若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

文字さえ書ければ、ポエット
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日日を豊かに遊び心

「告発のとき」を観てその2ー沖縄と携帯と

2008-07-28 | 沖縄問題
直接この映画に関わる事でないことだが気になったことが2つ。
 
一つは、昨日であの秋葉原事件から49日が経ったので、献花台が撤去されたそうです。
あの場に居合わせた少なからずの人達が、携帯で現場を撮影していたと聞きました。

「告白のとき」の筋の流れにも携帯の映像が重要な役割を果たしていました。
「彼らに何が起こったのか」の解明の鍵となっていた。
ソコには、主人公の息子とその仲間の兵士たちが路上で遊んでいるイラクの子供を虫けら同様に轢き殺した光景を当の息子本人が撮っていた映像がありました。

人が殺されている現場をまるで見世物のように取ってしまうその“insensitive”な感覚を、
わたくしは理解できません。
戦慄を覚える情況でみんなが報道カメラマン気取りになり得るのでしょうか。
ココに、今日的情況、イージーで無機質で無感覚な「携帯」の本質的なある怖ろしい側面を垣間見る思いがします。

これは、いったい何なのか、たがが外れてしまっている。 

もう一つは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に蝕まれた兵士が、社会問題になる位いるアメリカ軍を野放しに引き受けている我が日本の基地を思わないわけにはいきません。
とりわけその75%が集中している沖縄を考えざるを得ません。
この映画からも、これらの兵士達が無感覚に起こす尋常ならざる犯罪(殺人、レイプ、ひき逃げ、窃盗)が多発するのも容易に判断できるというものです。

寒気がする。

ナニが思いやり予算だ!!!

我が日本政府のあり方は、何かが狂っている。