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犬と私と羊...合言葉は「自然体」

訓練競技とトレーニングとトレーナー

2019年03月26日 | 訓練のコツ

どんなトレーニングでもなんらかの目標を立てると思います。

例えばダイエットなら体重を減らすことを目標にトレーニングを組み立てます。

 

 

競技会前の練習なら競技会当日までにどの部分をどのように詰めていくか?

週単位で目標を決めてトレーニングをして行きます。

 

詰めるとは?

脚側停座の位置だったり速さだったり、

作業に対する犬の理解度だったり、10科目あれば10科目全てを細かく分析します。

 

その時に、必ずトレーナーの先生(ウチはW先生)に見てもらいます。

私は競技・訓練歴が19年になりますが、それでも先生の目は必要です。

自分から見ると見えない部分って必ずあります。

見えない部分を見てもらうことで、ぐっと良くなったりします。

 

訓練競技って犬が横を歩いてれば良いように見えますが、

それだけではただのお散歩にすぎません。

 

犬の歩き方、犬の位置、犬の意識、ハンドラーの所作など、

競技には必要な要素がたくさんあります。

 

先日フィギアスケートの競技で、

ジャンプの種類(アクセル、ルッツ、サルコウetc)と、

その回転や高さ、着地によって点数が上下しているのを見ました。

訓練競技も同じで、皆が同じコースを歩き、同じ作業をして、

点数を競います。

スケートのエッジの向きで回転不足を取られたりするのと一緒で、

犬が1声符で座らなかったら大きく減点。

細かいところでは、お尻の位置がハの字になってたら減点、離れたら減点と

どんどん引かれていきます。

競技全体の印象を良くするために犬の意識を高めたり、

体の表現を作ったりもします。

そんなリングの中で評価を受けることは

犬にとって大きなストレスがかかっていることを

決して忘れてはいけない。

 

だからこそ、犬が自信を持って競技に臨めるようにできる限り細かく詰めて

練習して、練習して自信を持たせて、その日に臨む。

自分だけでは見えなかったものを先生と修正して、修正して見栄えを良くして

初めて他の誰の目で見ても正確で美しい演技になる。

 

競技というのは厳しいものです。

それを楽しめるように当日まで試行錯誤する。

犬と一緒に本当に心から楽しめた時、

一つ一つ積み重ねた努力は喜びに変わる。

 

 

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