虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

旧約聖書・創世記探検隊-洪水の原因

2005-11-05 23:15:06 | 宗教
←昨日 今日→

キリスト教に興味のない人でも、ノアの話や洪水の話について知っている人は多いでしょうね。

キリスト教に興味のある人でないと、洪水とノアの話について具体的に知らない人もいると思うので、少し長いですが、洪水前後の話を旧約聖書から引用しておきます。

「洪水
さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。神の子らは、人の娘たちが美しいのをみて、おのおの選んだ者を妻にした。主は言われた。『わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。』こうして、人の一生は百二十年となった。
当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。
主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのをご覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。主は言われた。
『わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。』しかし、ノアは主の好意を得た。」

洪水の話の中に”神の子らが娘たちを妻にした”話はポカっと入っており、その後に人間が悪いことばかり考えているという話がある。

”何かおかしい?”と思う人は、なかなか見所がある。

探検隊も、ここに注目したのだ!

実は、この話は連続した話をゴマカシタらしい。何故、ゴマカシタのかは分からないが、信じられなかったのではないだろうか?

話はこうである。

エノクの黙示録によると、セミアザスという光の子(神の子=天使=永遠の生命を持つ霊)を長とする一団(200人)の者達が、人間の娘と同衾(どうきん)し、子供が生まれたらしい。

その子供達は巨人(ギガンテス)であり、その巨人からさらに大きな巨人が生まれ、自分達の妻に施薬、呪文、軍刀、鎧、その他戦具の作り方、鉱石と金の作り方、女達の飾り物、染料、星辰研究、太陽の特徴などなどを教えたのであった。

聖書では地上に人間により悪が蔓延したと言われているが、天使達が起こした事件により地上に悪が蔓延したというのが真実らしい。

エノクによると、巨人達は人間達を食い始めたので、人間達は神に助けを求めた。

そこで神は6人の大天使を遣わし、セミアザス達(天使達)を地獄へ落とすとともに、巨人達や天の奥義を知った人間などすべてを破滅させることにしたのである。

それが大洪水の真実という訳である。

聖書では”大昔の名高い英雄達”とされているが、これは堕天使たちの子孫(ギガンテス及びタイタン族)であり、悪をもたらした張本人である。

このように聖書の洪水の部分は、前の部分と後ろ(人間の悪が増した)は連続した記録なのであり、天使達と人間達が係わった記録の断片であることがわかる。

世界には巨大な石の遺跡が多数あり、巨人がいたという記録の断片が聖書に残されていたことが判明する。

このように旧約聖書探検隊は、ここで新しい記録を発見したのであった。

旧約聖書の話、第2話であった・・・。終わり。

注)同衾とは、昔、袋のようなものの中で寝ていたので、その中で男女がムニャムニャすることをいいます。