若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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米兵による女子中学生暴行事件について-3

2008-02-15 | 沖縄問題
12日ショウさんという方から、次のようなコメントが入ってきました。
コメント欄にお返事するよりも、皆さんに読んでいただきたくここにアップしました。

<13年前の女子中学生陵辱と違って“被害”側にも相当問題があるのでは?
知らない男にナンパされて、バイクに乗って、男の自宅に行って、
その後車に乗って、一度降りたのにまた乗って、、、。
客観的に観て「合意」がなかったとは言いにくい情況だと思います。
本当にレイプなのか?
多くの国民がそう思っているのではないでしょうか?>

ワコウのお返事としましては:

レイプをされたいたいけな少女に対して、どうして暖かく優しい気持ちで対応が出来ないのかと。

先ずそこのところに思いを致すべきで、なぜ少女のとった行動を批判するのか、今彼女は、一生に一度起こるか起こらないかの凄まじい傷を受けているのです。悪いのは明らかにレイプした男で、その男を責めるべきなのです。
よしんば、100%譲って彼女が上に書かれている行動を取ったとしても、その男が卑劣な犯罪のレイプをしてもいいとする理由(免罪)には決してなりえません。

38歳の男の米海兵隊員と14歳の少女の間の関係では、普通考えてみても対等にあるはずがないことは容易に判断できます。恫喝され、押し倒され、殴られたでしょう、修羅場だったかもしれない。警察は明らかに彼女が暴行を受けたといっているのです。その証拠があったのです。彼女にあざや外傷があったと思われます。 或いは恐怖にすくんでしまって、硬直してしまったかもしれません。

わたくしが想像するに、その現場では、さぞかしどんなにか恐ろしく絶望的な気持ちになったことでしょうかと。
その時の彼女の心境を思うとやり切れません。このような状況の場合、14歳では、合意などあるはずがなく、ただただ恐怖におののきパニックになって、またどうしていいか分からず、そして家に帰える道さえ判らずとった行動だろうと思われます。
普通の状態ではないのです。被害者にとっては、一生を左右する極悪非情な事件にみまわれたのです。
誰もが、そんな時には、冷静な判断などできるはずがありません。まして14歳の子供です。

どうして、「さどかし怖かったでしょう、辛かったでしょう」となぜ優しい暖かい気持ちになれないのかと、反対にわたくしは、ショウさん、あなたに問いたいと思います。

今後この卑劣な犯罪に対して彼女の心の傷の深さを思うと胸が詰まります。

もし彼女が、ショウさん、あなたの妹だったら、お姉さんだったら、お母さんだったら、妻だったら、はたまた娘だったら、

上述のあなたが書いたような、インセンシティブで冷淡な判断ができないと思うのです。

生方先生から次のようなメッセージが届きました。
アメリカ兵に襲われたのは少女のほうに非がある、などと言っている
「心が病んでいる人たち」は、ぜひ「沖縄の生の声」を聞いてくださ
い。
「きっこの裏日記」
  http://www5.diary.ne.jp/user/533673/

きっこの日記より。平良夏芽さんの演説は素晴らしい1!

http://www.tv.janjan.jp/movie/shiminkisha/0802120684/s0802120684_01_v.php