infinity

天皇と家族

2005-11-17 00:25:57 | beet emotion
昨日かな。紀宮様が結婚されたと思う。そのとき、天皇陛下が帝国ホテルでの結婚式に参加されていた。あと、天皇陛下が紀宮様に「これからは皇室行事には一緒に参加できなくなった。しかし、私達家族の絆は変らない。折を見て顔を見せなさい」といった事を伝えたらしい。
どきっとした。今まで天皇には家族があるなどと考えたこともなかった。確かに子供、皇太子はいらっしゃる。孫もいらっしゃる。だが、それが家族だと思ったことは一度もなかった。天皇家は、違う世界の人だと思っていた。その方が、帝国ホテルで父親らしく、堂々と嬉しそうに座っていた。それを見た時、もういいんじゃないかな。と思った。
天皇になくて、僕らにあるもの、一番大事なもの、それは「自由」だと思ったのだ。僕らには自由がある。職業選択の自由、恋人を選ぶ自由、婚約相手を選ぶ自由、選挙で好きな人に投票する自由、様々な自由を教授できる。それは自分で考えて生きることができるという事だ。天皇の姿をみた時、天皇には天皇を辞める自由がない。象徴である ということが、天皇から自由を奪ってしまっているのでは?と思ってしまったのだ。そこから解放されたのが、紀宮様の結婚式だった気がしたのだ。何でか分からないけど。
確かに天皇家は、歴史もあるし、血筋もたどれる。貴重な家系だと思う。でも、もういいんじゃないかな・・・。もし、天皇家が自由を望んでいるとしたら(絶対に言わないと思うけど)、そうしてあげればいいんじゃないかな。つまり、皇室典範を変更してまで、女系天皇を認めなくてもいいんじゃないかな。それが、唯一、天皇が自由になれる手段なのかもしれない。どれだけ続いたか分からないけど、その歴史に幕を閉じても、それは自然の事ではないか。その家系を、血を閉ざしては駄目だというのは、すごくキツイ事を押し付けているのではないか?と思う。何でか分からないけど、ものすごく思いました。もう、いいんじゃないか。と。普通の僕らが味わっている喜び、悲しみを味わう権利をあげたらいいんじゃないか。と。