つくば市議会9月定例会にて一般質問登壇しました
1.スーパーシティにおける市内交通やモビリティの取組みについて伺いました。
答弁 現在、つくば駅周辺での移動の利便性や回遊性の向上、交通弱者の安心・安全な移動の実現に向けて、多面的に取組を進めています。具体的には、パーソナルモビリティのシェアリングサービスの実現に向けて、現行の道路交通法で実現可能な時速6キロでのシェアリングサービスの実証を計画。
主に通院の利便性向上を目的としたAIオンデマンド型交通サービスの実証や、昨今の民間路線バス事業者が抱える運転手不足の解消などの課題解決を図るために、筑波大学及び民間企業とともに自動運転バスの実証の実施に向けて検討を進めています。
自動運転バスの実証の内容については、国の自動運転に関する補助事業の活用を見据え、市や筑波大学、関東鉄道株式会社、その他自動運転バスの運行実績を持つ民間企業で連携し、筑波大学内の周回経路で自動運転バスの走行実験を検討しています。
さらに、つくば駅と筑波大学の間を自動運転バスで結ぶことができれば、運行エリアを広げることが可能になります。将来的には、パーソナルモビリティと組み合わせ、自動車がなくても自宅から病院や公共施設などに不便なく行くことができる社会を実現し、「場所」から「人」への取組を進めていきます。
2.台風2号の被害状況と対応について、被害のあった地域の今後の営農支援について伺いました。
6月2日~3日にかけての大雨により、つくば市では24時間降水量が観測史上最大を記録しました。床上浸水2棟、床下浸水5棟、道路冠水36件、倒木14件、土砂流出10件、水田130ヘクタールが冠水する被害が発生しました。対応については、市内道路パトロール、道路冠水や倒木、土砂流出箇所の通航止め等の安全確保の実施、森の里地区では避難所の開設、越水箇所での土嚢積み等の冠水対策や雨水圧送管破損箇所の復旧工事を行いました。
水田に対する支援策は、浸水した期間が長かったため、例年と比較して米の収量が減少することも考えられるので、被害にあった水田の耕作者への支援を検討しています。被害にあった市内の水田の多くは、つくばみらい市、龍ヶ崎市と近くに接しており、両市でも同じく被害を受けており、市を跨がって耕作している方もいる為、両市と足並みを揃えた支援ができるよう協議を進めて参ります。