むぎわらぼうし通信。筑波農場の常陸小田米づくり。

(株)筑波農場の社長です。
常陸小田米の生産と農業ブランドへの取組みや政治活動報告します。

米の価格について

2024年06月12日 | 常陸小田米

米の価格と農業政策について考える。現在の1人当たりの消費量は53㎏ほど(戦後118㎏)で半分。国は需給安定を計りながら生産調整で36%ほどを転作(小麦+大豆、飼料用米)として休んでいる。国は備蓄米と民間在庫を把握しているが、民間が最小水準となり逼迫感が強く取引価格が急激に上昇していると感じている。

噂では、1俵30,000円を超えたとも聞きます。

飼料用米は10a当たり12俵(720㎏)収穫して出荷単価8円/kgで5,760円+国の補助金は10a当たり最高額105,000円+つくば市の上乗せ大規模団地化助成金(4ha以上)17,000円を足すと127,760円になる。

主食用から飼料用米に作付転換を促しつくば市も転作達成率は100%をクリアしているが、令和6年産の収穫時期の米価が上昇傾向して、生産者は主食用が得だと感じれば作付けが増えて通常なら再び下落するはず、しかし肥料や電力などの生産コストは反映されえていない状況からすると、価格転嫁は必須で重要な場面となっている。


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