味しい(Good )」
「きれい(Clean)」
「ただしい(Fair)」
をスローガンとしています。

そしてSDGsの視点では「飢餓を無くそう」との人類の視点を掲げています。

『オーガニック」、『スローフード』そして『SDGs』それぞれに共通するのは、「人間」が地球環境の中で、自然と調和しながら、人類共存の意識を持って「正しく美しく幸せに生きてゆく」道標である事です。

『オーガニック』意識を社会実装してゆく事は『幸福社会創造』に繋がります。

具体的な『オーガニック』体験の第一歩は、自然土との対話、要は「農業」!

若い頃には「意識の外」であったことが、年齢を重ねてくると「意識の内」に留まってくるものです。

『オーガニック』を意識した「場」つくり!
新たな挑戦が始まります。

【美と感性を磨くシリーズ】その2. 空間の触媒「ひかりの照明」

2020-02-14 08:16:00 | 日記


「明かり」と「灯り」の『感性アンビエント照明』の空間デザインは、「場」つくりでとても大切な要素と一つです。

今朝は、光と照明の演出術で、わくわく出来るオフィス空間と健康「場」つくり」について考えてみます。

『Ambient Lighting Designers 』、また『Illuminations Stylist』としての「ひかり」のプロフェッショナルが提案する、『クリエイティブ・ワークプレイス』と、そこで働く人のウェルネスを実現する、光のアンビエントを体験!

「アンビエント(Ambient)」とは、直訳すると「周囲・環境」の事ですが、「Ambient」には、周囲を取り込む「雰囲気」や心理的に心地よい空気感といった、ポジティブな時空間を意味するような響きのある、『Air, Mood, Atmosphere , Environment , Circumstances』などの「語感」とはちょっと違うニュアンスの言葉です。

「アンビエント・ライティング・デザイナー」とは、「環境」からモノ・コトの輪郭を導き出して、その「光の環境」が人に与えるポジティブ心理をプロデュースするデザイナーです。 

「いい雰囲気」が醸し出す、アフォーダンスパワーの演出師!とも言えるかも知れません。

『光は空間の触媒!』

『光が触媒となったときに「あかり」になる』

とは、大阪の小泉照明が提唱する『コイズミイズム』とも言えるこだわり。
『Beyond Lighting 』の世界を追求されています。

「明かり」と「灯り」を融合した「あかりのありか」を求めて、人々の営みと密接な関係性を現す「暮らし場」の"ひかり"を演出してゆく試みに、私自身とても共感するとともに、様々な「場」つくりへのアイデアが閃きました!

環境配慮
人への配慮
新技術
ライフサイクルコスト

を徹底的にこだわり、「あかりの杜」と呼ぶひかりの空間創造により、人間の感性と知性を心地良く刺激する「場」つくり!

オフィスでの働き方の変化に対し、知的創造性を高める「照明空間」を、「アンビエント・デザイン」の視点から、演出してゆくことが大切です。

アンビエントデザイナーのこだわりは、働き方に応じた「光の質」です。

室内空間での光と自然環境下での光の質を徹底的に考慮し人の活動に配慮する拘り!
具体的には、オフィス内といえども「太陽光」の取り入れの工夫と照明との調和です。

そして、広角や拡散光を考慮した「配光」の視点や、「調光」「調色」つまり、「照度」「色温度」のバランスを考慮しながら、ライン照明や天井面への間接照明を織り交ぜて、影がでにくい均一な机上照度を実現し、そしてグレアの少ない視環境をつくる点光源ダウンライトでの空間演出。

また、タスク&アンビエントライティングで手元作業をサポートしながら、照明器具を空間や建築と調和させるデザイン感覚。
.....等々

知的照明空間の演出に向けたアンビエント・デザインへの挑戦!
「光」だけではなく、「音」「色彩」「形状」「香」などの領域でもアンビエント・デザインがパワーを発揮します。

結果、『ひかり』は人間の心の触媒になり、健康で幸せな人生時間を創りだします。
Happy LivingWork !演出の必須アイテムです。

『組織の記憶』を創造力に変換してゆくトランザクティブ・メモリーと「場」つくり

2020-02-13 06:47:00 | 日記


「組織」とは、合目的的な「人間集団」

人が集まり、人が持つ知恵と力を合わせて価値を生み出してゆく過程と経験が「組織」に『記憶』を蓄積させてゆきます。

「組織」は過去の経験から学習しますが、学習のスピードには組織風土・文化や産業、業種、官民等で違いがあります。

「組織」も人と同様に、経験を蓄積するほど作業効率や生産性が高まる傾向はありますが、組織内で、部門横断的に活発な情報交換や共有がされる"風通し"の良否によるところが大です。

『組織の記憶力』とは、個々のナレッジワーカーの暗黙知たる「個知」を形式的たる「組織知」に変移させた上で、「組織知」の二次利用や共有化をシステマチックに実践する「場」を意味します。

『組織の記憶力』を飛躍的に伸ばすためには、組織のメンバーの「誰が何を知っているか」を知っておくという「トランザクティブ・メモリー」を活用することが重要です。

例えば、A社のX部門で開発した技術(ここではAIを使ったロボティクスとしましょう) は、X部門でその開発に直接関わった個人やチームは、当然のことながらその存在を知っていますが、他の部署、部門やプロジェクトチームには、わかりません。

専門的な情報の場合、直接その内容をA社内に詳細公開したとしても、理解出来る人やチームがなければ、意味がありませんが、要は「X部門は"ロボティクス技術"に関しての情報と技術を持つ部門で、その中で○○さんが最先端研究に携わっている」といったような"情報"を組織の中で「知れる仕組み」言い換えれば知の「場」を作る事が大切なのです。

「組織」は漫然と放置すると、意識知のサイロ化を助長し、記憶機能不全症候群に陥るリスクがあります。 
「組織活性化」とは、こうした状態にならないための「場」つくりともいえます。

「組織の中で誰が何を知っているか」を自然に日頃から意識できる組織、「トランザクティブメモリー」の場つくりは、FM総務のミッションとして意識すべきと考えています。

《参考》
トランザクティブ・メモリーに関する研究成果です
(1)ダニエル・ウェグナー教授がコンセプト化(1987年)

・組織の記憶力に重要なことは、組織全体が何を覚えているかではなく、組織のメンバーの「誰が何を知っているか」を知っておくことである。
「What」ではなく「Who knows what」である。

・組織の記憶力を飛躍的に伸ばすためには、「トランザクティブ・メモリー」を活用することが重要である。

・人は交流を深めれば「トランザクション・メモリー」を形成するが、強制的にゆがめれば組織全体の記憶効率が低下する可能性がある。

(2)ジョン・オースティン教授(2003年)

・「トランザクティブ・メモリー」は、グループのパフォーマンスにプラスの影響をもたらし、その中でも「専門性」と「正確性」が重要である。

・「トランザクティブ・メモリー」が効果的に働くためには、組織のメンバーそれぞれが専門性を高めていること、そして相手が「何を知っているか」を正しく把握していることが重要である。