オドフラン ~いつもどこかに「なるほど」を~

誰かのためになるようなことを、書き込んだり、書き込まなかったり

民間の民間による民間のための税金

2010-03-31 11:36:02 | 日記
以前にどこかで聞いた話ですが、面白いと感じましたので記します。


私達は、税金を国や自治体に払い、様々な行政サービスを受けています。

しかし、法律を作る議員に金に関わる疑惑を受けたり、

天下りなどで高額な報酬を得る官僚がいるなど、疑惑は絶えません。


ですので、支払うべき税金の全てを議員や官僚に任せるのではなく、

その一部を支払う人自身が決めてもいいのでは、という話です。


支払い先は、「民間」になります。

今、日本では多くのNPOが活動していて、

行政では補えない細かい支援を行っています。

例えば、職や住む場所を失って途方に暮れている人を支援したり、

孤独なお年寄りを支援したり、将来の希望が見えない若者を支援するなどです。

どれも担当行政サービスはあるのでしょうが、時代の変化の早さのせいか、

あまり充分とは言えないため、NPOが生まれていると思われます。


しかし、そうしたNPOはほとんどが善意による活動です。

自分の時間を他人のために使う気持ちのある方々の行動になります。

企業のように収入を得る機会はほとんど無いので、

必要な物資は支援者の自己負担であったり、

行政や基金からの助成金によるものが多いと聞きます。


行政が補えない部分を民間が行っていて、そのための資金提供を行政が判断する、

というのは、どうも妙な気がします。


ですので、自分が払う税金の一部を、

社会のために活動している民間団体を自分で選んで、自分の決めた金額を提供する、

ということは望ましい社会の形のように思います。

まさに、民間の民間による民間のための税金とも言えます。


もちろん、立法や行政の仕組みそのものは、

これまでどおり続けていくべきだと思いますが、

行政では捉えきれない部分を民間団体が行うので、

その活動資金を税金という形で民間から支払ってもいいのではないでしょうか。


民間団体で活動される方は、どなたもその分野に精力的に動く方ですので、

これまでより少ない資金で、これまで以上の支援活動が行われるかも知れません。


もちろん、支払う側の目がありますので、不正や疑惑のあがったり、

社会に不必要な活動をする民間団体へは、支払い継続はストップされると思われます。

事業仕分けが、常に行われるような状況ですね。



こうした税金の形があってもいいと思います。


駅で流れる『ぴーん・・・、ぽーん・・・』の音の意味は??日常のふとした疑問?

2010-03-23 17:26:26 | 日記
普段、当たり前のように日常に浸透しすぎていて


改めて聞かれると「そういえば何でだろう?」って思うことはよくあります。


季節はもう春ですね。


卒業式や入学式、春休みや春のイベントなど催し物が盛りだくさんで


電車や地下鉄に乗ってあちこち移動される機会も多いのではないでしょうか?


さて、電車や地下鉄の駅で、ゆったりとしたチャイムみたいな音、


『ぴーん・・・ぽーん・・・、ぴーん・・・ぽーん・・・、』


って音、聞いたことありませんか?


音自体は知っていても


あのチャイムが何の目的で使われているのか、まで聞かれると


「そう言えば何でだろう?」


って思う人も多いのでは?



あの音は


「盲人用誘導チャイム」と言います。


階段や改札などの付近に設置されており、目の不自由な方に進む方向の目安になっているんです。


トイレでも音声案内で


『右側ガ男子トイレ、左側ガ女子トイレ、デス』


みたいなアナウンスのある駅もありますが、


あれも同じです。


駅のバリアフリー化に伴って、こういう機能の設置が増えているんです。


ナニゲなく過ごす日常でも


みんなが暮らしやすい世の中に、一歩ずつ近づいているんですよね。


【今日の一言】

電車といえばもう1つ。

どうしてレールの上にはよく「砂利」があるんでしょうね?

実はここにも暮らしのための知恵と雑学が!!

形無しと型破り

2010-03-08 22:01:00 | 日記
歌舞伎の世界では、基礎を積んでいない人のことを
「形無し(かたなし)」と呼ぶそうです。
一方で、基礎をしっかり積んでいながらも既存の型を超える人のことを
「型破り(かたやぶり)」と呼ぶそうです。


基礎を積むことは、誰にとっても辛いことだと思います。
それをする意味がわからないまま、単調なことを延々と繰り返さなければならず、
間違えれば叱られます。


しかし、基礎はこれまでの歴史の中で、
熟成された「大事」な何かであることには変わりません。


それをやらずして、大きいことをやろうすれば、
その結果は「形無し」になることが多いのだと思います。



これは歌舞伎に限らず、どのような世界でも同じだと思います。
特に若い頃は、人とは違うことがしたくて、突飛なことをしようとしますが、
基礎が無いので「型破り」にはなれません。


勉強でも同じく、学校で学ぶことは、
これまでの人類の歴史が積んだ多くの情報・思考方法ですが、
これらを地道に積むことで、より高度な思考が出来るようになります。


自分の目指す世界で「型破り」を目指してもらいたいからこそ、
そのための基礎をしっかり積んでもらいたいと思います。