Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

6(シックス)

2019-12-05 20:59:00 | 読書
(内容)
東京六大学野球。野球が何よりも好きで、一心に打ち込んできた学生たち最後の舞台。甲子園の優勝ピッチャー・星隼人が選んだのは早稲田大学野球部だった。彼が四年生の秋、東大の補欠選手、法政のマネージャー、明治の就活生、ミス立教を目指す女子学生、慶應の野球部員の母親、それぞれの人生が交錯するー。野球に関わる人たちの選択や葛藤、不安などを見事に描いたリアルで切ない青春小説!


最近ハマっている早見和真作品。

前に読んだデビュー作であり、野球関係の小説「ひゃくはち」がかなり印象に残っていたので、他の作品も読んでみたくなり手にとった。

小説のタイトル「6(シックス)」は東京六大学のことを表す。

大学野球にも興味があるし、観戦したこともあるので楽しく読むことが出来た。

それぞれの大学をテーマにした短編が一つに繋がっている。

中でも好きな短編は法政の編かな?

縁の下の力持ち的なキャラも個人的に好きである。

主人公の「銀縁くん」のキャラが最後の方まで頭の中でうまくイメージ出来なかったのが少し残念。

最近は野球関係の小説を書いていないみたいだが、また読んでみたいな。





★★★☆☆

FACTFULNESS

2019-12-05 12:11:00 | 読書
(内容) ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家ーほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。

 同僚から勧められて即購入した一冊。

 最近、この手の本を全く読んでなかったなあと軽く反省。

 内容的に面白かったし、かなり興味を惹かれてあっという間に読了。 

大きく得れたことは自分自身がいかに「思い込み」が激しいかということ。 

その「思い込み」を引き起こす10の本能が具体的に説明されている。

 納得感もあるし、自分の中に多くのことを取り込むことが出来た。

 私は理系ということもあり、すぐに数字に反応してしまう傾向がある。

 正しい数字を知る重要性も理解出来た。 直ぐに何かに応用出来ることは少ないが、心掛けを出来るキッカケとなった一冊だった。 




 ★★★★☆

父からの手紙

2019-12-01 19:17:00 | 読書
(内容)
家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作。


初読みの作家さん。

少し前に書店で山積みに置かれていて気になっていた作品だった。

最近、ブックオフで購入したので読んでみた。

父が失踪した麻美子視点の物語と刑務所から出所したばかりの圭一視点の物語と全く異なる二つの物語が繋がる感じはよく練られている。

ただのミステリーではなく、家族について色々と考えさせられ、なかなか奥が深い。

しかし、途中で展開がなんとなくわかってしまった点は少し残念。

でも、心に響く作品だったことには間違いない。




★★★★☆