電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

040712(月) Si Satchanalai

2004年12月18日 | '04タイ旅行記
吊橋
 朝食はパイナップルのパンケーキとミックスジュース。本当はバナナのパンケーキを頼んだのだが今日はバナナは無いとのこと、ということはこのミックスジュースにもバナナが入っていない・・・(?)、まあ いいけど。
 
 オーナーに今日はどこ行くの?と聞かれSi Satchanalaiと答えると再び詳細にいろいろ教えてくれた。
 もともと「地球の歩き方 東南アジア編」にはそこが載っていなく、全く知らないところだったが、オーナーも勧めるしビジターズブックにも良かったといろいろ書いてあったので今日行くことにした。
 
 10:00AM、従業員の人に車でバスターミナルまで車で連れて行ってもらった。
 
 どのバスに乗ればいいか分からなかったが、「シーサッチャナライ~」と言っていたら、あるおばさんが手招きをする。ボロボロのバスに載る(16B)。まわりに観光客らしき人たちは乗っていない。
 なぜかテレビが付いているが当然映りは悪い。
 
 てっきりそのまま遺跡まで連れて行ってくれると思ったが、1時間後おばちゃんに呼ばれソウテウ(10B)に移ることに。
 乗っているのはもちろん地元の人だけ。本当にこれで遺跡まで行けるのか?と心配になったが、ちゃんとレンタサイクルのところで停まってくれた。
 
 自転車を30B(約80円)で借りそこのねーちゃんの言う方向へ。
 すると吊り橋が架かっていた。大きな茶色い川に架かる吊り橋・・・地元の人は平気な顔してバイクで渡っていく。自分は揺れる橋を自転車から降り、恐る恐る渡る。


Wat Phua Si Ratanamahathat外観
 渡った先には、すぐに美しい遺跡が。なぜかそこの近くでお店を開いているおばちゃんに入場料として10B(約27円)取られる(ホントかなぁ)。


Wat Phua Si Ratanamahathat門 かなり好きな写真です
 ここはWat Phua Si Ratanamahathatだ。門の中央のレリーフが素晴らしい。そこを通ると、遺跡の中央には今まで見たところと同じような塔がある。


ネコ
 登ってみると、塔の入り口にネコが「シャーッ」と威嚇、奥には物凄くたくさんのゴキブリの死骸が転がっていた・・・。
 その塔の後ろに、少しブコツな塔というより丸い丘のような形をした建物があった。そこに登ってみると遺跡全体が見渡せて気持ちがいい。


Chag Lomトラ
 まずWat Chag Lomへ。木の陰からこの遺跡が見えたとき、ちょっと感動。トラのような動物が塔の下部四方に並んでいる。美しい。漆喰が部分的に剥がれ落ちており製作過程がよくわかる。



 歩いてWat Chedi Thaeo・Wat Suan Kaeo Utthayan Yai・Wat Nang Phayaへ。


Wat Nang Phayaレリーフ
 Wat Nang Phayaの一部分綺麗なレリーフが残る壁があった。
 スコータイの遺跡、無骨な赤黒いブツブツと穴のあいたレンガに覆われているが、もともとはこのような美しい漆喰によるレリーフに覆われていたんだろう。丸い円形の柱が残っているが天井部は木で作られていたらしく、今はどんな姿だったか想像がつかない。柱の外側の上部の方に長方形の穴が空いているが木の梁が入っていたんだろうか・・・。


Wat Khao Phanom Phloeng階段
 次は丘の上にあるWat Khao Phanom Phloengへ。丘の上まで長い石の階段が続く。

Wat Khao Phanom Phloeng仏像
 ちょうど自分がついた時に、タイ人(?)の15人くらいの集団がワゴン車で乗り付けぞろぞろぞろ。丘の上に上がる。ここのブッタの顔が今まで見たそれに比べて一番好きな顔かな。

 それにアユタヤ・スコータイはブッタの頭にいつもチョンマゲがポーンと立っていたけどここのはとれたのかな?頭のブツブツも無い。それが帰っていい感じ。疲れていたところ癒された。

 朝起きた時は天気が悪かったが、シーサッチャナライの遺跡群についた時から素晴らしい青空が。アジアに来てから、いつもサンクリーム塗るのを忘れてしまい、肌が痛い・・・。


Wat Khao Suwankhiri門
 階段を降り、今度は隣のWat Khao Suwankhiriへ。
 急な坂道、自転車から降りて登ってく。自転車を置き階段を登ると、そこは木々に囲まれた静かな遺跡。珍しく屋根のついた小さな門があり、その両脇にはなにか人の石像が。どれも漆喰の部分が剥げ落ちて当時の姿はわからない。
 奥へ進んでいくと日本の寺にあるような階段と石畳の山道が続いていた。そこにある看板をみるとさっき行ったWat Khao Phanom Phloengへ通じる道のようだ。しまった!わざわざ苦労して坂道をあがってこなくてもよかったんだ・・・。まあ帰りの坂道を自転車で疾走するときは、最高に気持ちよかったからいいけど。
 
 再び来た道を戻りレンタサイクル屋へ。30分程待ちバスに乗り帰る。
 
 ここSi Satchanalai観光客もほとんどいないし(草刈っていたおじさんの方が多いくらい)、静かですごく良いところだった、来て本当に良かったと思う。
 
 バスを降りたところでクレープ屋(?)があり、そこにバナナが見えたので陽気なおばさんにも惹かれ1枚食べることに。卵をうすくスライスしたバナナと一緒に混ぜて鉄板の上に敷いたクレープ(?)の上にのせ、しばらくしてぺたぺたと包むように畳む。練乳をかけ砂糖を少しかけ出来上がり(15B)。すっごく甘いがGOOD。

 TR.Guest Houseに帰り、テラスでまったり食べる。そうしているとあるヨーロピアン旅行者二人組が目の前の別館に入りすぐにこちらに来て、ふたたび違うゲストハウスに向かった。オーナーの奥さんに聞くとこの二人組み、Lotus Villageに行くつもりがトゥクトゥクドライバーに隣のGarden Houseに連れてこられたらしい。そこはドライバーが連れてきて一部屋泊まる事になるとコミッション(40Bくらい)が入るとのこと。だから毎日隣にトゥクトゥクが停まるんだと、オーナーの奥さんが淋しげな表情で言っていた。
 

スコータイ名物エアロビ
 まだそういえばここスコータイ(New City)の観光をしていないので外に出ることにした。
 橋を渡って屋台が建ち並ぶ一角へ。ある川沿いの公園でスコータイ名物(?)エアロビクスを50人程の人が踊っていた。あっという間に市内観光終了。
 
 宿に戻り夕食としてMasaman Curry With Porkとコーヒーシェイク。するとオーナーより再び日本酒「忍」のサービス。嬉しいけどシェイク頼むんじゃなかった・・・。
 
 カレーは相変わらず美味いが、PorkよりChikenの方が良いかな・まったりテレビで日本のニュース(衛星放送)を見たり、日記を書いたりしていると、今度はオーナーの奥さんから差し入れ、さっき食べたバナナ入りクレープだ。夕食を食べる時に奥さんに話し掛けられ自分は甘いもの好きだと答えていたから、屋台で買ってきてくれたようだ。嬉しいけど太っちゃうよぉ。

 今日は宿泊客7人しかいない、テラスも自分と親子3人のみ。静かな夜のはずが宿の前の道をバイクなどが走っていくのは本当にうるさい(ここに来てから二日間は雨だったので雨音だけで静かだった)。
 
 日本人の女の子がテラスに降りてきたので話し掛けたら夜の10:30PM頃まで話し込んでしまった。久々に日本人と会話できて楽しかった。