偲ぶ会

2009-11-08 13:08:05 | Weblog


この日は立冬とは思えない程の暖かさで、道行く外国人観光客の中には半袖姿の人も。

和田倉門、行幸通りの金色の銀杏を見ながら明治生命館へ。




明治生命館は岡田信一郎の設計で1934年(昭和9年3月)竣工。

戦時中は金属拠出、東京大空襲、戦後はアメリカ極東空軍(FEAF)が使用のためGHQ(連合国軍最高指令官総司令部)に接収。

1956年(昭和31年)アメリカ軍から返還された。

昭和の激動期を乗り越え、2001年(平成13年)から改修工事が行われ隣接地に30階建ての明治安田生命ビルが2004年9月に建設された。





1997(平成9年)重要文化財に指定。
当館は日本近代建築史を語る上で貴重な存在である。

1階は「丸の内お客様ご相談センター」とし業務に利用。

土・日の11時から17時まで見学可能。




当館地下1階オイスターバー&レストランで「小野新先生を偲ぶ会」が13時から開催された。
官公庁、大学、建設業の一線で活躍されている多くの門下生が全国から参加。

小生、駆け出しの頃、小野先生のもと新宿高野ビル、千葉商大体育館、日大理工学部9号館、茨城県立笠松体育館等々・・・当時建築雑誌に掲載されたこれらの構造設計に携わることができ感謝の気持ちで一杯。

1992年12月、日大理工学部9号館大教室で行われた特別講演は、多くの卒業生及び学生で溢れかえっていたのが懐かしく思い出される。

先生が他界され早半年が過ぎました。毎年、年の暮れに開催の「新会」に小野先生のお顔を拝することが叶わなくなり誠に悲しい限りです。
安らかに。
合掌。



コメント (1)
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