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W杯の醍醐味

2006-07-26 03:21:06 | 海外遠征中
まあこれは人それぞれだから、色々な見方があるのだろうし、それぞれの人がそれぞれの楽しみ方をすればよいと思うが、僕は...みたいなものをちょっと紹介したい。実は僕だけではなく、みんなやってる&思ってるんだと思うのだけど、あまり紹介されているのを見たことがないので、ちょっと踏み込んでみたいと思う。

それでは、今回の観戦試合を振り返ってみたい。地球の歩き方とかドイツのガイドブックまたは地図を持ってる人はそれを手元に参照のこと。なぞりながら、文章を読んでもらうと、少しは距離感とか時間とかが分かってまた楽しいと思う。
ちなみに、僕の居住地はフランクフルト。W杯の期間中はヴェルトマイスターパスを保有してるのでDBが全線乗り放題。という前提があって、このW杯期間の観戦試合は以下の通り。
05/30(20:30)ドイツVS日本(レバークーゼン)
06/10(21:00)アルゼンチンVSコートジボワール(ハンブルク)
06/11(15:00)セルビア・モンテネグロVSオランダ(ライプチヒ)
06/12(15:00)オーストラリアVS日本(カイザースラウテルン)
06/14(15:00)スペインVSウクライナ(ライプチヒ)
06/15(21:00)スウェーデンVSパラグアイ(ベルリン)
06/18(15:00)日本VSクロアチア(ニュルンベルク)
06/22(21:00)日本VSブラジル(ドルトムント)
06/23(21:00)トーゴVSフランス(ケルン)
06/25(21:00)ポルトガルVSオランダ(ニュルンベルク)
06/26(21:00)スイスVSウクライナ(ケルン)
06/27(17:00)ブラジルVSガーナ(ドルトムント)
07/05(21:00)ポルトガルVSフランス(ミュンヘン)
07/08(21:00)ドイツVSポルトガル(シュトゥットガルト)
まあ、その他に06/24はミュンヘン・07/09はベルリンに行ったけどあえなくチケットが手に入らなかったので観戦できずというのも含めると結構な移動距離になる。
これをまずどう回るか?を考えるのが最初の楽しみの一つ。

まずは5/30。もちろん試合自体を純粋に楽しみたいというのはあるけれど、もう一つの目的はW杯の本番の移動がどうなるのかを身をもって確認しておくということがある。テストマッチは代表チームだけでなく、サポーターにとっても重要。この時期、僕は語学学校に通っていたので、9:00~17:00まではフランクフルトで勉強中。30日は火曜日で、まだドイツ語習いだして2日しかたっていないが、そんなことは言ってられず色々調べながら時刻を調べ切符を買い、移動をする。18:00のICEに乗り試合開始にまあギリギリ間に合い、でダッシュで帰ってフランクフルトの寮(当時)には翌3:00着。で、9:00にはまた学校。電車の中で必死で課題をこなしつつも、深夜帯にも電車がしっかり走ってることを確認。そして、臨時電車の出具合の確認、それとどんな客が乗ってるのか等々の確認を行って、まあ本番も大丈夫だろうという心証をもつ。

開幕~06/12はまあ慣れないせいもあり、かなりハードでした。06/09は語学学校のとりあえずの最終日。終わったと同時にマイン川のPV会場へ。で、終了と同時に寮へ戻り退寮の準備。翌朝、全荷物を持って新居へ移動。その間も色々なことが頭を横切る。例えば、イングランド戦のチケットを入手しに動こうか?とかね。ただ、新居の準備等に手間取り、結局マイン川のPVへ。この後は→フランクフルト空港→ハンブルク空港→ハンブルクで試合観戦→ハンブルクHbf→ライプチヒHbf→ライプチヒで試合観戦→ライプチヒHbf→フランクフルトHbf→帰宅→出発→フランクフルトHbf→カイザースラウテルンHbf→カイザースラウテルンで試合観戦→カイザースラウテルンHbf→フランクフルトHbf→帰宅を一筆書きのように寸分違わずに糸を通さなければならない。飛行機だけはさすがに事前に抑えたけど、あとはアドリブ。適当に現地であった人と飲み始めたりするので、一歩間違うと乗り逃がすということもあるだろうが、そこはご愛嬌。最後のところはわきまえていて、電車に乗ると、当たり前のように同じような輩がわんさか。静かな車両ならまあラッキー。わけのわからん英語とかスペイン語、ドイツ語とかが飛び回ったり、いきなり叫ぶ奴とかもいる。さしずめ万国博覧会のよう。ハンブルクから僕はライプチヒ。他の人はニュルンベルク。で、電車をフルダで乗り換えれば、フランクフルトからの別の国のサポーターがまた乗ってくる。イングランドが多いかなと思ったら、急にオランダ色が強くなる。各国各国のスタイルに自分も染まりながら、スタジアムへ。まるでサーフィンを楽しむかのよう。開催地とは関係ない途中駅とかでも、乗り降りが行われ、みんなスケジュールと予算に合わせて色々考えてるなぁとか関心しつつ、24時間どころか72時間くらいハイテンションで突き進んだ挙句、オーストラリア戦の衝撃もありダウンを喫することになる。

06/14・15は相当つらい。正直休みたいくらいだったが、W杯はNonstopで駆け抜けていく。ライプチヒ往復、ベルリン往復を敢行。前者は片道3時間30分。後者は4時間30分。ベルリンなぞ帰りはライプチヒ経由という遠回りコースだったので5時間30分。体調不良の中、夜なのにICEは冷房効き過ぎるし、うるさい奴はいるし、14日なぞはヘロヘロで日帰りしてきたところに、ドイツ勝利で決勝Tへ進出とかでフランクフルトが大騒ぎ。からまれるかのようにワーワー騒ぐ。

まあフ~っとりあえず1週間の休みだ。と安堵してるところで、18日のクロアチア戦が当たりまた頭をひねる。と同時に日本からの薬の持ち込み等を友達に依頼。で、20日に友達が訪独。要領掴んだところだったので、このあたりは既に気持ち的には楽な状況へ。21時21時とかが並んでるんだけど、無理せず宿をとろうということであっさり解決。ICEがICEに抜かれるという珍事(日本で言えばのぞみがのぞみに抜かれるようなもの)や車内で騒ごうが動ぜず。まあW杯のイベントの一つと割り切れるようになるから不思議。というか、あまりにも非日常的すぎるので、その一時一時がおもしろい。その中で過ごしている自分ら。最高に幸せな時間。が、それもマッハで過ぎていく、それがまたW杯。日常へ戻る僕の友達。まだ夢の世界にいる僕。空港で別れるときは、何か変な気分だった。

そして準決勝。3位決定戦、決勝へ。とその前にベスト16と8の間に2日のインターバルが。よくわからんが、僕の場合、友達が帰京したこともあり、決勝後のことも考えて、語学学校へ再申込み等(午前のみのコース)を。と同時にツールへも行って見たいと思うようになる。そんなこんなで、ちょこっと脱線しつつまたW杯へ。準決勝をまた、学校終了と同時にミュンヘンへ。で、朝フランクフルトへ。この辺りになると物語はすでにまとめに入ってくる。話の話題も過去の話が多くなり、どこ回ってきたかとか、どの試合見てきたかとかの話が増える。3位決定戦でドイツ戦が終了。1ヶ月なのか4年間なのかはわからないけれど、夢の塊が爆発したかのよう。それぞれの夢が爆発した妙な一体感の中フランクフルトへ。調子に乗って、ベルリンへ。これが大失敗。試合はスタジアムで見れないは、電車がないので結局、終電で5時間30分を座席にもつけずに席の間でくるまってフランクフルトへ。DBに怒りを覚えてW杯が終わるという?な結末。まあ今思えば何てことはないけどね。

それぞれの夢や希望をぶつけながら突き進む前半戦。前半からいる人とこれから来る人との間での語り合いと挫折を含めた新たな夢・希望へと進む中盤戦。それぞれの夢の成果を語り合う&醸し出す後半戦。それぞれの感情・思いが思いっきりストレートに伝わるし伝えられる。これは言葉とか映像とかで伝えるのは非常に難しい。現地に来て何を感じるのか?ウダウダ言うな!来ればわかるさ!そういう世界。試合を見に行くんだけど、試合だけではない。W杯の期間中に進行している全てがW杯。その中心に自分らがいる。何千kmを動こうが、会社辞めてこようが知るかバカヤロウ。何もかもがワクワクドキドキ。
また、4年後に夢の舞台で!!

何か脈絡のない長~い文章になってしまたけど、僕はこんな感じ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
元気そうで~ (マッキー)
2006-07-28 00:16:31
お久しぶりです。旧お隣さんです。

ふと思い出して、ブログを見ました。

豪快な?海外遠征ですね~。

元気があふれて…、躍動感が伝わってきますよ。

こちらは相変わらず。ボ~ッ…です。。(笑)

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お久しぶりです (管理人)
2006-08-01 01:29:39
マッキーさんコメントありがとうございます。僕の方は働いていなければ、まあこんな生活をするんだろうなと思えるようなことをやってるだけなので、まあ普段どおりの生活を送ってる感じですね。

今年の夏なのか春なのかはよくわかりませんが、ヨーロッパの方に来るときにはメールください。おもしろい話が色々できそうです。
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