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1.FCニュルンベルク VS アイントラハト・フランクフルト(DFB-Pokal)

2007-04-18 17:00:45 | 海外遠征中
DFB-PokalのHalbfinale。EasyCreditStadion(ニュルンベルクのホーム)は超満員。さすがにここまで来ると、タイトルを獲りに!!という意気込みがスタジアムにいると、ヒシヒシと感じることが出来る。

25 Jahre ohne Finale-erfüllt dieser Stadt Ihren größten Traumという横断幕が掲げられている。「25年間ファイナルに進出していない。頼むぜ俺らのでっかい夢をかなえてくれ。」10歳くらいから例えばFCN(ニュルンベルクの愛称)の応援を始めた人が、35歳にして初めてこの瞬間を迎えているんだということを考えると、その想いは計り知れないものがある。
Spielzeitungによれば、DFB-Pokalの始まった1934/35シーズンにFCNが優勝。以来38/39シーズン・61/62シーズンの3度タイトルを獲得している。決勝進出は5回で、81/82シーズン以来現在まで遠ざかっていることになる。
かたやアイントラハトの方は非常に印象が薄いが、何と昨シーズン決勝へ進出しているので、今日勝つと2年連続で決勝の舞台へということとなる。

ニュルンベルクのホームということもあるが、いつになく色んな想いを胸に燃え上がるスタジアムの中選手たちが登場。日曜日の試合(FCバイエルン・ミュンヘンVSバイヤー04レバークーゼン)の後だけに、そのコントラストの差が非常に際立つ。
しかし、何故か高原が見えない。どうしたのだろう?

開始早々、最初のチャンスはアイントラハトだったが、その直後のプレーでニュルンベルクが左サイドを突破、シュートが一旦防がれるもペナルティエリア中央を転がって、それをマルコが豪快に決めてニュルンベルクが先制。観客のテンションが相当高いうちでのゴールだったので、いきなり大爆発。スタジアムが興奮のるつぼに。

押せ押せのニュルンベルクがGKのシーファーの再三の好セーブもあり、アイントラハトに付け入る隙を与えず、逆に26分今度は真ん中をサエンコが切り裂き追加点を奪う。早くもスタンドではDFB-Pokalを掲げて喜びをさらに爆発させている。完全なニュルンベルクペース。

そのまま前半終了しHalbzeitに入るが、アイントラハトのサポーターは応援を止めない。非常にcrazyな状況だが、確かFC東京でもそういうのがあった気が。前半の試合展開では、スタジアムから完全にアイントラハトの存在が消されているので、Halbzeitの時にしっかりと存在感を見せ付けておかないとどうしようもなかったという感じではなかろうか。それ程ニュルンベルクが圧倒的だった。そして、そのまま後半に突入していくが、アイントラハトの夢はガラセクによって打ち砕かれる。FKからちょっとボールを動かしたところをガラセクの強烈なミドルシュート。これが直接決まり3点目。まだ時間的には早い段階だったが、完全に勝負を決定付ける一撃となった。

スタジアム中に
Berlin Berlin fahr nach Berlin
Berlin Berlin fahr nach Berlin

Finale Oh Oh Oh~
Finale Oh Oh Oh~
が木霊する。そして、観客席が揺れる。試合終了を待つだけであったが、89分大勝利に対するおまけのゴールが生まれる。パゲンブルクがGKとの1対1となったところを難なくゴール。そして試合終了。
すると、ご覧の通り、スタジアムの照明が落とされ幻想的な雰囲気に。発炎筒も焚かれ既に優勝したかのよう。

そのまま誰も帰らない。DJは声を枯らして、選手のコールで声が出ない。
選手たちは身体全体を使って飛び跳ね、叫び、喜びを伝える。観客もそれに全身で応える。熱い!熱い!熱い!
これこそLiveの迫力。こういうのを見れるのは年に何回もない。本当に嬉しくて涙が出そう。

今年の観戦記録:合計27(天皇杯1、ナビスコカップ1、UEFA7、Bundesliga8、2.Bundesliga1、DFB-Pokal1、SerieA1、各国代表戦2、親善試合5)

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