オーソレ、何それ?

私、o_sole_mioが好きな歴史、旬の話題、
賞味期限の切れた話題等を
適当に書きつづります。

住んでいるところの話3

2004-06-16 00:22:05 | 戦国時代
今住んでいるところの隣町の旧熊毛町(現周南市)に毛利元就の歯を祭っている廟がある。元就の墓所は広島県の郡山城址にあるのだが、なぜここに遺歯が祭られている理由は以下の通りである。

毛利元就の七男に元政という人物がいた、元就には9人の男子をもうけたが、最初の正室との間に生まれた3人(隆元、元春、隆景)ほど他の子供達は世に知られていない。前に述べた通りこの3人にあてた手紙の中でも、4男以下は「虫けら」扱いしている。しかし、これは元就が子供達が互いに争わせないようにするための演技であり、実際には4男以下の子供達も均等に可愛がられたようである。中でも7男の元政は特に可愛かったらしく、養子縁組先も安芸吉田に程近い天野家であった。元政も父元就からそそがれた愛情を感じており、父を慕っていた。そして関が原の合戦後防長2カ国に減封された毛利家のなかで三丘(旧熊毛町)に知行を与えられた際に亡父の歯廟を建てたということである。そこにはかつて寺があり、元政もその地に眠っている。

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