のそのそ日記

イベント・展示会案内、その他つれづれ

毒展(科博)

2022-11-29 11:11:57 | 日記

 前後してしまいますが週末に上野の科学博物館で開催されている「毒展」に行ってきました。
そもそも毒とは何かから始まって、動物植物鉱物の天然の毒だけでなく、環境に発生したもの人造の物から出てくるものなど、やさしく始まりだんだんマニアックなところまで紹介解説してくれて楽しかった。
 またカタログのオタクティヴなこと!普通にヤドクガエルの写真を表紙にしたジャポニカ風カタログを作りそうなものだけど、このファンタジーに出てくるような仕様の、背表紙にまで箔押しをしてくれたデザインがとても面白い。

常設展示や他の展示(Wild Fire展、温暖化問題の最前線でした)もよかった、久しぶりの科博でした。

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COMITIA142

2022-11-28 00:54:12 | 日記

 昨日オリジナルのイベントCOMITIAに参加してまいりました。
お越しくださった方、いろんな話に付き合ってくれた皆様、ほんとにありがとうございました!

今年の前半はいろいろテンパっていてイベントに行っても「とりあえず本を買おう…」と回って、なかなか読み終えないローテンションだったのですが、だんだん頭の靄も薄れてきていろんな話ができるようになりました。いつも相手にしてくれる友人諸氏には、ほんとに多謝であります。

 新刊はコピー本の庭話なので、ただのだらだら作業話なのですが、こちらも5年くらい前に比べて野良仕事が楽しくなったので、するする描くことができました。直に絵や活動する畑の話ができるのは幸せだな…

 長く活動している人も、初めて大きいビッグサイトのイベントに参加した人にも会えて嬉しかったです。こういう場を維持してきてくれたイベンターの方々にも感謝です。ほんとに。

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県立美術館

2022-11-15 21:51:45 | 日記

久しぶりに雨が降りました。
夕方栃木県立美術館の「印象派との出会い」展に行きました。ひろしま美術館のコレクションだそうです。
ここ数年、常設展示物をいろんなテーマで見直す企画展が多かったような気がして、大規模な洋画の展覧会は珍しかったような。あまりまめに通っていなかったのではばかりますが、美術館はとても広くてアップダウンの多い楽しい建物なので、こういう展示会が見られるのはとてもうれしい。

カタログも充実していました。最近はハードカバーがはやりなんでしょうか、昔は印刷はきれいだけど製本はやわらかい表紙が多かったのだけど。新美術館とかも最近はいつもハードカバーだなあ。

 

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世界征服業

2022-11-14 21:03:53 | 日記

子供のころ好きだった特撮で、よく不思議だったのが悪の組織が世界征服をもくろむのはいいとして、征服した世界の維持管理はどうするつもりなんだろう、メリットはどれだけあるのかなって点でした。
社会のインフラを維持するのってとても大変だし、その手を抜いて征服された人たちを殺戮してしまうと、社会的な生産能力が落ちて征服してもメリットがなくなってしまうじゃないですか。
というのを最近のおらがくに見て思いだしました。

世界征服っていうのは別に高いとこに上って人がゴミのようだと高笑いする事じゃなくて、たとえば1億人いる下僕に対して生きていくことを許してやるかわりに、毎年俺様に一人あたり20万円よこせ、そんなにたいした額じゃないだろう。ってことなんだろうな。
働ける人だけじゃなく、老人も病人も子供も赤子もみんな払うとなると、社会にとって負担は大きい、でも下僕たちはもともとは健康で文化的な生活をしていたので、すぐ死んでしまう程じゃない。それでも負担が増えるときびしいから子供はなるべく少なく、経済活動も鈍ってくるだろうけれど、俺様が存命中は劇的な変化にならないから構わない。
今は市民の命を守る法律が邪魔しているけど、この調子で下僕たちが貧しくなっていけばその法律を撤廃しても反撃する体力がなければ大丈夫。

って単に消費税と憲法改正の話なんだけど、これは被害をうける市民目線で見ようとするとああかもこうかもって問題点が迷走してしまうけど、世界征服業視点で見たら、わりと筋が通ってわかりやすいのではないでしょうか。冗談です。

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羅小黒戦記とアークナイツ

2022-11-11 01:15:00 | 日記

映画「羅小黒戦記」を見た時、とてもいい作品だったけど一寸不安になる要素がありました。
人間に住処を追われた妖精たちが、人間を排斥するために妖精の一人(主人公)の能力を奪おうとしたのを、人間の師匠が阻止して救い出し反逆の妖精を倒す。ってざっくりした話なんだけど、構成が中国の権力側が強く綺麗な師匠側で、反逆する妖精たちが市民の反抗分子とどうしても被ってしまったのだね。
反逆妖精たちはずっと主人公に慕われていて、終盤主人公の命を奪って力を利用しようとするたくらみをずっと苦しく思っている、と、反逆の理由も苦悩も描いているあたりで、この悪役たちがすごく人気が出たのもなんとなくわかるような。

決して現実の体制と反体制のVSを描いたわけじゃないと思ってみればすごくいい成長物語なので、個人的にとても好きな作品ではあるのですが。

逆に、最近見たアニメ版の「アークナイツ」はかなり直球。美しく優しい権力者側が、下衆な反逆者集団に襲われて危機に陥っているのを、主人公(ゲームプレイヤー)がチート能力で救い出す系の設定。
敵役を「事情のあるアウトロー」にするか「貧しくて下品で野蛮な顔のない群集」にするかで、作り手のバイアスが見えてしまうなと思いました。

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