虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

経済の論理と命の論理

2011-08-02 19:05:18 | 社会
夏の日差しが降り注ぐ毎日です。今日はです。
とはいえ、北海道の日差しはせいぜい25度以上、30度未満といったところで、本州から比べると過ごしやすい夏です。


さて、今回は皆さんにお願いです。
皆さんの意思表示が必要だと思っています。
ぜひ、みなさんの”場”で意思表示していただきたいと思います。

さて、福島原発の人災事故は、現代社会の持つ深部を相当明らかにしてくれたと思います。
そういう意味では、福島原発人災事故は人々にプラスの影響を与えたと言えます。

①「原子力村」と呼ばれる<電力・財界・官僚・政治・大学・著明人・報道・芸能etc>という複合体が、一般の人々が支払う電気料と税金からなる膨大な資金によって結びつけられ、利害関係団体複合体として世の中に形成されていることが明らかになったこと。

②この「原子力村」は、人々を洗脳すべく長い年月にわたってあらゆる組織・報道機関などを使って、老人から子供まで隅々に「安全・安心・安価」な電力であるというニセ情報を流し、洗脳に成功してきたこと。

③「原子力村」に逆らう人々には、買収・脅迫・差別・逮捕・投獄などなどの迫害を行ってきたこと。

④福島原発人災事故が起こり、多くの人々が放射能を浴び、吸い込むという被災を受けているにも係らず、真実の情報を隠し、ニセの安全・安心情報を垂れ流すという現実が今、現にあるということ。

⑤しかも、原発に関する人々の情報を監視し、今、現在も税金を使って行っていること。

⑥今でも洗脳された人々は、せっせと自費で洗脳情報を流し、愚かな姿を晒していること。

その他、色々とありますが、このようなことが多くの人々に知れ渡り、少しずつですが人々が目覚めつつあることは良い兆候だと思います。

さて、日本という国は、戦後、一貫して”経済の論理”を柱をして進んできたように思います。
そのため、多くの災害が生じました。水俣病、イタイイタイ病、そのた様々な公害・薬害が生じても、国(政治家と官僚)は認めず、大学の権威者はそうした人災を否定する発言を繰り返し、被害にあった人々を苦しめてきました。

多くの人々は、そうした事実があっても「見ざる・言わざる・聞かざる」の状態で、無関心を装ってきたと思います。
それが、これまでの日本の状態でした。

福島原発人災は、こうした日本の実態に多くの問いを突き付けています。

相変わらず、”経済の論理”を振りかざす支配者層とそれに操られている人々は、原発が廃止されると電気料金が高くなるとか、電気の安定供給ができず海外へ企業が逃げていくとか、様々な難癖をつけて原発の再稼働を企んでいます。
これにはプルトニウム爆弾を密かに希望する連中も背後で蠢(うごめ)いているでしょう。

ですが、こうした”経済の論理”ではニッチもサッチもいかない危機的な事態に今直面しているのです。
少なくとも、何千万人という人々が”命”の危機に直面しているのです。

よく命あってのものだねといいますが、広範囲に拡散された放射性物質のせいで東北・関東の大平洋側の人々は生命を脅かされています。
”経済の論理”でどうこうできる状態ではないのです。
”命”の問題だという視点から、福島原発人災を捉えなければいけないのです。

この人災で、”経済の論理”に立つ夫と”命の論理”に立つ妻の意見が衝突し、離婚にまで発展したという記事を読みました。
現場における生き方の論理の違いが、平穏に暮らしてきた家庭を引き裂くのです。
放射性物質の拡散という”目にも見えず、耳にも聞こえず、取りあえず痛くもない現場”は、非常に罪作りな現場です。
爆弾の雨が降り注ぐならば、夫は”経済の論理”を引っ込めて、妻の”命の論理”に同意するでしょうが、現場は一見平穏無事な日常なのです。
故に、非常に危険な”現場”なのです。
知らず知らずに体が侵されていく、そんな”現場”なのです。

ある意味、日本が生み出してきた公害病・薬害などの集大成がこの福島原発人災だと思います。
これらは、すべて”経済の論理”によって引き起こされたきました。
より安く、より多く生産するために、余計なものは垂れ流すのです。
人々がそれによって病気になろうが、お構いなしです。
原子力発電所も同じです。毎日、毎晩、稼働中の原発から微量の放射性廃棄物が放出されています。
その影響で、小児性白血病が増加するという報告をドイツとフランスの例で示しました。

自然から受ける低線量の放射線が危ないことも、原発村の報告書を使ってその嘘を明らかにしました。
しかし、それはまだまかり通っています。

今、現在が正念場です。

もの言わぬサラリーマンの方々も、”命”が大切だと発言して下さい。
1人、1人が意思表明することによって、世界が動くのです。
行動も大切ですが、まず、声をあげてください。
”意思”は魂の声であり、霊の声です。
あなたが”命が大切だ!”と声をあげることは、多くの日本人を救うことにつながります。
同胞を救うことに、あなたは異論がありますか?
それとも、あなたは”経済の論理”を優先して原発の継続を望みますか?
それは、日本人を、同胞を殺すことにつながっているのです。
それは、今までの歴史が証明しています。
目を見開いてよく見てください。考えてください。

あなたはどちらを選びますか?

一刀斎は、”命の論理”を選ぶことを皆さんに希望します!

では、また、お会いしましょう。

一刀斎は、国民を不幸にする原発の全廃を支持します!