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住まいのリフォームと水道工事の大垣設備株式会社社長のブログです。

伊吹山文化資料館

2022-06-27 09:27:00 | 言葉と文化
昨日、米原市で開かれるいつもの彫刻教室からの帰り道、ふと思い立って「伊吹山文化資料館」に向かいました。
国道365号線に出ている看板が前から気になっていました。
よくある郷土資料館だったら15分間くらいでざっと見回れるかな、と思ったのですが、そんなことはありませんでした。
まず、意外なことに、建物前の駐車場は自動車が5-6台駐まっていて満車状態。
実は建物横奥にも広い駐車場があったのですが、そのときは気が付きませんでした。
どうしようかな、と思案していると建物から女性(学芸員さん)が出てきて、今いる場所に駐めてください、と言われました。
混んでてすみません、と謝られました。
白線は引かれてないスペースですが、まあ他のクルマの迷惑にはならないでしょう。




玄関に入ると、またビックリ。
床にびっしりと脱いだ靴が並んでいます。
学芸員さんに訊くと、毎月開かれている郷土史講座の受講生なのだとか。
なんと勉強熱心な土地柄なのでしょう!

展示室は1階に2室、2階にも2室あります。
2階には講座室もあります。
展示室1のテーマは「伊吹山にいだかれたくらし」。
ここは昔の農機具などが並ぶ普通の郷土資料館の印象と大差ありません。
展示室2は「伊吹山の恵みとなりわい」。
石臼作りや養蚕、もぐさなどの薬草採取などかつての地場産業の様子がわかりました。
関ヶ原町から北陸に向かう街道を「北国海道」として展示していましたが、「北国街道」とは違うようです。
展示室3は「伊吹山の自然と文化」。
知人が滋賀県に猛禽類の写真を撮りに行きます。
伊吹山周辺にはイヌワシがいて、そのビデオも見られます。
また、化石の宝庫です。
展示室4は「掘り起こされた伊吹の歴史」。
考古学的な展示です。

1階の廊下に大きな写真パネルが何枚も掲示されていました。
ここからずっと北の琵琶湖の源流にあたる地域から7集落が集団離村したそうです。
昭和44年、LPガスや灯油の普及により炭焼きが成り立たなくなり3集落が消滅しました。
平成7年にはダム計画で4集落が立ち退きになりました。
その後、ダム計画は立ち消えになりました。
この7集落の在りし日の暮らし、産業、文化、自然、そして住まいの移転などを収めた写真展です。
実は建物の外で展示は始まり、横奥の駐車場フェンスをずっと使い、さらに建物1階廊下に連なる展示でした。




屋外には、移設された古墳があり、石室が見られます。
この資料館は廃校(たぶん小学校)を利用したものだそうです。
となりに伊吹山麓青少年総合体育館、そのとなりに米原市立伊吹山中学校があります。
米原市は数多い施設の統廃合を進めているようですが、ここは残してもらいたいものです。

学芸員さんはとっても親切です。
帰ろうとしていたら、渡していない資料があると追いかけてきてくれました。

私の母校の小学校の校歌に「伊吹の峰を仰いで学ぶ」という一節があります。
私たちにとって伊吹山はふるさとの景色の重要なパーツです。
ただ、ありがたいというわけではなく、「伊吹おろし」のように迷惑なところもあります。
しかし、滋賀県側の山麓に住む人々にとって伊吹山は特別な存在であり、はるかに親しみのある山だということがよくわかりました。




守山市のアジサイ・石山寺

2022-06-20 08:29:00 | 旅行・観光
昨日は貴重な梅雨の合間の晴れの日曜日。
ドライブに出かけることにしました。
季節の花はアジサイかな?
アジサイの名所をネットで調べました。
滋賀県余呉湖の近くにあじさい園があるようですが、見頃には少し早いように見受けられました。
そこで、ちょっと遠そうだけど、滋賀県守山市にある「もりやま芦刈園(あしかりえん)」に行くことにしました。

名神高速道路の多賀サービスエリアや道の駅で時間をかけてしまったので、着いたのは昼近く。
入口は田んぼの中の道路に面していますが、両側にクルマの列が並びました。
「満車」の看板が立てられ、交通誘導員が入場しようとするクルマと歩行者をさばくのに四苦八苦していました。
なんとか反対側にある駐車場につながる狭い道に入れてもらいましたが、なかなか車列は進みません。
私ははじめて知りましたが、けっこう有名なところのようです。

「世界のあじさいの殿堂」とありますが、大風呂敷を広げているわけではありません。
守山市観光物産協会のサイトによると、「日本と西洋のあじさいがそれぞれ50品種、5,000本、計10,000本も植栽されていて、青や白、ピンクなど様々な品種のあじさいを楽しむことができます。」とあります。





本当に色とりどり、形もさまざまです。
聞いたことのないさまざまな品種名が明示されています。

私が気に入ったアジサイの花をご覧に入れましょう。














せっかく守山市まで来たので、もう1箇所、足を伸ばすことにしました。
ロードサイドの近江ちゃんぽん店で昼食をとり、向かったのは大津市にある石山寺。
団体のバス旅行や小学生の頃の遠足で訪れたことはあります。
個人では初めてです。

東大門の金剛力士像は、運慶とその長男湛慶の作だそうです。
しかし、ほぼ吹きさらしの環境で、ずいぶん傷んでいます。
修復してもらいたいものです。




東大門をくぐってすぐにある休憩所でVTRを見ました。
石山寺が、その名の通り石の山であることを学びました。
団体旅行ではそんな時間は取れませんし、バスの中でビールなどを飲んでいてそれどころじゃありません。

珪灰石(けいかいせき)がこれだけ地表に現れているのは珍しいそうです。
その上に見えているのは国宝「多宝塔」です。






珍しい校倉造(あぜくらづくり)の「経蔵(きょうぞう)」。




床下には「安産の腰掛石」があります。




今度は、紅葉のシーズンに行きたいものです。
滋賀県は観光名所がたくさんあっていいですね。




金剛力士のレリーフ

2022-06-13 08:30:00 | 趣味
実家から、こんなものが出てきました。




高校生のころ、美術の時間に制作した東大寺南大門金剛力士像(吽形)のレリーフ(浮き彫り)です。
割れてしまっています。
裏側には、鉛筆で書き込みがあります。
6組7番だったようです。
1年生の時かな?




修復する事にしました。
といっても、破面同士をくっ付けることはむずかしそうです。
木の板に貼り付けることにしました。
取り出したのは素麺の箱の蓋。
割れ目が空(す)いてしまいそうなので、塗料を塗りました。




本体裏側の凸部を彫刻刀で削った後、瞬間接着剤で貼り付けました。
よく見ると割れ目がわかりますが、重要文化財とかじゃないのでこれでOK。




もっともらしい作品になりました。
ただ、形は金剛力士像ではありますが、レリーフとしての技術は下手です。
上手く彫れば、もっと立体的に浮き出るように見えるはずです。

素材は、弾性のない合成樹脂(プラスチック)のようで、彫刻刀でたやすく彫れます。
裏側を見てわかるようにもともと灰色でした。
たぶん家に持って帰ってきて、私が絵の具で着色したのだと思います。
記憶にはありませんが。

60歳を過ぎてから仏像彫刻を始めましたが、子どもの頃から仏像の造形美には惹かれていたようです。
わが家は仏教徒ではなかったのですが。




FineLife2022夏号発行

2022-06-03 08:43:00 | PR
大垣設備は、年に4回、無料情報誌「Fine Life」を発行しています。
その2022夏号が完成しました。

第1特集は、「快適な住まいのための夏の日差し対策」
カーテン、シェード、断熱窓などによる日差しや暑さ対策をオススメしています。
室内熱中症予防方法についても紹介しています。

第2特集は、「知っておきたい、私たちの大切な水のこと」
この記事では節水を呼びかけています。
しかし、裏表紙の編集後記では疑問を投げかけています。

「リフォームお役立ち情報」は、「窓まわりの台風対策」
取替雨戸パネルやリフォームシャッター、面格子で台風による飛来物から家を守る方法を紹介しています。

「社長の日記より」は、「静岡市観光」
駿府城公園、静岡浅間神社、久能山東照宮、三保松原をめぐる一泊二日の旅行記です。

「社長の映画館」は「シン・ウルトラマン」
前号の「大怪獣のあとしまつ」に続き、怪獣映画を取り上げました。
初代ウルトラマン世代にはたまらない映画です。

「社長の本棚」は「生物はなぜ死ぬのか」
話題のベストセラーです。

これらは、このブログ記事を再編集したものです。

「大垣設備のリフォーム&増改築 誌上現場見学会」では、養老町T様邸の水まわりリフォーム工事例を紹介しています。

「お客様リフォーム喜びの声」では、4組のお客様の工事後アンケートへのご回答を掲載しています。

「暮らしのアドバイス」は、「節電をしながら夏を涼しく快適に」

「東海地方トリビア」として、「渥美半島はなぜ農業が盛んなの?」

裏表紙の「ミュージアムを訪ねて」では、大垣市守屋多々志美術館と飛騨民俗村・飛騨の里を紹介しました。

大垣設備ショールームや本社事務所で差し上げています。
最近のバックナンバーも置いてあります。
どうぞお越しください。






ショールームの夏の花

2022-06-02 13:48:00 | 世間話
大垣設備ショールームは入口付近に6つのプランターを置いています。
昨年10月下旬に植えたビオラが盛りを過ぎて、無残な姿をさらしていました。
7か月ももってくれたのですが、もう植え替えないといけません。




そこで、今日の午前中に植え替えることにしました。
いつからか、ほとんど私ひとりの仕事になってしまっています。

このブログを調べると、昨年も6月2日に植え替えたようです。
今度は、日々草。
この時期は世話が楽で長持ちする日々草と決めています。
でも、昨年はマリーゴールドも混ぜて植えました。
これは失敗で、マリーゴールドは根付かず早々に枯れてしまいました。
やっぱり日々草じゃないといけないという確信を強めました。

近くのホームセンターでは4色の苗が売られていました。
そのうち3色8鉢ずつの苗を買ってきました。
1つのプランターに4鉢ずつを植えました。
こんなぐあいになりました。