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デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

アメリカジョッキークラブカップメモリアル(カネツクロス)

2006年01月21日 23時40分41秒 | 東京競馬場
芝路線に変更し5歳になって本格化したカネツクロスが重賞2連勝。
明け5歳の注目馬を尻目に、33秒台の上がりで圧倒的な逃げ切り勝ち。

1996年 1月21日 東京競馬場
第37回アメリカJCC(G2)芝2200m 良 9頭
1着◎4カネツクロス 牡6(58的場)2:15.0 1人気
2着…3ダンスパートナー 牝5(55蛯名正)2馬身 4人気
3着▲8ウインドフィールズ 牡6(57東)1馬身1/2 6人気
単210 馬690

この年は福島競馬場改修の変則開催のため、東京での正月開催。コース脇をよく見ると、ダート変更があった前日の雪がまだ残っていました。

アメリカJCCは9頭立てでしたが、菊花賞にも挑戦した牝馬ダンスパートナー、ケンタッキーダービーに挑戦して以来の実戦だったスキーキャプテンなど明け5歳の注目馬の他、2連勝中のマイネルブリッジ、古豪ロイスアンドロイスもいて個性的なメンバーが揃いました。

レースはカネツクロスがウインドフィールズに譲った先手を再びで奪い返し、そのままマイペースに持ち込む逃げで、上がり33秒9でまとめる完勝。スローペースとはいえ、冬枯れの芝で33秒台の逃げ切りに、当時は相当驚かされました。

前残りの展開で唯一脚を伸ばしてきたのは、内を伸びてきたダンスパートナー。テン乗りの蛯名騎手でしたが、さすがメンバー中唯一のG1馬、貫禄を示しました。真っ白い馬体のスキーキャプテンは後方のまま見せ場なし。この後骨折が判明して登録抹消、短い競走生活でしたが、結果的にこれがラストランとなりました。

ダートを勝ってきたカネツクロスが、オープンでは芝路線に変更し、5歳になって本格化。これで暮れの2500mの鳴尾記念に続き重賞連勝。この後は日経賞2着からG1路線でも期待されましたが、テレビ馬的な存在で、残念ながら掲示板確保することはありませんでした。

カネツクロス 牡 1991年 3月18日生 鹿毛 西塚安夫厩舎 28戦 9勝
父:タマモクロス
母:マウントソブリン(母父:ラッキーソブリン)
主な勝ち鞍:アメリカJCC(G2)、鳴尾記念(G2)、エプソムC(G3)

京成杯メモリアル(ヤマニンセラフィム、ローマンエンパイア同着)

2006年01月13日 00時40分41秒 | 東京競馬場
東京での京成杯は、長い写真判定の末「1着同着」という珍しい結果に。
2頭とも2戦2勝での参戦だったので、これでともにデビュー3連勝となります。

2002年 1月13日 東京競馬場
第42回 京成杯(G3)芝2000m 良 15頭
1着3ヤマニンセラフィム 牡3(55蛯名)2:00.4 2人気
1着11ローマンエンパイア 牡3(55武幸)同着 1人気
3着4ブリガドーン 牝3(53木幡)1馬身1/4 8人気
単(3)120(11)110 馬370

新馬、さざんか賞を圧勝したサクラローレル産駒のローマンエンパイアが1人気。デビュー3戦レコード勝ちの快速牝馬ヤマニンパラダイスの初仔として期待されたSS産駒ヤマニンセラフィムが2人気。葉牡丹賞をレコード勝ちした藤沢厩舎のSS産駒サスガが3人気。他はダディーズドリーム、マイネルアムンゼン、カゼニフカレテなどが出走していました。

平均ペースに中団の内にヤマニンセラフィム、後方集団にローマンエンパイアが控え、長い直線勝負に。横一線の中、内からヤマニンセラフィム、大外からローマンエンパイアが脚を伸ばし、並んでゴールイン。写真を撮っていた感触では内ヤマニンが勝ったか?と思っていましたが、京都のメインレースが終了する頃まで、という長~い写真判定の結果、とても珍しい1着同着の表示。同着のレース写真は初めて撮りました。

表彰式は2頭同時ではなく、ヤマニンの口取り写真→表彰式→ローマンの表彰式→口取り写真という順番で行なわれました。ヤマニンセラフィムは次走弥生賞でも1人気に推されますが、レース中の骨折の影響で6着敗戦。1年半以上のブランク明けで復帰しましたが、2戦未勝利で登録抹消。SS産駒に快速牝馬という超良血だっただけに、その後の活躍が見られず残念でした。

ローマンエンパイアは弥生賞でも後方一気の素晴らしい追い込みを見せましたが、バランスオブゲームの2着まで。皐月賞では高速決着で末脚不発で14着大敗。その後は骨折で長期休養を挟んで復帰後はオープンでも勝ちきれず、ダートにも挑戦。昨年暮れの2005ファイナルSでは休み明けながら3着に好走。冬場実績のある馬だけに、復活の勝利が期待されます。

ジャパンカップメモリアル(ランド)

2005年11月24日 22時35分40秒 | 東京競馬場
ランド、ドイツ調教馬初のJC制覇。ロバーツ騎手の進言での来日が功を奏す。
女傑ヒシアマゾンが豪快な追い込みで2着確保、世界の強豪相手に大健闘。

1995年11月26日 東京競馬場
第15回 ジャパンカップ(G1)芝2400m 良 14頭
1着△4[外]ランド 牡6(57ロバーツ)2:24.6 6人気
2着◎12ヒシアマゾン 牝5(55中舘)1馬身1/2 2人気
3着…10[外]エルナンド 牡6(57アスムッセン)クビ 7人気
単1,450 馬3,310的中

叩き2戦目、武豊騎手との初コンビで復活が期待されたナリタブライアンは単勝1人気に推されながらも伸びきれず6着。しかし同期の女傑ヒシアマゾンが豪快な追い込みで2着確保。この頃はまだ「主な勝ち鞍=谷川岳S」のタイキブリザードがスローで逃げて4着でした。

体は小さいマイケル・ロバーツ騎手の派手なアクションに応え、ドイツ馬ランド(アカテナンゴ産駒)が快勝。ロバーツ騎手は同年春に短期免許で来日した経験を活かし、日本の馬場への適性を考えてランドの来日を進言した、というのは有名な話で、低評価を覆す勝利には驚かされました。

<撮影メモ>ニコンFE2
股関節炎から復帰後の天皇賞では大敗、ひと叩きして復活が期待されたナリタブライアンは調教でも本来の動きが見られず、という記事を見て迷わず無印。一見、ロマン派か?と思いきや、競馬を始めた当初から馬券に関してはシビアでした(苦笑)。

G2のオールカマー、京都大賞典と素晴らしい追い込みで連勝中のヒシアマゾンを軸に外国馬へ4点流しで33倍の馬連が的中!当時は1点1,000円も買っていたので、30倍でも高配当の部類、馬券的にも思い出深いレースです。

競馬を始めて1年弱、初めてのジャパンカップ観戦は1階席のスタンド最後列から。通路の段差を利用して標準レンズでの撮影、ちょうど10年前ではあまり記憶にないが、まだ2回目のG1観戦とあって、混雑にも慣れていない状況下での撮影だったか?前回初G1観戦だった秋の天皇賞(サクラチトセオー)では、とてもお見せできないような写真のデキ(小さいうえに手ブレ)だったので、この写真が、まともに撮れた「初めてのG1ゴール写真」として思い出に残っています。

アルゼンチン共和国杯メモリアル(マチカネキンノホシ)

2005年11月06日 09時57分34秒 | 東京競馬場
デビュー以来、常に人気してきたマチカネキンノホシが重賞2勝目。
57.5キロのトップハンデも克服し、器用さに欠けるイメージを払拭。

2000年11月 5日 東京競馬場
第38回 アルゼンチン共和国杯(G2)芝2500m 良 16頭
1着▲3マチカネキンノホシ 牡4(57.5岡部)2:33.9 3人気
2着△16メジロロンザン 牡4(53吉田豊)1/2馬身 9人気
3着…12サンデーセイラ 牡5(53菅谷)クビ 12人気
単710 馬7,700

天皇賞・秋メモリアル(スペシャルウィーク)

2005年10月29日 22時51分34秒 | 東京競馬場
前走唯一の大敗で状態が不安視されていたスペシャルウィークがレコード勝ち。
たった1度の敗戦で、無印にしたファンをあざ笑うかのような見事な差し脚でした。

1999年10月31日 東京競馬場
第120回 天皇賞・秋(G1)芝2000m 良 17頭
1着…9スペシャルウィーク 牡5(58武豊)R1:58.0 4人気
2着…6ステイゴールド 牡6(58熊沢)クビ 12人気
3着△1エアジハード 牡5(58蛯名)3/4馬身 5人気
単680 馬15,770

札幌記念で抑える競馬に成功したセイウンスカイが2か月ぶりでも1人気。朝日CC、京都大賞典を鋭い差し脚で連勝してきたツルマルツヨシが2人気。春の天皇賞から京都大賞典2着を叩いてきたメジロブライトが3人気。

京都大賞典をまさかの7着に敗れたスペシャルウィークがひと叩きしての変わり身に注目が集まっていましたが、調教でもそれほど一変、という雰囲気は感じられず、自在性の出たセイウンスカイや新興勢力ツルマルなどにシルシがつき、スペシャルには△が3~4個とすっかり評価を落としていましたが、ファンは単勝4人気と支持を集めました。

セイウンスカイがゲート入りを嫌がり、スタートが5分近く遅れるアクシデントで、セイウンスカイも若干の出遅れ。小倉記念をレコード勝ちしたアンブラスモアがハイペースで逃げる展開に後方集団のスペシャルウィーク。

やはり来ないのか?と思ったが、先に抜けたセイウンスカイなどを直線一気のゴボウ抜き。ステイゴールドも素晴らしい伸びを見せ、一旦は先頭に立ちましたが、スペシャルの脚が上回り、見事春秋天皇賞連覇達成。

2着も京都大賞典6着のステイゴールドが巻き返しであわやの2着。スペシャルウィークとステイゴールドで馬連1万5,000円、なんて今では考えられませんが、1度凡走したからといって(私を含め)無印にしたファンをあざ笑うかのような差し切り勝ちに正直「参りました!」という感じでした。

レースはコースレコードのおまけ付き。前年絶対的な存在だったサイレンススズカで無念の競走中止、武豊騎手は1年越しの天皇賞制覇となりました。

天皇賞・秋メモリアル(オフサイドトラップ)

2005年10月29日 22時50分42秒 | 東京競馬場
サイレンススズカ、まさかの競走中止にどよめくの中でのゴールイン。
オフサイドトラップは屈腱炎を克服してのG1勝利も、心中複雑なところ。

1998年11月 1日 東京競馬場
第118回 天皇賞・秋(G1)芝2000m 良 12頭
1着△6オフサイドトラップ 牡8(58柴田善)1:59.3 6人気
2着△10ステイゴールド 牡5(58蛯名)1馬身1/4 4人気
3着…8サンライズフラッグ 牡5(58安田康)3馬身 5人気
単4,240 馬12,210

単勝1.2倍。武豊騎手の「ハイペース宣言」で逃げたサイレンススズカが前半1000mを57秒台の超ハイラップを刻み、場内を沸かせた瞬間、ガクッとスピードが落ち、4コーナーで故障発生。

乗っていた他のジョッキーも通過する時に後ろを振り返りながら心配される中、直線の争いは押し出されるようにサイレントハンター、オフサイドトラップが首位争い、ステイゴールドは内にささりながら脚を伸ばすも2番手まで。

オフサイドトラップは屈腱炎という難病を克服してのG1初勝利に関係者はひとしおですが、断然の存在が故障発生とあって、柴田善騎手のインタビューも若干遠慮がちで、心中複雑な感じもしました。

<撮影メモ>ニコンF90
毎日王冠まで6連勝中とあって、サイレンススズカ1色の天皇賞。「走破タイムは何秒か?」というのが焦点で、それによって対抗馬を選ぶ、という予想スタンスを日刊競馬の柏木集保さんが言っていたのが印象的でした。

競走中止の瞬間、大きなどよめきとともに、ハズレを確信したスタンドのファンから、物や新聞が次々と投げつけられる大騒ぎ。そんなどよめきの中オフサイドトラップがゴールイン。すぐさまサイレンススズカが止まっている4コーナー付近に目をやったので、柴田コールが起こったかは、覚えていません。

ヒモで押さえていたワンツーでしたが、さすがにタテ目の組み合わせはなく、馬連は万馬券。ラジオ中継でもサイレンススズカの故障の情報はありませんでしたが、辺りもすっかり暗くなった競馬終了後のファンと騎手との集い(チャリティーオークション)の冒頭で、当時司会をしていたフジの福原アナからサイレンススズカの予後不良が告げられ、大勢のファンから大きな悲鳴やどよめきがあったのを覚えています。

天皇賞は単なる通過点で、ジャパンカップや海外遠征もあの快速のスピードが楽しみ、と思っていた矢先の事故だけに、残念の一言。帰りの電車でも無念で涙。競馬で涙を流した唯一の出来事です。翌朝のスポーツ新聞でも一面大見出しでで「スズカ事故死」と大きく取り上げられていました。

天皇賞・秋メモリアル(バブルガムフェロー)

2005年10月29日 22時49分36秒 | 東京競馬場
距離適性から菊路線をパスしたバブルガムフェローが古馬を一蹴。
タイキブリザード(BCクラシック)で遠征中の岡部騎手の代打、蛯名騎手がG1初勝利。

1996年10月27日 東京競馬場
第114回 天皇賞・秋(G1)芝2000m 良 17頭
1着○4バブルガムフェロー 牡4(56蛯名)1:58.7 3人気
2着…8マヤノトップガン 牡5(58田原)1/2馬身 4人気
3着▲16サクラローレル 牡6(58横山典)クビ 1人気
単740 馬2,500

春の天皇賞を制した▲サクラローレルがオールカマーを順当に勝ち上がってきたとあって、1人気。春のエプソムC以来、重賞4連勝中とこの夏最大の上がり馬◎マーベラスサンデーが2人気。

春のクラシック最有力候補と言われた○バブルガムフェローが皐月賞トライアル後に骨折、復帰後は菊路線には向かわず、毎日王冠3着をステップに果敢に古馬の天皇賞に挑戦。実力を買われて3人気に推されていました。

藤沢和雄厩舎と岡部騎手は、同日にアメリカで行なわれるブリーダーズカップクラシックにタイキブリザード(最下位13着)が遠征しており、主戦の岡部騎手に替わって手綱を取った蛯名騎手が嬉しいG1初勝利。春の天皇賞では、ステージチャンプでハナ差負けのガッツポーズと恥ずかしい?思いをしただけに、秋は正真正銘の右腕を高らかに挙げるガッツポーズを披露。

人気のサクラローレルは直線、馬群につつまれ、脚を余して3着止まり。境勝太郎調教師をして「俺が乗っても勝てた」との酷評を受けた横山典騎手は自らの騎乗ミスをバネに、ジャパンカップはパスして万全を期した次走有馬記念では人気に応えて雪辱を果たしました。

富士ステークスメモリアル(クリスザブレイヴ)

2005年10月21日 01時34分29秒 | 東京競馬場
常に人気を背負ってきた期待馬クリスザブレイヴが待望の重賞初勝利。
幾度の長期休養を乗り越え、脚部不安を克服した価値ある1勝でした。

2001年10月20日 東京競馬場
第4回 富士S(G3)芝1600m 良 14頭
1着14クリスザブレイヴ 牡7(56吉田豊)1:33.2 3人気
2着1ダイタクリーヴァ 牡4(58河内)2馬身 2人気
3着8ネイティヴハート 牡3(54柴田善)1馬身1/4 4人気
単770 馬1,150

全19戦中、14戦が単勝1人気という、常に人気を背負ってきたクリスザブレイヴ。デビュー2戦2勝で朝日杯3歳Sを1人気で大敗(15着)して以来、重賞にはあと1歩届かなかったが、1年半ぶりの関屋記念では、改修後の絶好の馬場も味方につけて2着、これをきっかけに走りが一変。

京成杯を日本レコード(ゼンノエルシド)の2着と好走した後の富士S。それまで逃げ一辺倒だったが、マグナーテン、ミデオンビットら逃げ馬を先に行かせて、道中3番手グループとレースぶりも成長。

大出遅れのダイタクリーヴァも渾身の末脚を見せましたが届かず、最後は2馬身差の完勝。1年半ぶりの9勝目は待望の重賞制覇。順調に使われていれば、もっと活躍できたと思いますが、長期休養に追い込んだ脚部不安を克服した勝利は感動モノでした。

3着には3歳馬のネイティヴハートの食い込み。重賞に格上げされてからエアジハードを筆頭に3歳馬の好走も目につくところで、今年は2歳王者マイネルレコルト、スプリングS勝ちのダンスインザモアなどがクラシック路線から変更してマイル重賞に出走。距離短縮で一変が見込めるだけに、要注目です。

毎日王冠メモリアル(サイレンススズカ)

2005年10月09日 01時35分49秒 | 東京競馬場
毎日王冠のベストレース、といえばやはりサイレンススズカか?。
発表では13万人というG1レース級の集客で、朝からの盛り上がり方も異様でした。

1998年10月11日 東京競馬場
第49回 毎日王冠(G2)芝1800m 良 9頭
1着◎2サイレンススズカ 牡5(59武豊)1:44.9 1人気
2着△4エルコンドルパサー 牡4(57蛯名)2馬身1/2 3人気
3着…7サンライズフラッグ 牡5(58安田康)5馬身 4人気
単140 馬330取りガミ

朝日杯3歳Sまで4戦全勝ながら、骨折で休み明けのグラスワンダー、NHKマイルCまで5戦全勝のエルコンドルパサーと、強力な無敗3歳2騎に対して、今年5連勝中の快速サイレンススズカが参戦とあって注目されたレース。当然場内は朝から大混雑で、G1並み、いやG1以上の盛り上がり、という今考えても異様な光景でした。

宝塚記念では騎乗馬の都合で南井克騎手がピンチヒッターでしたが、今回は再び武豊騎手に手綱が戻りました。エルコンドルパサーとグラスワンダーはともに的場騎手のお手馬でしたが、ここでグラスワンダー騎乗を選択。エルコンドルパサーは蛯名騎手との新コンビがこのレースからスタートしました。

スタートすると、すでにサイレンススズカが半馬身ほど出ているという状態の最高のスタート。一方でグラスワンダーは若干の出遅れ。サイレンススズカが前半1000mを57秒7で引きつける逃げで、上がりも35秒1でまとめ、カンペキなペース配分で完勝。

早めに2番手に競りかけ負かしに行ったグラスワンダーは失速し5着。勝負付けが済んだ後にエルコンドルパサーとサンライズフラッグが脚を伸ばす感じで、着差以上の圧勝。この時点では天皇賞も当確ランプで、引き上げてくる時も通常はダートコースですが武豊騎手のはからいで、芝コースを通ってファンにあいさつするほどの余裕も。

天皇賞では残念ながら故障で競走中止。予後不良とは今でも惜しまれますが、ここで負かしたエルコンドルパサーがその後ジャパンカップを、グラスワンダーはグランプリ有馬記念を快勝するなど、サイレンススズカの無念を晴らすような活躍で、最後の勝利の価値をさらに高めてくれたような気がしました。

サイレンススズカ 牡 1994年 5月 1日生 栗毛 橋田満厩舎 16戦9勝
父:サンデーサイレンス
母:ワキア(母父:ミスワキ)
主な勝ち鞍:宝塚記念(G1)、毎日王冠(G2)、金鯱賞(G2)、中山記念(G2)、小倉大賞典(中京G3)

毎日王冠メモリアル(バブルガムフェロー)

2005年10月09日 01時34分37秒 | 東京競馬場
天皇賞連覇を狙うバブルガムフェローがいつもの競馬で順当勝ち。
ツクバシンフォニーはまた2着。低配当ながら(当時としては)会心の予想でした。

1997年10月 5日 東京競馬場
第48回 毎日王冠(G2)芝1800m 良 9頭
1着◎6バブルガムフェロー 牡5(59岡部)1:46.1 1人気
2着○3ツクバシンフォニー 牡5(57横山典)1/2馬身 5人気
3着△2スピードワールド 牡4(55的場)3/4馬身 2人気
単200 馬1,290的中

前年の天皇賞秋を制覇したバブルガムフェローが、天皇賞連覇を目指して秋初戦の毎日王冠。59キロも鳴尾記念で克服済みで断然の1人気も納得か?2人気は安田記念で田原騎手を背に3着と実力を示したスピードワールド。3人気はスポット的に武豊騎手を起用してきたジェニュイン。4人気は朝日CC制覇から天皇賞を目指すシンカイウン、重賞2着が多いツクバシンフォニーが5人気でした。

3~4番手、といういつものベストポジションから危なげない抜け出し。天皇賞連覇へ視界良好でした。しかし、天皇賞ではエアグルーヴにゴール寸前交わされ2着。連覇の難しさを思い知らされました。

先に抜け出したツクバシンフォニーがゴール寸前差され2着。早くから素質を見抜いて注目してきましたが、これで4度目重賞2着。勝ちがほしいところでしたが、翌年のエプソムCで待望の重賞初勝利を達成しました。