to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

犬の見ている世界

2013年09月17日 | レトリーブ

ある飼い主さんにディスクを転がしてレトリーブさせる時のことを聞かれた。

右に曲がるディスクを転がしてやると意欲的に取りに行くのに、左に曲がるディスクだとテンションが落ちてしまうのは何故なのだろう?と。

飼い主さんは右利きでディスクを右手で縦に転がします。

犬は飼い主さんの左側から走り出し転がるディスクを追います。

 

この質問を受けて私は「犬の気持ち」を知ることが大切なんだなぁと思いました。

レトリーブがあまり得意じゃない犬を楽しくさせるには盛り上げることも大事なことです。

でも、闇雲に盛り上げても上手くいかない。

 

犬は必ず人を中心に円を描くように動きます。

何かしらの力を中心に円を描くって宇宙の法則なんですよね。

万物共通なんじゃないかな。

 

左側から出た犬はディスクを投げる人を中心に時計回りに動くことになる。

その外側に逆回り(左へ転がる)のディスクを出すと犬の視野の外になってしまう。

飼い主が指差したり、左方向へ動くことでディスクを認識させなければならなくなる。

時計回りに動こうとしていた犬の行く手を遮るように逆回転をさせることになるから失速する。

こっちかな~って思ってたのに突然前に立ちはだかる人が現れて無理矢理こっちよっ!って指図されたら嫌よね。

 

ディスクは円を描いて投げるものじゃないから、前方へ投げるときも犬の視線というものを意識してやるといい。

犬がディスクに注目するように誘い、その視線を流してやるようにディスクを出してやる。

意欲的に追わない原因の殆どが投げられる物に対して集中してないことが多いです。

物に集中できる子は物を中心に自分で円を描く方向(時計回り、反時計回り)を調整できる。

集中できない子には、この自然の摂理を利用して気持ちよく追わせてやることが必要になるわけです。

 

何かに悩んだり、ふと疑問に思ったりしたら、犬の目線で見てみると面白いです。

彼らの感じている世界が見えてきます。

 


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