子供のころ好きだった特撮で、よく不思議だったのが悪の組織が世界征服をもくろむのはいいとして、征服した世界の維持管理はどうするつもりなんだろう、メリットはどれだけあるのかなって点でした。
社会のインフラを維持するのってとても大変だし、その手を抜いて征服された人たちを殺戮してしまうと、社会的な生産能力が落ちて征服してもメリットがなくなってしまうじゃないですか。
というのを最近のおらがくに見て思いだしました。
世界征服っていうのは別に高いとこに上って人がゴミのようだと高笑いする事じゃなくて、たとえば1億人いる下僕に対して生きていくことを許してやるかわりに、毎年俺様に一人あたり20万円よこせ、そんなにたいした額じゃないだろう。ってことなんだろうな。
働ける人だけじゃなく、老人も病人も子供も赤子もみんな払うとなると、社会にとって負担は大きい、でも下僕たちはもともとは健康で文化的な生活をしていたので、すぐ死んでしまう程じゃない。それでも負担が増えるときびしいから子供はなるべく少なく、経済活動も鈍ってくるだろうけれど、俺様が存命中は劇的な変化にならないから構わない。
今は市民の命を守る法律が邪魔しているけど、この調子で下僕たちが貧しくなっていけばその法律を撤廃しても反撃する体力がなければ大丈夫。
って単に消費税と憲法改正の話なんだけど、これは被害をうける市民目線で見ようとするとああかもこうかもって問題点が迷走してしまうけど、世界征服業視点で見たら、わりと筋が通ってわかりやすいのではないでしょうか。冗談です。