日本でもアメリカの自動車会社いわゆる「ビッグ3」が経営危機に陥っていることはニュースで大きく取り上げられています。
ビッグ3といえば、フォード、GM、クライスラーの3社ですが、過去に何度も経営危機が伝えられたクライスラーはともかく世界で始めて車の大量生産を行ったフォードやアメリカ最大の自動車会社だったGMがそろって経営危機に陥ったことはアメリカ経済界にとってもある程度予想されていた事とは言え、衝撃は大きかったと思います。
その後、ビッグ3は破綻した金融企業同様に公的資金による支援を要請しますが、多数の失業者が出ると政府を脅してみたり、社長が社用ジェットを使用してで公聴会に出席して顰蹙を買っているのはご存知の通りだと思います。結局暫定的な資金注入が行われるようです。GMはこのまま行けば年内にキャッシュが底を付き経営が破綻するそうですので。時期的によくなかったのは大統領の交代時期であり、根本的な対策が現時点で取る事ができない(もっともブッシュ大統領の任期がまだ十分あったとしても効果ある対策が取れたかは疑問です)。
今回の対応で一番思ったのは当面の経営破たんを先延べするためだけの対策で今後新政権が、根本的対策を打ち出すまでの資金の逐次投入はアメリカの経済状態を更に悪くするだけではないのか、ということです。今年11月までに100万人が解雇されたというニュースが入りましたが、現状においては経営破たんを当面しのぐために「ビッグ3」は言うに及ばず他の企業においても従業員解雇、レイオフが発生し、これまでにない規模になるのではないかと思われます。
サンクスギビングの休日が終わり、アメリカの国民的行事「クリスマス・ショッピング」が始まりましたが、やはり例年よりも出足は鈍いようです。これからクリスマスへと続くアメリカで一番華やか時期にいかにも景気の悪い話で残念です。これもアメリカのエリート達が作ったシステムの破綻だとすれば自業自得といえないこともありませんが、庶民にとってはやはり災難だと思います。
まだ経済政策に対する実力は未知数ですが、オバマ新大統領とそのチームの手腕に期待せずにはいられません。
リストラ断行迫られる可能性=金融支援と引き換えに-米ビッグ3(時事通信) - goo ニュース
ビッグ3といえば、フォード、GM、クライスラーの3社ですが、過去に何度も経営危機が伝えられたクライスラーはともかく世界で始めて車の大量生産を行ったフォードやアメリカ最大の自動車会社だったGMがそろって経営危機に陥ったことはアメリカ経済界にとってもある程度予想されていた事とは言え、衝撃は大きかったと思います。
その後、ビッグ3は破綻した金融企業同様に公的資金による支援を要請しますが、多数の失業者が出ると政府を脅してみたり、社長が社用ジェットを使用してで公聴会に出席して顰蹙を買っているのはご存知の通りだと思います。結局暫定的な資金注入が行われるようです。GMはこのまま行けば年内にキャッシュが底を付き経営が破綻するそうですので。時期的によくなかったのは大統領の交代時期であり、根本的な対策が現時点で取る事ができない(もっともブッシュ大統領の任期がまだ十分あったとしても効果ある対策が取れたかは疑問です)。
今回の対応で一番思ったのは当面の経営破たんを先延べするためだけの対策で今後新政権が、根本的対策を打ち出すまでの資金の逐次投入はアメリカの経済状態を更に悪くするだけではないのか、ということです。今年11月までに100万人が解雇されたというニュースが入りましたが、現状においては経営破たんを当面しのぐために「ビッグ3」は言うに及ばず他の企業においても従業員解雇、レイオフが発生し、これまでにない規模になるのではないかと思われます。
サンクスギビングの休日が終わり、アメリカの国民的行事「クリスマス・ショッピング」が始まりましたが、やはり例年よりも出足は鈍いようです。これからクリスマスへと続くアメリカで一番華やか時期にいかにも景気の悪い話で残念です。これもアメリカのエリート達が作ったシステムの破綻だとすれば自業自得といえないこともありませんが、庶民にとってはやはり災難だと思います。
まだ経済政策に対する実力は未知数ですが、オバマ新大統領とそのチームの手腕に期待せずにはいられません。
リストラ断行迫られる可能性=金融支援と引き換えに-米ビッグ3(時事通信) - goo ニュース
フォードはなんとか持ちこたえそうに見えるのですが
そうでもないんですかね???
BRICSは車が必須な広大な国が多いので
もうちょっと待てば
車の需要も増えるような気もしますが
難しいですかねえ...
車はBRICSあたりだと自前で生産しそうですので、ドイツ車のようなステータス性がないと厳しいかもしれません。
GM、いよいよ同業二社も巻き込んで、大倒産の瀬戸際ですね(^^)。
9.11の少し前にも、経営危機が騒がれましたが、イラク、アフガンへの参戦で、一息ついたようですが、相次ぐ戦争やミサイル配備などで、該当の国々では、アメリカ製品を買う人は、激減したと聞いています。元々、性能が悪い上に、イメージまで悪くなっては、誰も買いません。
日本がお手本としてきた国が、傾国の憂き目にあり、日本も早く、進路を代えないといかんのでしょうが、一体、アメリカの何が根本的に間違っていたのでしょうか。
「 アメリカ病 」の症状の診断と、治療方法、オバマ氏にその能力があるのかどうか。彼も病根に侵されているように思いますが。。。
オバマさんも「アフリカ系初の大統領」というイメージが先行していますが、ハーバードを抜群の成績で卒業したアメリカ屈指のエリートでもあります。という意味では既存路線から大きく外れることはなさそうです。
「虚構と机上の空論」をもってしてまで、金を稼ごうというエゲツないアメリカの資本主義ですが、誰がどう考えても、崩壊は避けられませんよね。
虚構の経済を創りあげた、アメリカのエリート、金の亡者、守銭奴、拝金の怪物とでも言いましょうか、酷い連中ではありませんか。。確かに、弁護士なんかもその類で、金次第で、法廷でのハッスル度が全然ちがいますからっ!
かつての日本は、終身雇用や、ほどよい福利厚生を特徴とした家族的で社員を大切にするスタンスの企業が、資本主義を担っていたうちは、社会も健全でした。 最近、そうしたアメリカ流の「効率主義」を導入してから、おかしくなったように思います。
MBAの入門書を見るとよく「企業価値を高める」ということ書かれているを見るのですが(ホリエモンもよく言っていましたが)、ここでは企業価値を高める=より多くの利益を上げるという意味です。それだけではないだろう、と思っています。社会貢献や社員を大切にする、そういうことも企業価値を高めるはずなのになぜ利益しか見ないのか、そこから考え直すべきだと思っています。