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犬と私と羊...合言葉は「自然体」

犬の歯磨き

2010年10月06日 | Health

歯周病は、その菌が心臓や腎臓・肝臓・肺などの病気を引き起こすと

言われるくらい重要な病気です。

 

この写真は蒼太くんの下の奥歯です。

1か月くらい歯磨きをサボっていたので腫れています。

丸で囲んだ部分の歯ぐきが

赤く腫れて炎症を起こしているのが分かると思います。

同じ歯の写真では上の方の歯の淵も赤く腫れています。

歯肉炎と言う、歯周病の1歩手前の状態です。

 

一見、軽い炎症のように見えますが、

あなたのワンコの歯ぐきにこのような炎症が全体的及んでいるとしたら、

それはあなたの手のひら一面が赤くただれているのと

同じ炎症の度合いなんです。

もしも、あなたの身にそのような炎症が起きていたら?

すぐに病院に行くでしょう。

しかし、歯周病は痛みが無いので、気づかないうちにあなたのワンコに

忍び寄り、進行していくのです。

 

歯周病は、歯ブラシ1本で防げる病気です。

 

今、慌てて、自分のワンコの口の中をのぞきこんだ方もいると思います。



まずは、ご自分の歯で歯磨きの練習をしてみてください。


4Bの鉛筆を用意して、上の前歯に適当に線を引いてみてください。


かぶせ物がしてある方は、なるべくご自分の歯に書くようにしてみてください。

それを歯ブラシで力を入れずにさっさっと歯ブラシの毛先だけで

落とすようにしてください。

歯磨き粉などはつけないで磨いてみてくださいね。

意外と力を入れなくても汚れが落ちることがわかると思います。


普段、歯を磨くとき、汚れを落とそうと思うと、つい一生懸命に磨きますよね。


箒で、掃くときに、刷毛でペンキを塗るようにする人はいませんよね。


毛先だけを使うようにするのが、簡単に汚れを落とすコツなんです。

コツをつかんだら、染めだし液を薬局で買ってきて、


同じようにやってみてください。



歯と歯の間は、なかなか落ちないかもしれません。


歯ブラシの毛先を丁寧に角度を調整しながら当ててみてください。

簡単に落ちる角度と力加減があるので、それを覚えてくださいね。


人それぞれ、微妙に歯の形や角度が違うので、ご自分に合った方法を


探し出してみてください。

 


犬の歯を磨くときも一緒です。

つい速く効率よく磨こうと思って、歯ブラシを突っ込んだり


力を入れたりしてしまう。


軽く毛先が当たる程度で磨いてあげると、逆に効率よく磨けるんです。

 

効率よく汚れを落とすことができたら、今度は、汚れやすい部分を


知ってさらに効率UP。


ここは、下の奥歯の重なっているところです。

ココに歯ブラシの毛先が当たるように磨きます。


歯の表面部分は、ココを磨いているうちに歯ブラシが当たるので、


そんなに一生懸命磨こうと思わなくても磨けます。


上の奥歯の表面は、くぼんでいるので、くぼんだ箇所を磨くつもりで


歯ブラシを当てると、その歯全体を磨いていることになるわけです。


見えるところを磨くのではなくて、重なりのあるところや


凹凸のある凹の部分を磨く。


いきなり歯ブラシを持って、怖い顔をして、力んで犬の前に立つのではなく、


口元を触りながら、歯の形をよく観察してみるところから始めてみると良いですね。

 



欧介や蒼太は、歯磨きのモデル犬のようにジッとしていません。


歯ブラシを噛んでしまい磨くというよりは、噛み噛みして感触を楽しんでる感じ。


それでも、先ほどの汚れやすい場所(歯石がつきやすい場所)だけは、


歯ブラシの毛先が当たるように磨きます。

下の前歯の裏側や、上の前歯の歯と歯の間も同様です。

 

 

あとは、噛み噛みしてる間に自然と磨けてしまうので、


褒めながら、楽~に噛ませています。


欧介も蒼太も得意げな顔をして歯ブラシを咥えるのが大好きです。



なのに、毎日やらないo-mamaは、本当に反省しなければいけませんね。

皆さんと一緒に頑張って行きたいと思います。

ポチッとお願いします。→

Atelier sucre sale」に「スピニングパーティー」を

UPしました。のぞいてみてね。


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4 Comments

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教えてくださいー (かなやん)
2010-10-07 17:35:05
歯ブラシは色々硬さが出てますが、どんな基準がオススメですか??
(犬も含めて…)
今は歯科用のシステマという歯ブラシヘッドが小さめでやわらかめの毛のをつかっています。

ついつい私は力を入れて磨きがちで、歯ブラシの磨耗が猛烈に早いので、最近気をつけてはいますが…ついつい…
だからといってきちんと磨けてるわけではないので虫歯ができるわけで。
返信する
すごーい (habimama)
2010-10-09 23:12:29
わかりやすいっ
ガゼットにこのくらい丁寧掲載してくれたら
どこのワンコも歯がきれいになるぞーーー
\(^O^)/♪
ありがとっ
返信する
かなやんさんへ (haiji)
2010-10-12 12:53:01
歯科用のシステマを使用しているなら
かかりつけの歯科医院でかなやんさんに合っているものを
薦めていただいたのだと思います。
力を入れ過ぎてしまうことと、前回のコメントに
歯肉が腫れやすいと書いてあったので、
歯周病予防のためにシステマなんだと想像してますが、
システマは歯と歯ぐきの境目、つまり歯周ポケット用なので、
歯の汚れを取るのには、ちょっとしたテクニックが必要かも。。。
虫歯予防のために普通のフラットな毛先の歯ブラシを
併用してみては、いかかですか?
あくまでも、力は必要ないです。
ただ毛先はサラサラと動かしても大丈夫。
返信する
habimamaさんへ (haiji)
2010-10-12 13:05:02
歯科医院に勤めて25年近くなりますが、
犬の歯周病対策にこの知識と経験が役立つとは、
考えもしませんでした。
TVを見ていたら、人も犬も変わりないんだな~って思ったら、
少しはお役に立てる情報をお伝えできるかも知れないなって思いました。

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