過ぎ行く秋

2009-11-29 22:58:33 | Weblog



冬の足音が、耳を澄ますとそこまで聞こえてきている晩秋の一日。
小春日和の中、はらはらと散る銀杏の葉の姿に小鳥が重なる。
ドイツの晩秋がが思い出される!





聖徳記念絵画館。

設計 小林正紹(一般公募)の原図を基に明治神宮造営局が実施設計。
竣工 大正15年10月22日。

鉄筋コンクリート造 外壁は岡山県万成産の花崗石。

東西112m、南北34m、高さ32.1m。

1943年10月21日神宮外苑(絵画館前から現在の国立競技場)で太平洋戦争の戦況悪化を打開するため、学徒出陣壮行会が降りしきる雨の中執り行われた。

戦地に赴く学徒2.5万人(その内3千人以上戦死)、スタンドで見送る女子学生5万人。

失われた一人ひとりが大いなる可能性を持っていたことだろう。

この犠牲は日本にとってあまりにも大きかった。

戦後の驚異的な繁栄と自由はこの様な人々の犠牲によって築かれているのだろう。




萌黄色から金色へのグラデーションを楽しませてくれた偉大な広葉樹は、葉を一枚一枚地に返し、厳しい冬を耐えて行く。
自然は凄い!



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東京スカイツリー

2009-11-16 00:10:00 | Weblog


墨田区押上に建設中の観光電波塔「東京スカイツリー」の高さが205mに到達。
全体の3分の1まで伸びて来た。
地上500mまでの塔体はタワークレーンを使ってひたすら積み上げて行く。

・東京タワー(333m)・ベルリンタワー(368m)・東方明珠タワー(468m 上海)・オスタンキノタワー(540m モスクワ)・CNタワー(553m トロント)を超し、完成すれば東京スカイツリー(634m)は世界一となる。
厩橋からスカイツリーを望む。




浅草方面へ歩いて行くと食欲をそそるような匂いがしてきた。
駒形どぜう店は満席のため店先で一休み。
どぜうなべに満足し浅草へ。




隅田川の先に3基のクレーンが立つ新タワーの威容が浮かぶ。




東京スカイツリーは高さ634m、足元の幅は約70m。

設計・監理:日建設計
施工:大林組

2008年7月着工
2011年12月竣工予定
21世紀の技術の粋を結集した世界一の新タワーの完成が待ち遠しい!
駒形橋から望む。
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偲ぶ会

2009-11-08 13:08:05 | Weblog


この日は立冬とは思えない程の暖かさで、道行く外国人観光客の中には半袖姿の人も。

和田倉門、行幸通りの金色の銀杏を見ながら明治生命館へ。




明治生命館は岡田信一郎の設計で1934年(昭和9年3月)竣工。

戦時中は金属拠出、東京大空襲、戦後はアメリカ極東空軍(FEAF)が使用のためGHQ(連合国軍最高指令官総司令部)に接収。

1956年(昭和31年)アメリカ軍から返還された。

昭和の激動期を乗り越え、2001年(平成13年)から改修工事が行われ隣接地に30階建ての明治安田生命ビルが2004年9月に建設された。





1997(平成9年)重要文化財に指定。
当館は日本近代建築史を語る上で貴重な存在である。

1階は「丸の内お客様ご相談センター」とし業務に利用。

土・日の11時から17時まで見学可能。




当館地下1階オイスターバー&レストランで「小野新先生を偲ぶ会」が13時から開催された。
官公庁、大学、建設業の一線で活躍されている多くの門下生が全国から参加。

小生、駆け出しの頃、小野先生のもと新宿高野ビル、千葉商大体育館、日大理工学部9号館、茨城県立笠松体育館等々・・・当時建築雑誌に掲載されたこれらの構造設計に携わることができ感謝の気持ちで一杯。

1992年12月、日大理工学部9号館大教室で行われた特別講演は、多くの卒業生及び学生で溢れかえっていたのが懐かしく思い出される。

先生が他界され早半年が過ぎました。毎年、年の暮れに開催の「新会」に小野先生のお顔を拝することが叶わなくなり誠に悲しい限りです。
安らかに。
合掌。



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秋季関東高校野球

2009-11-03 23:59:17 | Weblog


前日シード千葉商大付属は群馬の強豪前橋工高と延長13回熱戦の末、日没による引き分け再試合となった。(千葉県野球場)

文化の日は木枯らし一番となったが、試合開始の12時頃には気温も上がり絶好の野球日和。





千葉商大付の三塁側スタンドは1982年の選抜初出場以来の甲子園を目指して、一球一打にメガフォンをたたき大応援!




4点を先取されいよいよ反撃開始。
1点を返し、なおも最終回粘りに粘って1点を追加したが万事休す。
2対4で夢を絶たれた。



前橋工高は西武ライオンズ渡辺久信監督はじめ、多くのプロ野球選手を輩出してきた名門校である。

基本に忠実な野球を身に付けた好チームだ。
一日の長を感じた。

我が千葉商大付は投手、守備力をさらに鍛え夏に向け千葉の星になって欲しい。

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