Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

Aではない君と

2016-07-28 12:36:50 | 読書
(内容)
勤務中の吉永のもとに警察がやってきた。
元妻が引き取った息子の翼が死体遺棄容疑で逮捕されたという。
しかし翼は弁護士に何も話さない。
吉永は少年法十条に保護者自らが弁護士に代わって話を聞ける『付添人制度』があることを知る。
生活が混乱を極めるなか真相を探る吉永に、刻一刻と少年審判の日が迫る。

薬丸岳の小説は「友罪」に続き2冊目。

読友さんからのオススメもあり、読んでみたかった。

相変わらず重く難しい少年犯罪の話。

でも、自分だけはそんな親になるわけがない、なんてことはあり得ない。

だから、読んでて少し怖くなった。

でも、気づかされる部分も多くあった。

やはり、家族というのはお互い支え合って行かなければならない。

特に子を持つ親として、ちゃんとした自信と愛情を持たないといけないと痛感させられた。

「物事の良し悪しは別として、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ。」という言葉に感銘を受けたと同時に身の引き締まる思いがした。

なんか、反省文みたいになったけど、小説として面白かったと思う。



★★★★☆