オドフラン ~いつもどこかに「なるほど」を~

誰かのためになるようなことを、書き込んだり、書き込まなかったり

子どもが育つ魔法の言葉

2010-02-21 15:57:55 | 日記
以前、皇太子が何かの取材の時に紹介されてたので


ご存知の方もいらっしゃるでしょうか。


ドロシー・ロー・ノルト 氏『子どもが育つ魔法の言葉』。


この間、たまたまサイトで見つけて、


改めてみても「いい言葉だなあ」と思ったので


皆様にもご紹介いたします。


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■けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

■とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

■不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

■「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

■子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

■親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

■叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

■励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

■広い心で接すれば、キレる子にはならない



■誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

■愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

■認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

■見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

■分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

■親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

■子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

■やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

■守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

■和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

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如何でしょうか。


私もいつも、心にとめておきたいと思っています。


▼引用サイト
日本著書販促センター
http://www.1book.co.jp/003274.html

社会に出た時の準備 ~キャリア教育について~

2010-02-14 13:17:47 | 日記
キャリア教育という言葉をご存知でしょうか。

教育関係者であれば、よく耳にする言葉かと思いますが、

一般にはあまり聞かれない言葉かも知れません。

キャリア教育と言葉からすると「キャリアウーマン」や「キャリア組」のような印象を

受けますが、そのような類(たぐい)ではなく、

全ての子ども・10代の若者を対象として「仕事を知る・触れる」ことを行い、

自分の将来を少しずつ考えてもらうことが目的の学びと言えます。



 こうした教育が出てきた背景には、

現在でも問題になっている「ニート・引きこもり」などの問題があると言えます。

ニートは厚生労働省の定義では、2003年で200万人以上のピークを向かえ、

以降は下がっているようですが、じょじょに高齢化が進み、

過去ニートであったものがなかなか社会復帰できずにいるようです。

一時期は、ドラマで紹介されるなど、社会現象であるとも感じられました。

それまで勉強を懸命に頑張っていた学生が、大人になり、ある日突然仕事を辞め、

それ以降家に閉じこもったまま、という姿は親だけではなく誰から見ても悲しいことだと思います。




 物が足りない時代(物の供給が必要と感じる時代)であれば、

仕事をする意義は誰の目にも明らかですが、物が溢れた現代の若者には

「働く」ことが「当然」にはならない場合があるようです。あくせく働かなくても、

「生きてはいける(気がする)」ことが大きな要因かも知れません。

ただ、そうした人が増えた中で現状の日本社会がこれからも続くとは言えないので、


結果的に自分達に首を絞めることになるとも限りません。


 物が溢れた時代に育った子どもには、「生きるため・お金の得るための仕事」ではなく、

「自分の成長のための仕事」というより高度な意識を与えていく必要があるのだと思います。

高度といっても、そのきっかけは元々子ども達に備わっていると思います。

それは、「ヒーローはかっこいい」という気持ちです。

2-5歳児くらいの子どもが、テレビなどのヒーローに憧れて、

ヒーローの真似をしたりします。ヒーローは辛いときにも諦めず、敵に向かって戦いを挑み、そして勝ちます。

その姿がカッコイイと思い、僕も/私もそうなりたいと思っているはずです。



 テレビの中だけに限らず、仕事で働く大人も同じです。

辛いことがあっても諦めず、辛いことに立ち向かって頑張り、そして乗り越えます。

そうした(テレビの中ではない)生きたヒーローの姿は、小さい子どもだけではなく、

小学生・中学生・高校生・大学生、大人になってもカッコイイと思うものです。

ヒーローの姿を見せていけば、「いつかはああなりたい」と思うものです。

そのためにはコツコツ努力して、辛くても諦めない気持ちが必要であることも、

いずれ気が付くと思います。



 しかし、残念ながら現代の子ども達にはそうしたヒーローの姿を見る機会は少ないと言えます。

多くの社会人は会社など家から離れた職場に向かうので、子どもにはその姿がよく見えなくなってしまうのです。



 キャリア教育とは、そうしたギャップを埋めるために生まれた教育と言えますが、

しかし、これまで学校と企業との接点が少なかったため、

いきなり連携をしようとしても難しいところがあります。

そのためキャリア教育の実践には、学校と企業(社会人)の仲介者が必要と言えます。

その仲介者は、各地域に少しずつ増え、少しずつ経験を積んでいると思われます。

(その効果がニート人口の減少につながっているのかも知れません。)

なぜ勉強するのか?

2010-02-08 13:36:32 | 日記
カルノです。今日はいきなり大きなテーマです。


タイトルの通りなんですけどね、そもそも論ですが、どうして勉強するんでしょうか?


考えたことありませんか?


あるいは子供からそんな質問をされたことはありませんか?


答えは見つかりましたか?


こんな質問されたらちゃんと答えることは出来ますか?


往年の名作「男はつらいよ」でこんなシーンがありました。


「満男くん」という男の子が寅さんにこう質問するんです。


『大学へ行くのは何のためかな』って。


誰しもこんなこと、思いますよね。


みなさんはなんと答えますか?


この男の子の質問に、寅さんは完璧とも思える回答をしているんです。



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満男 「伯父さん、質問してもいいか?」

寅 「あまり難しいことは聞くなよ。」

満男 「大学へ行くのは何のためかな。」

寅 「決まっているでしょう。これは勉強するためです。」

満男 「じゃ、何のために勉強すんのかな。」

寅 「つまり、あれだよ。ほら、人間長い間生きてりゃいろんなことにぶつかるだろう、なあ?

そんな時に俺みたいに勉強してない奴は、振ったさいころの出た目で決めるとか、

その時の気分で決めるしかしょうがない。

ところが勉強した奴は、自分の頭できちんと筋道をたてて、

こういく時はどうしたらいいかなと考えることができるんだ。

だから、みんな大学へ行くんじゃねえか。だろ?」

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何かの参考までに。



今日の一言『がんばれ受験生!!』

「あいさつ」が生んだ自信

2010-02-01 19:46:41 | 日記
お笑いの世界などでは、師匠の付き人などをやる「下積み」を経て、


デビューすることが多いと聞きます。



芸を持たずに、芸を披露することはできないので、まずは師匠の様子を見て、


芸を盗み、師匠に鍛えてもらう、ということはわかりますが、


あるテレビ番組を見て、下積みには別の意味があるのではないかと思いました。



とある小学生の子(仮:たけしくん)が、落語に興味を持ち、


近所の(大人が入るような)落語家サークルで落語を覚えたというところから始まる


ドキュメントでした。


そのサークルでは、定期的に近状の人を集めて、落語を披露するようですが、


たけしくんは、落語はしっかり覚えていても、人前に出ることにひどく緊張してしまい、


本番前になると吐いてしまうなどして、


落語の披露を突然辞退してしまうとのことでした。



そのような子ですので、テレビ番組の力によって、


有名な落語家の体験弟子入りをしました。そこでは、落語を見てもらうというより、


挨拶をしっかりする、師匠のお茶出しの仕方を覚える、


師匠の着物の準備をするなど、


一見落語とは関係の無いことを覚えさせられていました。



挨拶一つでも注意されたりするので、たけしくんは、ビクビクしながらも、


少しずつ動作を覚えていき、次第に言われたことをしっかり行うようになり、


最後には言わなくても自分から動けるようになっていました。



そして、体験弟子入り最後の日には、師匠や兄弟子の前座として、


落語を披露する機会まで与えられました。





近所の人達の前に出るにも吐いてしまうような子が、


何十人もの知らない人の前に出ることが出来るのかと、


視ていながら心配しましたが、ひどく緊張する様子も無く、


しっかりとした顔つきに高座に上がり、落語を披露していました。



一体、その子を何が変えたのか。


それは、挨拶をしっかりする、お茶だしをしっかりする、


などの基礎を身に付けた自信ではないかと思います。


芸事には直接関係は無くても、まずは基本的な所作を覚えることで、


なんとなく「自分はできる」という自信につながるのかも知れません。



スポーツや勉強のように、みんなから褒めてくれる成果を出せなくても、


挨拶のような動作がしっかりできるだけでも、自信になり、


それが別のことに挑戦する勇気につながるのではないでしょうか。



もし、お子様や生徒・児童にひどく自信の無い子がいらっしゃいましたら、


その子にはまず挨拶をしっかりさせることを教えた方がいいのかも知れません