クリスマス前、極寒のシカゴダウンタウン

クリスマス前の週末、シカゴ周辺は厳しい冷え込みに見舞われました。

土曜日の夜から気温が下がり、日曜日は終日華氏で０度前後、摂氏に換算してマイナス17度から19度の気温で、屋外はまるでフリーザーの中にいるような感じでした。天気予報では寒さの指標として風を考慮に入れた体感温度であるウインドチルも併せて発表していますが、こちらは華氏でマイナス20度、摂氏ではマイナス30度以上との予報でこちらでも「dangerously cold」と表現される寒さでした。こちらの人に聞いても1年でも一番寒い時期に相当する寒さで、やはり今年は冬の訪れが1ヶ月早い、とのことでした。

その寒さにも関わらず、クリスマス前の休日ということで家族でシカゴダウンタウン見物を決行しました。といいますのは次の休日はクリスマスになり、閉める店もあると聞いたので、クリスマスの一番にぎやかな時期はこの日だろうと考えたからです。厚手のジャンパー、帽子、手袋に加えて、これだけ気温が下がると直接空気を吸うだけでも肺によくないそうなので、マフラーを顔の下半分を覆った完全武装（まさにミリタントのような格好でした）でシカゴの街に出かけました。

シカゴは一番にぎやかな時期、という予想に反してこれだけの寒さだと流石のシカゴアンも外出は控えるのか、経済状態のせいなのか人通りもまばらでした。駐車場探すのは楽でしたが。通りを歩いてみたのはよいのですが、外にでると1分もたたないうちに寒さがこたえ、近くの店に入りしばし休憩、そして移動を繰り返し何とかメイシーズまでたどりつきました。デパートの飾りつけは華やかで、日本でもどこもやっていますが、心なしか日本とはセンスが違うなあ、と勝手に思っております。

メイシーズの隣のジョン・ハンコック・センターの前には大きなクリスマスツリー（写真）が飾られておりました。ニューヨークのロックフェラーセンターのツリーは実物を見たことがありませんが、もっとすごいのかなと思いました。

この寒さではあんまり長居をすると本当に危なそうだったので、7時前にはダウンタウンを出発しました。月曜日も日曜日とさほど気温が変わりませんが、ダウタウンのソルジャーフィールドでアメフトの試合をやっており、今その中継を見ております。吐く息の白さがすごいです。その中で3分の1くらいの選手は半袖で試合をしています。寒くないのでしょうか。

明日からまた雪、ちょっとした外出にかなりの決意が必要な時期がしばらく続くようです。