りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

『桂文我独演会』(けふこさんからの投稿)

2011-08-10 08:08:19 | 落語会レポ(投稿)

桂文我独演会 8/7 18:30〜 大須演芸場

毎回楽しませてくれる、文我さんの会。
今回は怪談(怪異談)特集。

雀五郎  短命
文我   狸の化寺
こごろう 夢八
文我   伊勢松坂・扇屋怪談
仲入り
文我   死神

「短命」も怪談?! かもしれませんね、じつは。
雀五郎さん端正に。
一度「熱弁をふるっている」(文我さん談)ところも見てみたいです。

「夢八」 襲名の決まった(南天、良いお名前ですね)こごろうさん。
切れ味のいい関西弁で、どんどん運んでいく感じが心地よく、しっかり笑わせてもらいました。
にぎりめし食べるシーンが秀逸(笑)。
幽霊の伊勢音頭も面白くて、もっとたっぷり見たかったです。

さて、文我さん。
「狸の化寺」、最後、一気に狸が動き始めるのが見えました。
楽しい話です。

「扇屋怪談」、海から手が出て人を引きずっていくシーンがぞわぞわっ……と。
元ネタはかなり長いお話のようですが、「一話完結読み切り」の形にされています。

「死神」おなじみの話ですが、関西スタイルとでもいうべき味わいになっていました。
個人的にはあまり好きな話ではない(繰り返し聞くと飽きるんです。。これ)のですが、
文我さんのはとても「画」的に面白いところがあって、楽しめました。

呪文の最後が「アーメンそーめんひやそーめん」でしたよ?
今の若い人には分からないかも知れませんね。

次回は9/4。旅ネタで二回講演、豪華ですね。

以上です!
-------------------------------------------------------コトリひとこと----------
以上、けふこさんからの投稿でした。
ありがとうございます。

しっかり名古屋に定着した感じの文我師匠の会。
落語にとって、一地方である愛知県で、上方でしか聴けないような演目をしてくださる会はとても貴重で、
それゆえに、聴き逃していることが悔しい会です。
熱弁をふるっている雀五郎さん、私も見てみたい!
(雀五郎さんのコトリ的キャッチフレーズは「寡黙な落語職人」)

※落語会レポ 募集中(演目だけでもかまいません。)
落語会レポには、
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『立川志らく・柳家喬太郎二人会』(mthrmytさんからの投稿)

2011-08-10 07:49:42 | 落語会レポ(投稿)

『立川志らく・柳家喬太郎二人会』
8月6日 午後2時~ 豊田市民文化会館

開口一番はらく兵で「子ほめ」。
私、ちょっと見、小三治似のらく兵の隠れファン。色気がない、かな・・

去年は志らくがトリで、「火焔太鼓」と「疝気の虫」を演じたが、今年は逆になっている。

喬太郎が「初音の鼓」。
同行の友人が、この噺でこれだけ爆笑したのは初めて、と言っていた。
確かに、場内のテンション、異様に高くなっている。
志らく師匠、やりづらくないかと思っていたが・・・
続いての「たまや」は、もう、なんと言うか、どんどん引き込まれてゆく。
登場人物も、場面展開も、かなり煩雑なのに整理されていて、それが増幅して大いに笑わせる。
ところが親方が、死んだ筈の弟子に気付く場面で、突然、涙が出そうになる。
最後の「たまやぁ」で遂に涙腺決壊。
上手い!
「とても良い古典を聴かせて貰った」と思いそうになるけど、
これが天国のチャンピオンを元にした新作落語だなんて信じられない。
こうやって、新作は古典になる、という証左を目の当たりにしている気がする。

この噺が終わった段階で、3時20分過ぎ。えっ?!
中入り後は、さあ、どうなる?
喬太郎は、さあ、どうする?

志らく、「短い噺をやります」と振っておいて、長短。
手抜き無し。これも上手いなあ。

喬太郎、「新幹線の時間がありますから・・」と語り始める。
そりゃそうだ。観客は良いけど、演じる側からしたら、予期せぬ長い噺が前にあると、辛いよなあ。
で「ちりとてちん」。
喬太郎は、古典でも新作でも身を委ねて聞いていればいい。絶対の安心感。
時間を感じさせず、きっちりと聴かせてくれる。

終演、4時20分過ぎ。両師匠に心から感謝。堪能した。
駐車場に向かう途中、「あれ、志らくが、今、走って出て行ったよ。」との声を聞く。
新幹線に間に合っていれば良いけど。
-------------------------------------------------------コトリひとこと----------
以上、mthrmytさんからの投稿でした。
ありがとうございます。

私が最初に生で聴いた喬太郎師匠が「初音の鼓」、
そして、最初に生で聴いた志らく師匠が「たまや」だったように思います。

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コメント (2)
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