金ローのハリポタを見た感想。
「秘密の部屋」からは本格的に魔法界における人種差別や階級差別が描かれ出したが、その中で差別に怒り立ち向かうロンや、ドビーを解放するハリーが”あるべき正義の姿”として描写されているのは児童書として素晴らしいよな。ヒーローってのは大蛇と闘うだけじゃないんだよな。こういう描写は凄く大事。
ヒーローの描写の話 誰でも好感を持てるすごさや強さより、理不尽や暴力の不安を経験した人だけしか魅力に気がつかない「正義」を付与するの、案外最近省略される事が多いからな。
ベタでまだるっこしいから描かないというのは不満ながらまあ判る、けど時々本気で「正義の必要性を考えていない」物語作りを見かけると、けっこうがっくりくるな。特に映画やアニメだと、その文脈を描いた人はそこそこエラい人で、役者や声優やアニメーターのスタッフがエェ…と思ってもなぞらなきゃいけない訳でしょその理不尽を。
悪人を悪く悪く悪く描きさえすれば、それを倒す主人公は好かれるっていう、わるものに依存した正義はただの暴力との分別がつけづらいからイヤ~。
「秘密の部屋」からは本格的に魔法界における人種差別や階級差別が描かれ出したが、その中で差別に怒り立ち向かうロンや、ドビーを解放するハリーが”あるべき正義の姿”として描写されているのは児童書として素晴らしいよな。ヒーローってのは大蛇と闘うだけじゃないんだよな。こういう描写は凄く大事。
ヒーローの描写の話 誰でも好感を持てるすごさや強さより、理不尽や暴力の不安を経験した人だけしか魅力に気がつかない「正義」を付与するの、案外最近省略される事が多いからな。
ベタでまだるっこしいから描かないというのは不満ながらまあ判る、けど時々本気で「正義の必要性を考えていない」物語作りを見かけると、けっこうがっくりくるな。特に映画やアニメだと、その文脈を描いた人はそこそこエラい人で、役者や声優やアニメーターのスタッフがエェ…と思ってもなぞらなきゃいけない訳でしょその理不尽を。
悪人を悪く悪く悪く描きさえすれば、それを倒す主人公は好かれるっていう、わるものに依存した正義はただの暴力との分別がつけづらいからイヤ~。