佐賀県民の声 ~言わんと、なんも変わらんばい!~

実は日本には大昔から「村の寄り合い」や「民をいつくしむ皇室」などりっぱな日本的民主主義があった。ここは民の声の広場です。

【中学歴史教科書8社を比べる】50 ~⑽ 神道 ⑤ 明治時代(維新)の神道の描き方<その3>~

2017年01月05日 | 社会・文化・文明

ⅲ まとめと考察

 

 繰り返すが、神道は日本文明独自の重要な要素だ。

 そして、おそらく縄文時代に始まる古代信仰が仏教伝来を経てしだいに「神道」として自覚され、奈良時代頃から江戸時代末までの千年ほどの長い間、《かなりの宗教施設が神社でありかつ寺でもある》という《神仏習合のかたち》が続いたとされている。

 その形が大きく変わったのが明治維新のとき

 義務教育で教える日本史のなかで、この文明史・宗教史・生活史などにおける大変化を無視することは許されないことだと思う。
 なぜなら、そのことを知らなかったら、《現在の日本国民が目にしている何万もの神社や寺のかたちがなぜこうなっているのか》を知ることはできないからだ。

 《歴史を知る》というのは《現在を深く理解する》ということなのだから。

 義務教育で育てる日本国民には、祖国日本をできるかぎり深く理解してもらいたいと切実に願う。

 

~次回、GHQ占領期の神道~

<全リンク⇒> 神道< 3839/巻末索引40 /文明と宗教414243 /飛鳥4445 /鎌倉・江戸4647 /明治484950/GHQ占領期>


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