悼む人〈上〉 (文春文庫) | |
天童 荒太 | |
文藝春秋 |
悼む人〈下〉 (文春文庫) | |
天童 荒太 | |
文藝春秋 |
うーんうーんうーん、なんか不思議な話だったなー。
『悼む人』 は 『悼まずにはいられない人』 なんだよね。
宗教とか思想とか哲学とか、ではなく。
ただ 『悼む』 と。
だから誰かの救いになったりもすれば、嫌がられたりもする、と。
うーん、でもこの悼む人って、不健全じゃないかなぁ。
いや確かに読んだ後は救いを感じましたよ、物語に。
でもよくよく考えてみると、なんだか不健全だなーって。
多分物語の中でもそうだったように、悼む人をどう感じるかは人それぞれだしそれでイイって事なんだろうから。
まぁ私の中では、悼む人は不健全な人って事に落ち着いてしまいそうです。