Fut.com

FC東京を中心にサッカーの試合観戦blog。
サイト移転しましたhttp://futcom.blogspot.com/

Chelsea FC VS Liverpool FC(UEFA CL Halbfinale)

2007-04-26 20:22:07 | 海外遠征中
レポートの方、お待たせいたしました。といっても、待っていた人がいるのかどうかはまったくわかりませんが...

この日、場所をマンチェスターからロンドンへ移動(高速バス7ポンド)し、目指す場所はスタンフォードブリッジ。VictoriaからFulham Broadwayへ地下鉄で移動。チャンピオンズリーグという舞台でのプレミア対決で、いわずもがなチェルシーのホームゲーム。内心、期待とドキドキ感が交錯する中でスタジアムへ向かうわけですが、出てきたのは高級マンション?あるいはショッピングセンター?みたいなもの。

実はあれはバックスタンドなのだが、VIPはそちらから入っていく模様で庶民?は反対側のスタンドへ。何とリバプールサポーターの入る入口と本当に近くで、正直ちょっと異様な感じ。お互いに罵り合いながらお互いの入口に向かっていく。
リバプールサポーターの入口である「THE SHED END」の意味を考えるが、まあいいかと自分の中ではぐらかす。

選手入場から恒例のUEFAアンセム。上下真っ青のチェルシー、そして上下真っ赤のリバプール。コントラストが非常にはっきりしていて、偶然ですが、まさに対決という感じがそれだけでも見てとれる。

さあ、選手が散ってAnstoßといくところだけれど、今日は黙祷を捧げる時間があり、両軍センターサークルで肩を組んで祈りを捧げる。が、僕には何と言うか柔道にあるような戦う前の挨拶みたいな感じがどうもして、激しさの前の静けさみたいな雰囲気を一人で感じ取っていました。

いよいよ試合開始。ボール回しが速く、ビュンビュンと選手もボールも動いていく。激しいんだけど、激しい印象をあまりもたなかった。それぐらい展開が物凄く速い。イテッ!とかやってる間に違う場所まで試合が進んでいってしまうから、そっちを追っているとちょっと削られた位とかだと既に見ている暇がない。

そんなこんなで、得点は意外な感じで生まれる。リバプールの選手間で何気なく長いパスを通そうとしたときに、そのボールをドログバがカット。そのままペナルティエリアまで運んで、切り返しでDFを外し中央へ。走りこんでいたJコールが身体ごと押し込むような感じでゴール。スタンド総立ちで選手を祝福。そして、待ってましたかというばかりにリバプールサポーターに向かってfuckinコール。

息つく間もなく怒涛の前半が終了。選手が下がっていくが、感じとしては一試合が終わったような印象。それ位密度が濃い。

ゴール裏の一角にいるリバプールサポーター。その正面からジェラードが速いコーナーキックを入れていく。後半に入って、クラウチが登場してきたので威力は抜群。しかし実物を見ると本当に大きい。前に見たときはそこまでの印象はなかったんだけど。

逆サイドからのコーナーキックをドログバがヘッドでクリアしようとしているシーン。というかこのようなシーンが両チームとも続く感じ。というのも中盤で崩しきるのは難しく、何とかサイドへボールを持っていって良くてCKを獲得するという展開。当たり前の話ではあるが、セットプレーの重要度が格段に高い。

ドログバがどこかを痛めて、しばらく倒れこんでいる。あまりにも起きないので、モウリーニョ監督もついに飛び出す。が、手はポケットに突っ込んだまま。ベニテス監督は結構タッチライン沿いに出てきては選手に指示を出しているが、彼は静観している。が、さすがにこの時は出てきた。

今日のヒーロー、Jコールが下がっていく。スタンドがスタンディングオベーションで彼の健闘を称える。

そして、試合終了。1-0でチェルシーの勝利。だが、正直なところ、2legでどちらに転ぶかわからない展開。それ位リバプールの出来も悪くない。しかし何故バラックは出ていなかったんだろう?

今日は当然のことながら、リバプールサポーターが隔離されたままスタジアムで足止めを食らっている。ざまあみろと言わんばかりにチェルシーサポーターが悪態を浴びせて会場を後。
それにしても、ChelseaTVの宣伝とかでおなじみの曲が流れていておだやかな雰囲気なんだけど実際は違う。You'll never walk aloneに対抗して、同じメロディーで改悪した歌をチェルシーサポーターが歌い出す。興味のある人は是非スタンフォードブリッジへ!

今年の観戦記録:合計31(天皇杯1、ナビスコカップ1、UEFA9、Bundesliga9、2.Bundesliga1、DFB-Pokal2、SerieA1、各国代表戦2、親善試合5)

最新の画像もっと見る