オドフラン ~いつもどこかに「なるほど」を~

誰かのためになるようなことを、書き込んだり、書き込まなかったり

2本のひまわり

2009-12-21 09:16:42 | 日記
コヤマです。
これは、わたしの母親から聞いた実際にあった話です。
ひまわりの季節が近づき、ふと思い出しましたので、紹介させて頂きます。


 今のような、ある初夏の日。母は、庭の片隅に2つのひまわりの種をまきました。
母の母(私の祖母)からふとしたことでもらったような種だったので、2つだけでした。


 2つの種は、2本のひまわりとしてすくすくと育ち、1mくらいになりました。
そんなある日、台風が来ることを聞き、母はひまわりに棒をくくりつけて補強をすることにしました。
しかし、棒が1本しか見つかりません。


 仕方ないと思い、1本のひまわりだけに補強することにしました。


 台風が来て、過ぎ去りました。
補強したひまわりは当然のことながら、補強していないひまわりも、
なんとか折れずに済みました。


 母は、また台風が来るかも知れないと思い、補強はそのままにしました。


 そうして、8月が終わりそうになる頃、2本のひまわりは、
立派に2mを超えるくらいになり、2本とも天をしっかり向いていました。
1本のひまわりに付けた補強は、すでにひまわりよりずっと低くなっていたので、
もう必要ないと思い、ちがう草木に付けるために取りました。


 そして、ある日台風が来ました。


 台風が過ぎた後、ひまわりを見てみると…


 1本は、変わらず立派に天を向いていましたが、もう1本は、
なんとぐにゃっと曲がって、地を向いていました。


 曲がっていたひまわりは、どちらのひまわりだったと思われますか。


 曲がっていたのは、補強したひまわりでした。
補強を取った途端に、今までは乗り越えきたはずの台風によって、
曲げられてしまったのです。



 この話は、教育にも通じると思います。
補強したひまわりは、甘やかされて育った子ども。
補強していないひまわりは、甘やかされていない子どもに例えられます。
甘やかされて育った子どもは、一見丈夫に育っているようでも、
その支えを無くすと、ちょっとした逆境にすぐになえてしまいます。
甘やかされていない子どもは、逆境でも、
そのまま立派に育っていくことができる、ということだと思います。


 植物であっても、人生の一つの教訓を教えられる、そんな話でした。

「勉強はいつまでするの?」 ~ミヒャエル・エンデ 「モモ」より~

2009-12-14 12:27:26 | 日記
私は趣味で、自転車で長い道のりを走るのですが、
終わりが見えない長い道のりを走っているときは、
子どもの頃に見たミヒャエル・エンデ作の「モモ」の中の言葉を思い出します。



「モモ」のあらすじはこのようなものです。
郊外の小さな町が舞台でして、
住民は皆毎日ゆっくりと楽しく暮らしていく中で、
突然「灰色の男」が現れ、住民に対して、
いかに時間を無駄にして過ごしているかを、とうとうと語り、
ついには住民達は時間の効率ばかりを気にして過ごすようになってしまいました。



「灰色の男」とは「時間泥棒」と呼ばれ、
人々から余裕の時間を盗む者で、
小さな女の子「モモ」が住民を時間泥棒から解放する、
というお話です。




物語の中で、モモが隣人のおじいさんから勉強を習う風景があります。
とてもたくさんのことを勉強するのだと思い、
モモはおじいさんに問いかけました。



「勉強はいつまでするの?」


するとおじいさんは、ちょっと困った顔をして、こう返事をしました。


「君の前に長い道がある。」


「早くゴールをしたいと思って、ゴールばかりを見つめて、
急いで進めば、とても疲れる。少しも楽しくないだろう。」


「でも、目の前の一歩だけを見つめて、
一歩また一歩だけを考えれば、いつの間にかゴールに着いている。
疲れないし、楽しかったと思うかも知れない。」




自転車の話に戻りますが、
サイクリングをしているとついつい結果ばかりにこだわってしまう時があります。どのくらいの距離を走ったとか、どれだけの速さで走ったとか。


ですが、結果だけにこだわっていると、
自転車そのものがつまらないと感じている自分もいます。


もともとは、季節や天気や時間帯によって
移り変わっていく景色を楽しむために始めた自転車のはずでしたが、
いつの間にか結果にこだわるようになっていたのです。




勉強やスポーツも初めは楽しんでいたものでも、
いつしか結果にこだわって、楽しさを忘れてしまうことが、
往々としてあるのかも知れません。



結果を求めて頑張ることも時には大事ですが、
結果だけにこだわらないようにして、
できれば今を楽しむことも、大事なのだと思います。

カタカナの「シ」と「ツ」の書き方。

2009-12-07 18:45:53 | 日記
カルノです。


最近はめっきりパソコンが普及して、


いざ、字を書こうと思ったら漢字をド忘れ!


なんてのは良くある話ですね。




ところで、小学生はもちろん、


大人にも案外間違って書いている人が多いのが


カタカナの「シ」と「ツ」。


「シ」は    シ



ですからね。






「ツ」は   ツ




ですからね。







シ   とか   シ




とか書いている人、いませんか?


自信を持ってかけますか?























本当ですか???(よしなさい!)











いや、実際あった話ですが、


とある工場の看板「シムラ●●工場」さんが


「ツムラ●●工場」ってなってたんです。


全く別物!!!


まあ、これをご覧のみなさまはおそらく大丈夫かもしれませんが


これをご覧の学校の先生や親御さんの中には


もしかしたら「うちの児童(子供)もそうなのよ・・・」なんて方もいらっしゃるかもしれません。


そこで、ためになる覚え方を1つ。


僕がまだ豊頬の美少年だったころ、そうです、


今から4~5年前の話ですが(ツッコミ不可!)


中学校の時の国語の先生が、こんなテクを教えてくれました。


是非使ってみてください。


シはシ  なんです。

ツはツ   なんです。




ナイス!!





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今日の一言

僕は、シとツはかけますが

それ以前にそもそも字が汚いので

「ワクワク」と書いたつもりが「クククク」と読まれてしまいます。。。

誰か助けてください。苦笑