浮島ヶ原自然公園の南側を通る国道1号線。
元々湿地帯で地盤が弱いので、盛り土をした上を通っています。
その法面に生えたススキをかき分けると、ナンバンギセルが今年も咲いていました。
花をアップにしてみました。
ちょっと艶めかしい雰囲気です。
名前の通り、煙管の形ですね。
ナンバンギセルは、ススキなどの根に寄生する植物です。
宿主が地中から吸収した養分を拝借して成長します。なので、ナンバンギセルが元気だと、宿主が枯れてしまうことがあるのだとか。この性質を利用して生物的除草をしようという研究もあります。
こんな性質が、独特の雰囲気を作りだしているのでしょうね。