(内容)
東京六大学野球。野球が何よりも好きで、一心に打ち込んできた学生たち最後の舞台。甲子園の優勝ピッチャー・星隼人が選んだのは早稲田大学野球部だった。彼が四年生の秋、東大の補欠選手、法政のマネージャー、明治の就活生、ミス立教を目指す女子学生、慶應の野球部員の母親、それぞれの人生が交錯するー。野球に関わる人たちの選択や葛藤、不安などを見事に描いたリアルで切ない青春小説!
最近ハマっている早見和真作品。
前に読んだデビュー作であり、野球関係の小説「ひゃくはち」がかなり印象に残っていたので、他の作品も読んでみたくなり手にとった。
小説のタイトル「6(シックス)」は東京六大学のことを表す。
大学野球にも興味があるし、観戦したこともあるので楽しく読むことが出来た。
それぞれの大学をテーマにした短編が一つに繋がっている。
中でも好きな短編は法政の編かな?
縁の下の力持ち的なキャラも個人的に好きである。
主人公の「銀縁くん」のキャラが最後の方まで頭の中でうまくイメージ出来なかったのが少し残念。
最近は野球関係の小説を書いていないみたいだが、また読んでみたいな。
★★★☆☆
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