のそのそ日記

イベント・展示会案内、その他つれづれ

ちびちびさんと私

2018-08-30 16:20:00 | ノンジャンル
 私はコドモがちっこい頃の観察日記をちびちび本と題して同人誌に描いていたんだけど、小学校に上がる頃になったらわりと個性と個人の主張がはっきりしてきたんで、そろそろ親がツッコミ入れるのは野暮かなって事で終了しました。
 今でもイベントで「その後は描かないの?」と聞かれることがあってそれはとてもうれしいんだけど、たぶんそこそこ大きくなると、親に見えることなんて思考のごく一部だからね~、私が勝手にキャラにしちゃうのもはばかるんですわ。

 そんなちびちびさん、りっぱなオタクになって今では私のトーン貼りを手伝ってくれるほどなんですが、腐女子的な好みのズレがわりとはっきり判っているので住み分けもしやすい。
(昔に較べて漫画や小説の幅ってすごく広がったと思うけど、今世紀になってタグ付けってものが出てきてくれたおかげで、好みのカテゴリ別けがされやすくなったよね)
 でもって好みの守備範囲ってだけじゃなくて、たぶん年代的なこだわりというか主義みたいなものがあって、それは私にはわからないんだけど多分今の10代20代くらいの人が持っている感覚なんだなーと思うのだ。外から見た感じだと「優しさ」と「忌諱」を混ぜたようなふわっとしたもの。
 自分が経験していないので正しく知ることができないけれど、コドモはそういう感覚を持っている人なんだな、と教えてもらえることはとてもありがたい。

 私は子どもの頃、親が漫画を描く事をとても嫌っていて「そんなものを描くのはみっともない、恥ずかしいこと」「漫画の話を考えるのは嘘を考えるのと同じこと」と長く言われてきたんだけど、自分にとっては「言いたくても表現する言葉を持たない感情や状況を、架空の話や人にあてて経験・代弁してもらう」ことが漫画描きだったので、結局止めることが出来ませんでした。
 でも多分親の世代にとって、紙に絵の形でそんなまどろっこしく、ずばり一言で言えないようなもやもやした感覚を描くという事が、理解できなかったんだろうと思います。時代もとにかくスピードが大事って言われてた頃だったし。

 世代の差っていうのは、そういう見えない感覚との戦いなのかもなあ、とばっちゃはしみじみ思うのよ。
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クレーマーの味方

2018-08-29 20:45:00 | ノンジャンル
 体操の宮川選手がコーチから暴力を受けていた事が発覚し、日本体操協会がこの速見コーチを解任した件に対して、被害者の宮川選手がコーチ保護を要求するコメントを何度もニュースで流している。
 こういう報道をしているTVのリテラシーがあやしい。

 犯罪を犯したコーチを協会が処分したことに対し、暴力を受けた選手が抗議するというのは、法的なニュースではなくあくまで「感情の表明」なんだけど、なぜかニュースがそれを代弁してるような。

「コーチから暴力を受けたのは確かだが、コーチを替えられたら自分の選手活動に支障をきたすし、コーチを追放した協会は自分に対してパワハラをしている」

という宮川選手の主張を、VTRでながなが放送してる。対して

「本人が許容していたとしても、プロスポーツ界で暴力を容認することはできないので、処分の撤回はできない」

という協会の姿勢は正しいと思う。
これって

「自分の好きな人が人を殺したけれど、その人がいなければ自分の活動に支障をきたすので許すべき。処分をする側の言い分はパワハラだ」

と抗議する関係者に対して

「関係者が犯罪者を許すと言ったとしても、自分たちの社会で犯された罪は罪だからなかったことにはしない」

としごく真っ当な反応をしているだけだよね?
なぜかニュースでは苦情(感情の主張)をしている方に寄せた編集の仕方をしているのが嫌らしいな~。


 こういう「法より感情の優先」って空気は、ブラック企業の「成績が出ない→やる気がない方が悪」というゴリ押しや、販売・サービス業に対して明らかな暴力要求でしかないクレーマーを尊重して社員や悪意のない他の客をないがしろにする悪循環の原因にもなっていると思う。
 そういう悪事は昔からもちろんあったけれど、こうしてニュースで「クレーマー寄りの要求」を尊重するような伝え方をするまで放送倫理は劣化してしまったのかと、がっかりするな。


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知の場所

2018-08-27 23:29:00 | ノンジャンル
 大学の人文学科の是非についての話をネットで見かけたんだけど

http://before-and-afterimages.jp/news2009/2011/12/post-149.html

ざっくり「過去の偉大な学者のマイナス面をどう評価するか」

その個人そのものを否定的に語れば大きなポテンシャルをなかった事にすることになり、逆にマイナス面をなかったことにするのは社会的に許されない。
 その是非を語り合うことは、部外者にとってはいわゆる地雷案件であって公の場(TVや新聞誌上、ネットなど)でされるべきものじゃない、学校、それも高校程度でも厳しい。
 扱いに繊細さが必要な意見の交換には大学って場が、そこだけが知のシェルターとして許されるんジャマイカ。

 って私は受け取ったんだけど、正しいか場違いなのかはよくわからない。リスクフル・シンキングって言葉も初めて聞きました。

 昨今は大学が4年制の専門学校みたいになって、というかそういう状態でないと存在が許されないような日本になってしまっているけれど、もとのインテリジェンスを育てる場所として再び機能してくれるようになって欲しい。
 国を壊すのに一番効果的なのは、社会を荒れさせて(基本のインフラを酷使する)教育環境を破壊する(世代の成長を止める)なんだな…どんなに世代を重ねて培ってきた社会も10~20年でここまで荒れてしまうのか。

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夏休みも終盤

2018-08-24 17:12:00 | ノンジャンル
 昨日パン屋さんにいったら久しぶりに親分にお会いしまして、一緒に1杯コーヒーを飲んでまいりました。相変わらず元気に突っ走るおかんをやっていて楽しかったよ~。
 いつも顔をあわせていた頃は、おいその暴言なんとかせいや。とかしょっちゅう突っ込んでいたけれど、久しぶりに聞くと、いや~~これこれ安定の暴走おかんで元気が出ます。になってしまうあたり、自分もたいがい弱っておるな…

 通販もここ2日の間に投函しました。万一今週中に届かないよ!という方はお知らせください、メモメモ。
 台風がおさまるまで発送までばよかった…と、昨日になってきがついたので。ゴメン。
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上野散策

2018-08-21 20:19:00 | ノンジャンル
 今日は上野に出かけて科博と西洋美術館行ってまいりました。最初は東博で縄文展見にいきたかったんだけど、でら混んでいたので諦めました…最近の東博はすごいなー。学生時代なんかはいつも空き空きで回りまくりだったのに。
 科博も昆虫展やっていたので、小学生の男子が床一面に蠢いていてすごかった。ほんとになんで小さい頃ってあんなにムシが好きなんだろうねえ。(ばっちゃは今でも好きだけど)

 いいお天気なので出口のクジラ。



ガチャではトキはんこをゲット。ちょっとフタバスズキリュウが欲しかったんだけど。



大好きなミュージアムショップでは、なんと!クマムシぬいが売っていたんですよ。思わずゲットしてまいりました、普通のクマムシと乾眠中バージョン。(微妙にまるまり方が違う)



きれいな星座傘も折りたたみを買ってきました。あんまり日差しが強いので、帰りに日傘にしてきたんだけど、ちゃんと星座早見版のデザインを使っていてきれいです。

西美ではミケランジェロ展をやっていました。ミケだけじゃなくてどっちかというと古代ギリシャ彫刻(ルネサンス彫刻のリスペクト元)とかミケ時代の作家のスケッチとかちゃんぽんになっていました。
大物ラオコーンは撮影OKだったYO!



久しぶりの町巡り楽しかったっす。帰りにベーグル買ってきた。明日から楽しみだ~coffee


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