箱根の山は天下の剣というほどの深い山だが、名の知られた滝がない。箱根の滝をネットで検索すると千条の滝(ちすじのたき)、飛龍の滝、玉簾(たまだれのたき)の三滝がヒットするがその外に見当らない。雨が外輪山から一気に芦ノ湖に流れ落ちるためかな?
そんな訳で箱根の滝めぐりを例会山行で計画したが、アルコ15名のモノ好きが集まった。千条の滝は小涌谷から歩くが、登山鉄道に乗るのは何年ぶり~?…紅葉の渓谷やスイッチバックを眺めながら新鮮な気分になりました。箱根なら車かバスが普通で登山電車に乗るのは珍しい。
千条の滝は箱根の名に似つかない貧相な滝。滝から40分ほど登ると湯坂路の浅間山に着く。ここで昼食にしたが晴れの予報が曇り空で寒い。鷹巣山は一度下りて急坂を登り返すが、この登り返しが思いの外辛い。
国道に近い湯坂路入口の分岐を飛龍の滝に向かって下りる。200mの階段下りでヒザが悲鳴を上げる。飛龍の滝は箱根らしい滝だが山道を歩かないと見に行けないためか観光客が少ない。
畑宿で休憩し、旧街道を須雲川まで下りる。ここからバスで奥湯本まで行き、ホテル天成園の玉簾の滝(たまだれのたき)を見て、箱根三滝のハイキングを終了する。
登り450m、下り850mのウォーキング並みの山行と思ったが、結構歩いた晩秋の山行でした。
小涌谷10:00→千条の滝10:20/30→浅間山(昼食)11:15/50→鷹巣山12:15/25→飛龍の滝13:10/20→畑宿13:45/14:05→須雲川BS14:45…奥湯本15:00→玉簾の滝15:15/25→箱根湯本駅15:45
標高:小涌谷530、千条の滝600、浅間山800、鷹巣山830、飛龍の滝640、畑宿400、奥湯本185、箱根湯本100
久し振りに登山電車に乗り、スイッチバックと紅葉で新鮮な気分に。観光客で満席。
千条の滝の急坂で地元民の道路掃除。落葉が多く、頭が下がります。
流石小涌谷温泉。キレイな紅葉が続く。
千条の滝。軽井沢の白糸の滝と比べるとかなり貧相。
高さ3m・幅25mの小さな滝。岩肌を流れるいく条もの水が糸のように見えることからこの名が付いた。夏にはゲンジボタルが飛び交い幻想的な光景が見られる。
貧弱な滝だがこの後で集合写真を撮る場所がないので、サントさんから。
蛇笏川周りのキレイな紅葉。
滝から浅間山まで200mの登り。30分と書いてあったが45分掛った。
アチコチにイノシシが掘返した跡。探し物はミミズかな?
浅間山で昼食。今日は晴れの予報だったが寒い曇り空が恨めしい。
昼食30分ほどで山頂を後にする。ここはツバキの並木で、咲いている時に来たが見事な並木でした。
鷹巣山の急坂を登る。かなり息が切れる。
本日最高峰の鷹巣山山頂で、サントさんから。
国道一号線の湯坂路入口に向かう。ここを畑宿に向けて左折。
階段のガレバの道を30分程下りる。ドンドンとヒザに響きキツイ。
飛龍の滝の入口で、皆元気に下りて来た。
素晴らしい光景の飛龍の滝。ここには山道を歩かねばならず、箱根としては不人気な場所のようだ。
飛翔する龍を思わせる美しい滝。全長は約40メートルで神奈川県最大級。芦之湯と畑宿を繋ぐ自然探勝路の中間にある。
渓谷沿いに見事な紅葉を眺められて満足。
畑宿に着く。足が辛いとサントさんはここからバスに乗る。
旧東海道のリクエストを受け、畑宿から須雲川まで旧街道を歩く。
石畳は苔が生えていて、足を滑らせシコタマケツを打ちました。リーダーが最初にお手本~?
オソルオソル須雲川を渡る。
須雲川のバス停。ここから奥湯本まで歩道のない車道歩きになるのでバスに乗る。
奥湯本で下り、湯本の温泉街を下りる。かなりの急坂。
箱根ベーカリー本店。先日国分寺のタワーマンションで見て懐かしく感じた。鶴巻温泉のY君が好きな店。
玉簾の滝はホテル天成園の駐車場を渡った園内にある。快く入れてくれた。
玉簾の滝。
ホテル天成園の庭園内にある2つの瀧。現在でも近隣飲食店で使用される名水が流れ、癒しのパワースポットとしてもたびたび紹介されている。
女性メンバーが「ちもと」という店に入って行った。この店は和菓子というが有名なのかな?
16時前に箱根湯本駅に到着。今日の山行は箱根三滝が見られて無事終了~です。
今日の登りは450m、下り820mで山登りにしては軟弱だと思ったが、5時間半の歩きで、晩秋の紅葉を十分に楽しめました。
箱根は車やバスで名所を回るのが定番で、歩いて回る人は少ないと思う。歩くコースも色々と整備されているので、箱根の自然を知るならアチコチを歩くのが一番でしょう~ネ!
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