蕎麦と料理 「おかだ紅雪庭(ばいせつてい)」へ。
この紅雪庭は、2013.12、「国登録有形文化財」に指定された建
造物を活用したレストランで、以前から気になっていました。
※ 建物;昭和8年に2年かけて建てられた岡田邸(酒蔵
「北の誉」の社長宅;85年前に建設)を改装したもの。
玄関に入るとステンドグラス、鋼の入った色ガラス、クリスタルのシャンデリア、高い天井、また、欄間や明かり窓もコっていて昭和初期の粋を集めたような合理性と芸術性を感じます。さらには、あの時代に、スチーム式の集中暖房だ ったという。「フム…旭川にこんな建物があったのか!」と再認識しました。
門から玄関へー
ステンドグラスがシンメトリーに入っています。
天井近くの明かり窓。
室内の様子
どこを見ても、お金と手間と時間がかかっているな!と。
備え付けの箪笥やクローゼットも見事です。
予約してあったので、庭の見えるイイ席をとっておいてくれました。
「おかだ紅雪庭もみじ狩り写真コンテスト」の展示中でした。
客室=大広間。客を招いてここで催し物もあったことでしょう。
2階の様子
階段もいい細工をしてあります。
50名ほどの人数が入る大広間。結婚式や法事に活用していると。
この天井や電球のカサが懐かしいですネ。
大振りの渋い抹茶茶碗が一個飾ってありました。
残念ながら、茶室ははじめからなかったーということです。
ここでも小グループの会食ができます。
庭は狭い感じです。駐車場のスペース確保でカットしてありますがー。
今回は雪庭!を見ることにー。冬も又よし!です。
ランチの様子
ご飯お代わりあり。後から蕎麦が出るので少ない盛りにしているとー。
蕎麦;二八蕎麦、幌加内産。
デザート~アイスクリーム+果実
2階まで案内してくれ、アチコチ見た後店を出ました。
次回は雪のないときがイイか!?-と。
裏玄関表札が岡田に。しかし、縁戚は市内に1軒のみとのことです。
駐車場の板塀。その向こうがモミジの美しい庭になっています。
歴史の流れの中で、一時はこの岡田邸が取り壊される話があり、有志が集まり「旧岡田邸200年プロジェクトチーム」を作り保存していくことになりました。その保存の方法として建物としての機能を生かしながら、活用するといった「動態保存」という方法を選び、レストランとして解放していくことにしました。保存には管理費や維持費などがかかるので、この方法も選択肢のひとつと思います。