小麦の収穫がスタートし、なまぐさ黒穂病があると搬入拒否ありえないんだけどぉ。仕方ないのでダンプ2台の小麦を堆肥畑に降ろした
なまぐさ黒穂病は、糸状菌(かび)の一種によって引き起こされ,主に種子伝染により発病する。罹病株は分げつがやや多くなり、短稈となる。罹病穂は健全穂よりやや小さく、成熟期になっても暗緑色を呈し、芒がよじれたり変形することが多い。頴は小さく中軸に不規則に着生し、一部では頂部が開き、内側から暗茶褐色の胞子が露出することがある。子実の中は暗茶褐色の胞子が充満して、これを押しつぶすとなまぐさい臭いがする。罹病種子は収穫作業時にコンバインの中でつぶれ、健全種子を汚染するため被害が拡大する。また、収穫時のこぼれ種子が圃場に残り伝染源となることが多い。
【防除のポイント】
1.必ず種子更新し、種子消毒を行う。
2.こぼれ種子が圃場に残り伝染源となるので、田畑転換できる圃場は水田にし、土壌中の胞子とともに種子を死滅させる。
3.畑麦の場合、他作物を栽培し、発生した異株を除去して駆逐する。
4.発病が認められた圃場の収穫作業は他の圃場が終了してから行う。発病圃場の作業後は、コンバインや乾燥施設などの清掃を徹底する。
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