若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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死刑制度ー情報公開せよでのやり取り

2008-07-06 | 死刑問題
アマユウ 2008年07月02日
■死刑肯定論とその批判
死刑は犯罪の抑止力だ、、、統計が否定している。
被害者感情を顧慮すれば当然だ説、、、被害者には理性がないのか。
殺人には死刑、犯罪と刑罰には等価性が必要だ説、、、等価を越えることこそ人間の尊厳の証しではないか。

■死刑廃止論
冤罪を死刑にしたら取り返しがつかない(団藤説)
死刑にしてもらいたくて殺人を犯すものには、死刑にしないことが刑罰だ(ヘーゲル)
両論ともまだまだあるけれど。
ところで「ライフ オブ デイヴィッド ゲイル」life of david gale という映画はご覧になりましたか?面白いですよ!レンタルビデオ屋でも借りられます。

ワコウ 2008年07月03日
アマユウさん

>死刑は犯罪の抑止力だ、、、統計が否定している。

これは、世界的に通説なのですが、
あるブログで、鬼の首でもとったように、抑止力になっているという統計をどこからか引っ張り出してきて、その周りの死刑肯定論者たちが、こういう統計が欲しかったとばかり、(この統計の信憑性かどうか調べなければいけませんが、捏造は今日日のことですからいくらだって作れますので)それに群がって悦に入っている場に出くわしました。
恐ろしい光景でした。

>被害者には理性がないのか。

被害者(また遺族)の方々にも、その犯罪は憎んでも、死刑を望まない人々が少なからずいるということがいろいろ知らべていくうちに分かりました。
うれしくなりました。
死刑にしても飽きたらない気持ちだが、死刑にしても何か釈然としないものが残る。そして、社会的に観れば、死刑が解決にならないと言うことがわかる。
個人(加害者)に帰しても社会が変わらない限り、似たような犯罪は起こる。
犯罪は、ある意味でその時代を投影した社会現象で、そういう社会に、メスを入れない限り解決はありえない。
わたくしの経験から言っても、たまたまソレに遭遇したと言うことで、個人的に加害者を憎むと言うふうには思えませんでした。
ソレ以前は、加害者と私は、マッタクの関係がなかったのですから。
考えれば考えるほど不思議な気持ちになりました。

>等価を越えることこそ人間の尊厳の証しではないか。

ソコですね。

問題は。

なかなか、超えることが難しいみたいです。
(特に直接関係のない痛み、苦しみを伴わない野次馬的根性の「世間の人々」が喧しいーなんていうことでしょうね)

デモ、人間を信じたいです。

尊厳を持ちたいです。

>「ライフ オブ デイヴィッド ゲイル」life of david gale

ある方からも進められました。
「デッドマン ウオーキング」もです。
借りてきてぜひ観ます。