

2頭とも2戦2勝での参戦だったので、これでともにデビュー3連勝となります。
2002年 1月13日 東京競馬場
第42回 京成杯(G3)芝2000m 良 15頭
1着3ヤマニンセラフィム 牡3(55蛯名)2:00.4 2人気
1着11ローマンエンパイア 牡3(55武幸)同着 1人気
3着4ブリガドーン 牝3(53木幡)1馬身1/4 8人気
単(3)120(11)110 馬370
新馬、さざんか賞を圧勝したサクラローレル産駒のローマンエンパイアが1人気。デビュー3戦レコード勝ちの快速牝馬ヤマニンパラダイスの初仔として期待されたSS産駒ヤマニンセラフィムが2人気。葉牡丹賞をレコード勝ちした藤沢厩舎のSS産駒サスガが3人気。他はダディーズドリーム、マイネルアムンゼン、カゼニフカレテなどが出走していました。
平均ペースに中団の内にヤマニンセラフィム、後方集団にローマンエンパイアが控え、長い直線勝負に。横一線の中、内からヤマニンセラフィム、大外からローマンエンパイアが脚を伸ばし、並んでゴールイン。写真を撮っていた感触では内ヤマニンが勝ったか?と思っていましたが、京都のメインレースが終了する頃まで、という長~い写真判定の結果、とても珍しい1着同着の表示。同着のレース写真は初めて撮りました。
表彰式は2頭同時ではなく、ヤマニンの口取り写真→表彰式→ローマンの表彰式→口取り写真という順番で行なわれました。ヤマニンセラフィムは次走弥生賞でも1人気に推されますが、レース中の骨折の影響で6着敗戦。1年半以上のブランク明けで復帰しましたが、2戦未勝利で登録抹消。SS産駒に快速牝馬という超良血だっただけに、その後の活躍が見られず残念でした。
ローマンエンパイアは弥生賞でも後方一気の素晴らしい追い込みを見せましたが、バランスオブゲームの2着まで。皐月賞では高速決着で末脚不発で14着大敗。その後は骨折で長期休養を挟んで復帰後はオープンでも勝ちきれず、ダートにも挑戦。昨年暮れの2005ファイナルSでは休み明けながら3着に好走。冬場実績のある馬だけに、復活の勝利が期待されます。