虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

10シーベルトって、僅かなもんだ!

2011-08-05 02:45:28 | 社会
今日はでした。明日もでしょう。猫が顔洗ってないしw


このところ、7月3日を最後に、福島原発内の情報がまったくでてきません。
何かあるなと思っていたら、このような記事が新聞に掲載されました。

『過去最高10シーベルトを計測 福島第一の配管外側(朝日新聞8月1日)

東京電力は1日、福島第一原子力発電所1、2号機の原子炉建屋の間にある主排気筒付近で、毎時10シーベルト(1万ミリシーベルト)以上の放射線を測定したと発表した。事故後に測定された放射線では最高値で、一度に浴びると確実に死に至る量だ。放射線源は不明。発電所周辺のモニタリングポストの計測値は上がっておらず、環境中への放射性物質の漏れは確認されていないという。

東電によると、毎時10シーベルト以上が測定されたのは主排気筒の根元付近。原子炉格納容器の圧力を下げるためのベント(排気)の際に気体が通る「非常用ガス処理系」の配管が主排気筒につながるところで測定された。

1日午後2時半ごろ、がれきの撤去により放射線量がどれくらい下がったかを調べるため、防護服を着た作業員3人がこの部分の配管の表面を外側から測定したところ、器具の測定上限である毎時10シーベルトを示した。実際の線量は10シーベルト以上とみられ、管の内部はさらに高い可能性があるという。』

ところが、7月3日の1号機の格納容器内放射線量はなんと266sVです。
計器不良と書かれてますが、不良ではないでしょう。

http://atmc.jp/plant/rad/?n=1

以前も100sVになった時点で、情報は中断されていました。
情報が再開されてから、1号機の格納器内放射線量は上昇と下降を繰り返しながら、ジワジワと上限値を上げていきました。
そして7月3日に266sVに達したため、情報は公開されなくなった(?)のでしょうか?

こんな数値って本当に、現実にあるのだろうか?と思いますが、発表していた以上あるのでしょう。
多分、素人考えでも非常にまずい数値ですね。

こんなまずい現象が起きているわけですから、”少し今までより高めの放射線量を出しておこうか?”ぐらいの判断があったのでしょう。
10sV(シーベルト)、凄いぞ! 人が即死する値だぞ!(と言ってもすぐに死ぬわけではないですが)とビックリさせておいたのでしょう。

何せ、瓦礫の処理を終えた後に調べたわけですから、瓦礫処理した人はどうなったのでしょうか?
高線量の放射線なので、今後は作業をしないらしいのですが、その前に瓦礫処理していた人は下請けのまた下請けのまた下請けで、どこの誰だか知らないからいいや・・・ということなのでしょう。
なにせ、働いている人の名前も住所もわからない人が200人弱行方不明ということですから、東電という会社は何の痛みも感じない会社なんだと言えます。
人の命なんて”へ”とも思っていない会社だということが分かります。

まず、様々の場所の放射線量は、多分、東電の作業幹部は計測して知っているでしょう。
そこで、超危険な場所の作業は名もなく、住所不明の最終下請けの日雇いを使って作業させるわけです。
893が募集してくる得体のしれない会社の”社員”で、日雇いです。
そういう人々を騙して、ただの瓦礫処理だからといって少しだけ世間より高額な日当を支払い(当然、893が半分はピンハネします)、高線量の放射線がでる場所へ向かわせ、瓦礫処理をさせるわけです。当然、ただの瓦礫処理ですから線量計など待たせません。
で、作業が終わると、日当を払ってオサラバです。
彼らがどこに行ったのか、なんて誰も知りません。募集した893も知りません。
要するに、使い捨ての作業員が相当数いるということで、彼らに超危険な場所の作業をさせ、終わった後にポーズとして線量を測り、高い放射線が測定されたと発表しているだけです。

そうなんです。たかが10sVなんです!

東電が7月3日まで発表していた格納庫内数値は266sVです!
何が起きているか、素人でもわかります。
メルトスルーだなんだと言っても、溶けたものがどこにどのように行ったかなんてわかりません。
地中に潜ったものもあるし、格納容器内にもあるしと考えるのが常識的です。
それがどうなっているかは、みなさんの想像力にまかせます。
誰も、事実は分からないのですから。
ただ、放射線量が語ることは”再臨界”しているということです。
東電が数値を中断する=隠すということはそのことを事実として物語っています。
再臨界しても、別に爆発するわけではありません。
なにせ、水をかぶせていますから、ブスブス(女性に対する悪口ではありません)となっているだけです。
しかし、再臨界による放射線量が次第に上昇してきた・・・・ヤバイ!・・・・情報停止!
これが、多分、事実でしょう。

以前は100sV、今回は266sV・・・事態は深刻な状況に向かっているように感じます。

このような現状が、次にどうなるかは、素人である私にはわかりません。
ただ、東電がなにを隠し、どのような作業を誰にさせているくらいは予想がつきます。
上に書いたことはほとんど事実でしょう・・・予想ですが。
人間のえげつなさについては、十分、一刀斎、味わってきました。
ですから、わかるのです。

福島原発人災については、今後、何があっても驚きません。
人類史上最大級の原子力事故が今、現在進行中なのです。
それが、原爆を落とされたこの日本で進行しているのは、歴史の皮肉という以外ありません。

一刀斎は、宗教の研究家ですが、神が下した罰などとは思いません。神はそのような無慈悲なことはしないからです。
ですから、天に唾する者が、自らの行為によって起こしたものだと思います。

私たちができることは、制御できない原子力のすべてを停止し、廃絶することなのだと思います。
儲かるからといって、原子力プラントを売ることは人類の生きる行為に反するものです。
他国の原発事故は、必ず自国にも跳ね返ってきます。
原子力発電のプラントを売った国が、その責任を取ってくれるのでしょうか?
人の命を返してくれるのでしょうか?

私のブログにきていただける人は僅かです。
ですが、少しでも事実を皆さんと共有したいと考え、このブログを書いています。

宗教であれ現実に起きることであれ、一刀斎は考え、考え、考えて書いてます。
この拙(つたな)いブログにきていただいている皆さんに感謝する次第です。
一刀斎も人の子ですから、ちょっとブログをみにきてくれる人が多くなると嬉しく感じますw
そんなことが、励(はげ:最近気になります><;)みになります。

まぁ、そんなわけで、頭髪を気にする今日この頃です。

では、またお会いしましょう。

一刀斎は、人々を不幸にする原子力発電の全廃を支持します!