りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

『桂まん我の 長講 三十石夢の通い路』(けふこさんからの投稿)

2012-03-18 10:09:24 | 落語会レポ(投稿)

桂まん我の 長講 三十石夢の通い路
       in 大須演芸場 3/17(土) 18:00〜

笑福亭生寿 子誉め

桂 まん我 書き割り盗人
        たいこ腹
 〜仲入り〜
        三十石夢の通い路

去年NHKの新人演芸大賞を受賞されたまん我さん。
そのときは「11分」 でやった「三十石」を、しっかり、ほぼフルバーョンで
(文我さんの時はさらにエピが多くて長かった気がするので、
 いったいどれが「オールフルバージョン」なのか、実は分かりませんが)。
いつもの「まん我道場」とは違い、「大須演芸場」。
入りはどうかな、、、と行ったら、2階までほぼ満席の大入り。
良かった良かった。
さすが、しっかり知名度も上がってます。

生寿さん、子誉めは定番の前座ネタですが、あれこれと新鮮さを感じさせてくれる話ぶりでした。

さてまん我さん。
書き割り盗人、はじめに絵を描くところがとても詳細で面白い。
後の展開がとても楽しみになるように文字通り「書き込み」。
泥棒が書き割りだと気づくまでの描写も細かくて、いちいち笑わしていただきました。
最後の二人のやりとりも、上方らしい、リズム感。楽しい一席。

たいこ腹、江戸版より、上方版の方がお話としての整合性はあるように思います。
幇間がやたら「金!」と言うのも、上方風だとただただ笑えるし。
こちらも細かい描写であちこちきっちり笑えました。

三十石。こういう、景色と人物がどんどん流れるように描写されるお話は、ふんわり聞けます。
歌も入るし。
大須で聞くと、ちょうどこちらも舟に乗っているくらいの感覚になります。
はめものも心地よく。

今日は三味線が一杯聞けたのも、嬉しかったです。

以上です!
-------------------------------------------------------コトリひとこと----------
以上、けふこさんからの投稿でした。
ありがとうございます。

まん我さん、久しく聴いていません…せっかく週末の会だったのに、伺えず残念。
演芸大賞はテレビで拝見しましたが、どうやって三十石を11分でやるのだろう?と思って聴いた記憶が。
あれはあれでよかったけれど、やはり、ゆったり聴きたい噺だと思います。

※落語会レポ 募集中(演目だけでもかまいません。)
落語会レポには、
落語会名、日にち、投稿者名(ハンドルネーム)をご記入ください。
宛先(りらっくご事務局):o-rakugo@mail.goo.ne.jp