オドフラン ~いつもどこかに「なるほど」を~

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こたつ記事って儲かるの?

2023-01-16 10:51:41 | 日記

テレビやネットで見た情報を記事にすることを
「こたつ記事」というそうで、近年はこの「こたつ記事」が増えてきました。

テレビで誰かが発言した内容をそのまま記事にする。
ネットで見た内容、話題の情報を、そのまま記事にする。

こういうたぐいのやつです。

一昔前までは、現場に行って取材して、1本の記事を書くのにかなりの時間と労力を要してたわけですから
それを考えると比べものにならない「楽ちん」なわけです。

そこで疑問がわいてきます。

「こたつ記事って儲かるの?」

結論を言うと

「ついやした労力の割には儲かるとは思います。ただしそれは一時的なものです」

「参入者がどんどん増えていますので、とにかく競争が激しいです」

これが答えでしょう。

 

どういうことかというと、

1)費やした労力のわりには儲かる

 費やした労力というのは、テレビで見た時間、ネットで調べた時間、というくらいでしょうか。物理的な移動を伴ったり交通費を伴ったりしないので、そういう意味ではかつてのように、1本の記事を書くのに、移動したり電話したり取材したり、という労力がないので、儲けやすいとは思います。

※ただしデメリットとして以下に「2」と「3」を述べておきます

 

2)賞味期限が短い

 簡単に作れるものは、賞味期限もすぐに切れます。例えば、こういう時事ネタ系と対比して用いられるのが「ノウハウ系」「技術系」のジャンルです。これらと比較してみるとわかりやすいでしょう。例えば「ホームページの作り方解説記事」「ネットショップの作り方動画」みたいなものがあったとします。こういう技術や知識はある程度、ノウハウを持っている人でなければ作れないので、参入障壁が高いです。そして、それらは結構普遍的なものなので、一度作っておけば、1~2年くらいは見られるでしょう。場合によっては4~5年たっても見られている動画や記事なんかもあったりします。

一方で、テレビで見たニュースや、ネットニュースなんかを、記事にしたり動画にしたり、というのは、「今日作ったら、今日~明日くらいで賞味期限が切れてしまう」というのがポイントです。1年どころか、1週間も持たないものが多いです。なぜなら、日々新しいテレビ情報、ネット情報が量産されるので、人々の興味はどんどん「その新しい方」へ移っていくからです。

よって「こたつ記事」で安定して収入を得るためには「とにかく日々休みなく連発」しなければいけません。

事実、時事ネタ系youtuberという人達は、毎日、365日、休みなく、何かしらの動画をアップしています。なんなら1日に2~3本のペースでアップしています。やはりそれだけ生き残りをかけた戦いが熾烈んだんだと思います。

 

3)参入障壁が低い(競争過多)

 先ほどの説明でも触れましたが、技術系・ノウハウ系の記事や動画は、一定の知識を持った人でしかコンテンツが作れない=参入障壁が高い、のに対し、こたつ記事は、とにかく参入障壁が低いです。というか「事実上、誰でも参入できる」といっても過言ではないでしょう。実際、ここ2~3年で、時事ネタ系youtuberは加速度的に増えている印象です。もともとそのあたりの専門家・評論家というポジションだった人も、どこの誰かもわからない一般人も、同じ土俵で同じネタを扱ってしのぎを削っています。

下手したら、本職のメディア関係の記事よりも、ネットでカリスマ的発信力のある個人の方が、アクセス数を稼いでいるかもしれません。

 

どうです?

「こたつ記事」って、誰でもできるから簡単だ、という反面、実は結構、それはそれで「しんどい」局面もあるのです。

 

今、競争過多になってきているので、もしかしたら5年後、いや3年後くらいには、

完全に様変わりしているかもしれません。(AI記事に完全に奪われているとか??←)