Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

終末のフール

2017-12-11 21:11:03 | 読書
(内容)
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。
そう予告されてから五年が過ぎた頃。
当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。
仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。
彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。
家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。
はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?
今日を生きることの意味を知る物語。


完読を目指して読んでいる伊坂作品。

もう半分は過ぎたくらい読んでる。

本作品は8編からなる短編集。

テーマは地球滅亡まで残すとこ三年となった時、人は何を感じ、どう生きるか?

難しく重い内容は伊坂幸太郎っぽくない。

それでも、中に遊び心は散りばめられている。

各章のタイトルはハライチの漫才のように◯◯の◯ールというルールでつけられている。

若干無理矢理感もあるけど、伊坂幸太郎らしくて好き。

各短編が全体的に繋がってるのは繋がっているけど、いつもの伏線と回収というパターンはなく、あっけなく読み終わった感じ。

面白いのは面白いけど、伊坂幸太郎作品を知ってるものからしたら、少し不満。

もし、同じような場面に自分がなったら、どう考え、どう行動するかな?

一度ゆっくりと考えてみたい。



★★★☆☆