のそのそ日記

イベント・展示会案内、その他つれづれ

擬似異世界

2021-07-30 02:21:00 | ノンジャンル
 異世界ファンタジーモノ、最初の頃は「別の世界に行ってチートな能力で俺無双」が基本だったけど、最近はなんかそのチート能力で異世界で政治トップになる話をよく見るな。
 やっぱり地元の政治家面々があまりに仕事しないから俺にやらせろってのが出てるのかな?

 でも上下水道の整備のことをすごく簡便に考えてたり、タマゴや小麦みたいな、共同体がそこそこ大きくならないと増産が難しくて本来超高級な食材を安いちょろい食べ物扱いしたり、畑作りになぜか畑を開墾してたり、これは小学校社会科教育の敗北なような気がする…。
 小麦粉とかボタンやネジ釘とか、生活にすごく大事なものは社会が早いうちに整備しておいたから安価なのであって、モノ自体が簡単に作れるわけじゃないのだと思うんだよな。

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1週間

2021-07-27 23:31:00 | ノンジャンル
 地元のワクチン接種券が20日に一斉発送しますって市のHPにのっていたんだけど、一向に届く気配がなくて1週間、番号だけでも調べておくかしら、とフォームに入力したんだけど、フォームのあちこちに「20日には送ります」って書いてあって、これ20日以降に入力しても有効なのかな?と逆に心配になってしまった。
 接種券がないと、大規模会場や学校や職域でも申し込めないから手も足もでません。
 頑張ってくれい、地元自治体。

 ニュースでも最近やたらと「若い人のワクチン忌諱」を伝えまくっているけれど、単に順番がきていないから仕方ないって思ってる人の方が圧倒的に多いんじゃないかという気がします。

 しみじみ最近またメディアのワクチンバッシングがひどくなってきたな。4~5月に河野大臣が「ワクチンは十分ある」ってうそぶいていた時は、ワクチンだけが感染拡大を抑えることができるって言ってたのが、7月になって大臣が「実はワクチンありません」って言い出したとたん公共放送「副反応の恐ろしさ」をがんがん伝えるようになってタチ悪いな!
 これって感染拡大した際、市民の側から国の手際の悪さを指摘されると困るから、「お前らが勝手にワクチン怖がって摂取してないだけ、自己責任」って言い逃れるための調整でしょう。
 こういう太鼓持ち報道、今までもあったけど、たった2ヶ月スパンでころっころ変わるのおけつが軽すぎ。大変不快。

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奥付を隠すな

2021-07-21 17:52:00 | ノンジャンル
乱暴な事を並べてしまったけど、とてもためになった記事もありましたオリンピック。
画家の山口晃氏のHP、オリパラのアートポスターを依頼されて五輪反対派だったんだけどどうしたもんか、と悩んだ時の逡巡をこまかく描いた記録が載ってるんだけど、それがほんとに細かい。
 コマ漫画形式なのでするする読めますんでぜひどうぞ。

 今日スーパーで買い物をしていたら、熱中症対策おすすめに、2Lのペットボトルのダン箱売りコーナーができていました。
 それで大体の箱山の後ろに「サントリー・○○」とか「伊藤園・○○」って値札に会社名&商品名があるんだけど、一部の商品にだけ商品名しかない札が。箱をみるとみんなコカ・コーラ商品で、これはやっぱ聖火ランナーに広告キャラバンつけて不謹慎にばか騒ぎしたり、小中学生の五輪観戦マニュアルで、観戦中はコカ・コーラ社の飲料1本だけしか持込を許さないとかの非情っぷりをかまし続けてさすがに顰蹙かったのが、商品販売にもひびいているのかもしれないな。
 トヨタも五輪広告やめたしな。

 しかし企業がスポーツイベントに広告の価値を見出さなくなったら(またはリスクを恐れるようになったら)今後のアスリートの資金援助問題にもなってくるんじゃないかと思うんだけど、感動をお届けするメディアはそのへんどう思っているのかちょっと知りたい。

庭日記も更新しました。


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夢と感動とヴァイラスをお届けする例のあれ

2021-07-20 17:15:00 | ノンジャンル
 オリンピックの開閉会式の音楽担当小山田圭吾氏が降板のニュース、いろいろ動く前にうっかりくだんのインタビュー記事を読んで、かなりしんどくなってしまった。
 悪名高いスピリチュアル親学をぶっこいていた絵本作家ののぶみ氏もスタッフにという話も見て、なんなのオリンピックスタッフってのは弱者を思い切り殴れるような人じゃないと参加できない規定でもあんのか??とくらくらしていたけど、どうもいろんな方面から猛反発があったようでどちらも参加取りやめとのこと。
 
 菅首相は欧米の感染者死者に比べてまで日本では人数が少ないから大丈夫、やめる決断はいつでもできる、自分は逃げないってなことをウォールストリートジャーナルのインタビューで言ってたけど、日本での感染が抑えられてるのは、政府が保証金も協力金も春先から払ってくれないにも関わらず感染防止に努めている多くの人や企業の努力のおかげであって、義務を果たしてない政府側のあなたが言う事じゃないでしょう。酷いな。

 TVをつけると出てくる人たち満面の笑顔でオリンピックとスポーツの素晴らしさを語り始めてて、なるほどこれが「始まったらきっとみんなオリンピックが好きになるはず」ってアレか…としんねり見ている。でも開会式前から感極まって泣きそうなキャスターはちょっとやりすぎだよ。
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女たちのテロル

2021-07-16 01:32:00 | ノンジャンル
「女たちのテロル」ブレイディ・みかこ著/岩波書店
 100年前のイギリスでも日本でも、女に市民権はなかった。
 女性にも賃金のある職業を、社会的な地位を、参政権をと地道に活動した人たちもいたけれど、この本に出てくる3人の女性はそういう話のわかった穏健派ではなくバリバリの武闘派。
 家庭内暴力に晒され続けて差別の構図を体で受け止め反逆した金子文子、マッドで過激な武闘派サフラジェット,エミリー・デイヴィソン。イースター蜂起のリケジョスナイパー,マーガレット・スキニダー。

 被差別者の声は、悪意もなく差別の自覚もない層には基本的には届かない、だから攻撃を開始するというのは、なるほどテロ行為なのだな。ただ「女が状況を変えるために武器をとり攻撃をする」存在だなんてまったく考えられなかった時代に、行動を起こした彼女たちの意志はすごい。

 100年前の金子文子の社会への要求は、今の女性の要求を残念なくらい似てました。
 リクルートの求人広告で、男性の募集欄には「手取り18万なんて生活できない」と書き、同じ雑誌の女性求人欄には「手取り最高18万!」とうたう、住居費も電気ガス水道税金も同じなのに。
 恥ずかしながら、自分はそういう差別の環境が当たり前と思って育ってきたので、女の子だし2番目だから大学行かなくていいって言われてもそうかとしか思わなかったし、性暴力にあいかけた時もお前に落ち度があったと言われれば反射で謝ってた。
 考えずにずいぶん長いことぼんやり生きてしまっていたなとまことに恥ずかしい。
ブレイディみかこの文章もえらい滑舌がよくて一気に読めました。面白かった。
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